🌮 taco’s homies 🌮 vol.19 / ４月 / APRIL 🌮

“ APRIL ”

FOLK old bookstore と PARK GALLERY の企画展『OUR PARK 〜みんなの公園〜』のネタ探しに淀川沿いを自転車に乗って人間観察していたら、よく見るジョギングしてる人、犬の散歩をしてる老夫婦、釣りをしてる人、キャッチボールをしてる少年たち。

これらはいつも通りの光景だけど、その日は見たことない高校生くらいの少年が川に向かってサックスを吹いてた。先月観たばかりの映画「BLUE GIANT」みたいだなあ、とじぶんの記憶とリンクして少し距離のある場所から盗み聴きしてた。

毎日の気になることの詰め込み絵。
今月は JAZZ の気分。

APRIL.
My homies.

淀川のサックス少年はとにかく長く音を出そうと練習しているようで、
春の晴れた空に小気味良い音が響いていて、なんか良いもの見れた気分になった。
がんばれ未来のジャズマン。

いろんなジャンルの音楽を聴くのが好きで、JAZZ はあんまり詳しくないけど、
昔ギターを趣味程度にかじってたこともあってか、バンドってかっこいいなと思う。
この絵は Miles Davis の「Blue in green feat. John Coltrane & Bill Evans」
（なんて豪華なメンバー！）を聴きながら描いててた。

ハイボールは好きだけど、ウイスキーのロックはまだ飲めない。
阿佐ヶ谷に住んでるとき、あまり知られてないかもですが、
JAZZ が地域に根付いてる町だったから、一度だけジャズバーに行ったことがある。
ウイスキーのロックを飲んでるおじさまが、そのときはめちゃくちゃ大人に見えた。

もともとJAZZは全然聞いてこなかったんですが、
興味を持ち始めるきっかけになったのがビートメイカー
「MADLIB」の「YESTERDAYS NEW QUINTET」。
20代前半の頃、代官山で偶然出会ったことがあって
「ぼくはあなたのビートがすきです」と初級中学生英語で
ファンだという気持ちを伝えたら無言で微笑みながら
ヒップホップ的な握手をしてくれた。
ありがとう！

初級英会話事件の何年か前からずっとヒップホップにハマってて、
JAZZ をサンプリングのネタにした楽曲に入れ込むようになり、
バイト代を握りしめレコード屋さんで元ネタを探しに行くようになった。
いろいろ聴いてるうちに「Stones Throw」というレーベルがすきなことに気づき、
いまでも聴いててお世話になってる。
クラブのイベントで来日することになってレーベルのメンバーに会うことができたけど、
いちばんすきだった「J Dilla」と「MF doom」には会うことができなかった。 R. I. P!!

いつかは行ってみたい超有名ジャズクラブの「BLUE NOTE」。
まだまだじぶんにとって敷居が高く感じてしまっていて、いつになることやら。
本場のニューヨークの店舗にいつか行きたいなあ …

・・・

See you
May !!
Taco

連載 『taco’s homies』 by taco｜縁側 by PARK GALLERY｜オンラインマガジン｜note

Taco
音楽・映画・食べ物などなど、すきなものを絵にしています。 https://www.Instagram.com/taco_bb_