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【うつ病の新しい発見】

うつ病に関する新しい研究が発表されたらしいのです!

どんな発見なのか見てみます^^

サイエンスポータル


研究の概要

あらすじ

●世界初の研究結果が出た

●「うつ病」を人工的に作り出した
=脳の中の、どの部分のはたらきが弱まるとうつ症状が出るかがわかった

●人工的にうつ病を作り出した初の研究

●うつ病に関係のある脳の部位は、前の方(前頭葉)の内側

うつ病を人工的に作り出した霊長類の研究という点が新しいようですね。
実験はラットが多いと聞きますが、人の脳に関する領域に霊長類の研究が少なかったという事実が驚きでした。
なぜサルを使った研究は稀なんでしょう?


研究の結果

●うつ病と関連のある脳の場所は、前頭葉の内側

うつ病の症状が出るときに、機能が低下している場所が明らかになったようなのです。
ようするに、脳の「そこ」に働きかければ、うつ病の症状が良くなるということですね。

その発見がなぜ有意義なのか。
うつ病を治す薬を開発するときにターゲットとする部位が特定できますし、「そこ」の機能を見ることでうつ病になりそうな人を発見する・診断するなどのシステム作りができるかもしれないから。

研究って、ホントに尊いものだと思います。
動物にも感謝です。


うつ病と抑うつ症状は違う?

うつ病になる“原因”はまだ未知の世界。

の、はず。

遺伝のせいでなるものか、環境のせいなのか、いろいろ説があり、複合的に起こるのではないか?…と、言われているものです。

卵が先か鶏が先かみたいなハナシですが、
●うつ病の人は抑うつ症状を示すけど、
●抑うつ症状を示す人が全てうつ病ではない

…ということでしょうか。
ネット上でも混同されることが多いので注意したい視点です。

と、考えると、今回の研究は、うつ病の人だけではなく「抑うつ状態の人」にも適応されるということなのでしょうか…?
論文を読んで詳細を知りたいですね^^


欲を言うと、抑うつ状態がなぜ起こってしまうのか…なんて研究も、今後は進むと嬉しいものです。

こういう研究をしてくれる人がいるから、ワタシたちのような現場の人間が根拠を持って動けるのですよね。
ありがたやありがたや(^_^)

発表元 東北大学


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