＃アートとパリテ

明日少女隊

私たちはフェミニスト・アーティストのグループとして、これまで政治分野のジェンダー平等のためのアート作品を多く発表してきました。たとえば、2018年のアメリカ中間選挙／2019年の日本の参院選に向けて制作した、グラフィック作品があります。これは、ロサンゼルス在住の彫刻家Elana Mannとバイリンガル・ウェブ・マガジンHoneyhandsとのコラボレーション作品です。

英語版ポスターにはこのような言葉が書かれています。
”Women's place is in the house and in the senate”（女性の居場所は家庭／下院、そして上院だ）。これは、テネシー州の国会議員Anna Belle Clement O'Brienが、1976年の選挙活動で用いたスローガンです。長らく女性の居場所は家庭であるとされ、多くの女性が声をあげてきましたが、その価値観は世界中でいまだに根強く残っています。

日本語版ポスターには、「家でも政治でもジェンダー平等！」という言葉を選びました。日本の政治家の女性割合は世界と比較しても低い水準にあり、さらに家庭内でのジェンダー格差に苦しむ女性も多くいます。DVやモラルハラスメント、育児支援の欠如、性被害や性の健康／権利の軽視など、政治のジェンダー不均衡が私たちの生活の安心を脅かしている現状があるのです。

政治家は事あるごとに「女性の活躍」という言葉を使いますが、はたして彼らは「女性」を本当に対等な「人間」として尊重しているのでしょうか？

特定の属性（異性愛者・シスジェンダー・年長の男性）が政治の場を独占している今のままでは、性別に関わらず誰もが安心して生活を送れる社会が実現するとは到底思えません。
「家でも政治でもジェンダー平等！」明日少女隊はパリテ・キャンペーンを応援します！

☆関連リンク

家でも政治でもジェンダー平等！ー明日少女隊
https://tomorrowgirlstroop.com/iedemoseijidemo

明日少女隊note
https://note.com/ashitashoujotai

家でも政治でもジェンダー平等！ーhoneyhands 記事
https://www.honeyhandsmag.com/post/2019/04/09/gender-equality-at-home-and-the-senate?fbclid=IwAR3J78mN5Y4dpg_Yn12eAaHiqjgnISHvZudVnr927jENbuMP-cs1qBVjhWY

Elana Mann, Instruments of Accountability
https://www.elanamann.com/project/instruments-accountability