ウベラメグミ「Enerzine」
イラストレーターのウラベメグミさんが拠点とする長崎県東彼杵郡波佐見町は、『波佐見焼』の里。町中にたくさんの窯がある。
土の記憶、火の記憶、手の記憶。一度訪れたことがあるけれど、ここは不思議な郷愁を覚える。その正体はなんだろうと思う。
ウラベさんによる ZINE『Enerzine』にもまさに、土の記憶、火の記憶、手の記憶が描かれている。土さえも暮らしのリズムの一部にに取り込もうとしてきた人間の、プリミティブなエネルギーを筆に託して、季節の巡り、言葉と共にまとめたような1冊。
図録や作品集とは一線を画す、絵本のような仕上がりです。
シンプルで力強い動物と植物の表現がすばらしい。特に個人的には雪山の表現が好き。子どものような無邪気さと、ときどき垣間見えるフリーダ・カーロのようなプリミティブな狂気(土と火の記憶かな)。眺めているだけで元気がもらえます。
パワースポットみたいな存在。最高。
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サイズ:18cm × 25.8cm
ページ数:26P
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アーティスト紹介:ウラベメグミ / Urabe Megumi
長崎県波佐見町を拠点に制作活動をしている作家さん。
イベントやフェスにてライブペインターとして出演し、活動の幅を広げる。その他、パンフレットやロゴ、ウェルカムボード、挿絵等のお仕事も。
イラストに添えられたハッピーなメッセージに元気をもらえます。
https://www.megumiurabe.com
https://www.instagram.com/urabemegumi
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