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【産業医ってどんな人なんでしょう?】

産業医って、意外と認知度低いんじゃないかと思うんですよね。
産業保健に従事するまで、ワタシも名前程度しか知りませんでした。w

こんな特徴のあるお医者さんなんです↓


1)産業医は診断しないお医者さん

「あなたはうつ病よ」のように、何か言われるんざゃないかと考える人も多いのですが、産業医は診断をしません。
ちなみに、処方もしません。

じゃあ何をするのか。

働く人の体調などを観察して、健康的に働ける状態であるかを判断します。
第三者目線の貴重な意見を提供してくれるんです。

2)産業医は真ん中スタンス

「産業医は会社から雇われてるんだから、会社に都合の悪い話(退職話など)はできないよね?」
こんな質問をもらったことがありますが、ちょっと認識が違うかなぁ思います。

例えば、
○医療機関のお医者さんは働く人の味方
○企業弁護士は会社の味方
…と考えると、産業医はどちらにも加味しないスタンス?

働く人の健康状態が、会社の希望とどの程度マッチしているかということを真ん中の立場として見ます。
産業医にお金を出しているのは企業ですが、中立な第三者目線代というイメージでしょうか。


3)産業医は口がカタい

面談を申し出ると、申し出た人の氏名は会社に知らされます。
けれど、話した内容までは公開されません。
産業医は相談者の希望に沿って「健康相談でした」とか、「体調のご相談でした」など、サラリとまとめてくれるものです。

面談すると会社に筒抜けになると、話す方もいらっしゃいますが、本人の思い込みなのか、本当に根掘り葉掘り聞いてくる上長がいるのか、どちらかの要因があるのではないかと思います。
後者だとすると、企業体制に大きな問題アリですが…


まとめ

産業医は「健康相談したい」と言えばいつでも申し出ることができますし、定期的に会社に来る決まりになっています。

産業医の配置基準は、基本的には50人以上の従業員がいる職場。
けれど、それ以下でも選任してくれる会社は多いので、何かあったら思い出してみてくださいな^^

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