ライブ配信のチケット代について考えてみる

ライブ配信がインターネットに詳しくないお客さんには優しくないという記事を以前に書いた

今度は配信ライブの料金について考えてみたい

今年の3月以降激増したライブ配信、どうもまだ相場が定まっていない

俺が自分でやるときは500円とか。無料でチップ制にするときもある。共演者がいるときは1000円から1500円くらい。

ところがまわりを見渡せば4000円というのも見かける。果たしてローカルミュージシャンにそんなお金を出す人がいるだろうか。何度かは買ってもらえるかもしれないが継続性という観点から考えると極めて難しいのではないか?でも熱烈なファンが50人いる人なら成り立つのかもしれない。4000円で50人が買ってくれたら20万円である。いろいろ経費を差し引いても1日の収入としては悪くない。ただし常に50枚売れるのかと考えるとやはり厳しいんちゃうかなと思う。余計なお世話やけど。でも常に売れてる人もごく稀にいると聞く。有名な人ばかりが稼いでいるわけではないということを実感する。

参考までに有名な人のものをみておきたい。

あの音に厳しいので有名な山下達郎さんがライブ配信をやったので話題になった。

これは4500円である。

さて、ロック界の大御所B'zがやるのはいくらであろうか。

これは3500円である。


さて、今をときめくスーパーバンドOfficial髭男dismはどうだろうか

なんと2200円である。安い。どれほど売れたのだろうか。普段のコンサートよりおそらく儲かっているだろう。

そんなもの気にせず自分で自分の値段をつけろと言う人の気持ちはよくわかる。それは正論である。しかしお客さんに正論をぶつけても仕方ない。俺が客なら大して有名でもないピアニストが生でもないインターネットライブに4000円をつけていたら絶対買わない。やはり今の500~1500円くらいのお値段くらいがちょうどいいのではないかなと思う。500円だったらお試して聞いてみようかなという気になる。

ちなみに無料にしてチップ制にしたほうがいいよという意見もよくあるしお客さんでそう言ってくる人もいる。俺もつい最近までそう思っていた。しかし、チップ制をすすめてくるお客さんが実はお金を払いたくないだけだったということが何度かあったのでやはりあまりよくないのかなと考えたりもした。

誤解のないように言っておくとこれは払わないお客さんが悪いと言っているのではない。お客さんが無料に慣れてしまうとコンテンツとしてどうなのか、ということが言いたいのである。常にスポンサーがついているテレビ番組とは意味が違う。これについては俺の中でまだ結論が出ていない。いろいろな意見があることはもちろん承知している。

今のところは、という限定付きであるがやはり安価であっても少しはお金をいただいたほうがいいのかなと考えている。







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