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オタクに優しいギャルという概念

自分がオタクだと自覚してから15年ほど経過しましたが、
最近になって新しく好きになった女性キャラクターの属性があります。
それがオタクに優しいギャルです。

もともと2年前くらいにプロセカの白石杏を好きになったときに
「昔はこんな陽キャで派手めな子そんな好きじゃなかったよな…」って思ったんですが、ここ最近になってそういう系統の子好きになってるなということに気づいたので自己分析と主観で考察したいと思います。

①オタクに優しいギャルの定義

私が思うオタクに優しいギャルは下記条件に合致する、
または近しい性質をもつキャラクターです。

・1軍女子である
・1軍ではない子と仲がいい
・人によって対応を変えない(差別しない)
・クラスやグループ内で見た目が派手な部類
・大抵誰からも好かれ、人間関係構築がうまい。上手くいかない場合はほぼ嫉妬
・距離を詰めるのが早い
・優しい
・好みを否定しない
・基本ポジティブ
・ファンクラブができていそう

こんな子いたら好きになるのは自明の理。

②ハマった理由

先述の通り15年前くらいにけいおん!から深夜アニメを嗜み始めて以来、オタクとして学校や社会のすみっこぐらしをしていたのですが、最初からオタクに優しいギャルが好きだったわけではありません。私の好みの属性には変遷があるのでそういった経緯でオタクに優しいギャルが好きになったのかを考えることでハマった理由を考察していきます。

・オタク初期
しゅごキャラ!の日奈森あむ、河合荘の律、トトリのアトリエのミミなどツンデレや素直になれない系か大人しめか清楚系のキャラが好きでした。見た目はツン系が多いですが派手って程ではないかと思うので私の定義した「クラスやグループ内で見た目が派手な部類」に反します。とりあえずツンデレのギャップは至高

しゅごキャラ!の日奈森あむ 
制服着崩してるのでギャルっぽいが本人は小心者なのでセーフ


・オタク中期
アマガミの梨穂子や紅心王子の花などこちらも見た目は派手じゃないですがシンプルにいい子やおっとりした子、家庭的な子などが好きになりました。1.5軍くらいのいい位置にいるとか1軍の中にいるけど大人しめな子みたいなポジションにいます。このタイプも派手な子ではないのでまだこのタイプが好きになる片鱗は見えないですね…。
とりあえずめちゃくちゃいい子なんだから好きになっちまうのは必然。

アマガミの梨穂子
いい子だしかわいい。まったくギャルではない


・オタク後期
オタク生活15年で生まれた突然変異、オタクに優しいギャル属性好きの誕生です。
プロセカの白石杏や虹ヶ咲学園の宮下愛など
オタクに優しい(優しそうな)ギャルです。
見た目が派手だけどオタクや社会的弱者に対しても分別なく優しいいい子ですね。
別に本当に優しくなくてもよくて、優しそうなら十分好きになれる要素があります。

プロセカの白石杏
この距離感で来られたら好きになるのは必然

優しいというのはオタク中期のころから好きなタイプとしてありましたが、
オタク初期のギャップが好きというところは見た目派手「だけど」優しいという点にギャップ萌えを感じたことで一定の共通点を見出せます。
私のオタク初期と中期が合体されることで爆誕したのがオタクに優しいギャルなのです。

③何が魅力的なのか

オタクという社会的には弱者とされる存在に優しいということはほぼ全人類に優しいのだろうと解釈できます。
根っこからいい子なので打算や気を遣ってではなく、自分がそうしたいから、その子が喜ぶと思ったから行動できることも特徴としてあります。
それに加えてギャルということで社会や学校生活において1軍なので、その他の1軍に対して対等以上に渡り合えます。オタクに優しいギャルはオタクだから優しいのではなく、オタクにも優しくできるギャルなので、
もはや全人類に優しいギャルと言ってもいいでしょう。
早くギャルに優しくされて、勘違いして好きになって、自分に特別優しいのではなくみんなに優しいんだってことに気づいて、自分とギャルの社会的格差に圧倒されて、住む世界が違うんだって儚くなりたい。


④非実在性が尊い

私の経験上オタクに優しいギャルは現実に存在しません。
同性のオタクに対して優しいギャルはいても異性では多分いません。
人間関係を円滑にするため、自分の地位を上げるためなどの理由から表面上優しくしていたりしているギャルはいるかもしれませんが、ギャルとオタクは誰が見ても1軍と4軍くらい差があるので無意識にでも下に見てしまいます。知らんけど。
それはオタクに優しいギャルに非ざる、普通にギャルです。
この非実在性、希少性によって存在するだけで有難がられるものとして崇め奉るべき存在へとなっていくのです。


⑤オタクに優しいギャルの亜種【オタクなギャル】

これはちょっと余談なんですが、着せ恋の海夢などを筆頭に据えられるようなオタクなギャルという属性があります。
これはオタクに優しいギャル科に分類された亜種だと考えています。
オタクに優しいギャルが存在するアニメや漫画などでは展開の都合でオタクの趣味嗜好は陽キャか陰湿ななにかに否定されます。その時の趣味嗜好に対しての理解度はギャル自身がオタクであるか否かによって差があるのでその後の展開は変わっていきます。

一般的なオタクに優しいギャルはオタクの好みを否定しない存在であるため、同じ趣味嗜好を持った仲間でなくてもオタクを庇ったり気にしないであげることが出来ます。
オタクなギャルは、共通のオタク趣味の否定=自身の趣味の否定と捉えることが出来るため、自分事としてオタクに対してより距離の近い仲間として一緒にいることが出来ます。
個人的にはオタクなギャルも大好きですが、住む世界が違う儚さをモブCくらいの距離で感じたいのでオタクじゃないほうが好きです。

総評

以上が私の考えたオタクに優しいギャル論になります。
突然変異で好きになったのかと思ってましたが好きになった理由がなんとなくわかりましたね。こじつけ感もあるけど。
書き終わって改めて考えてみたら、社会で生きていくにあたってコミュ力って大事だよな…とか思い始めたので、コミュ力お化けでパーソナルスペースガン無視なところもギャルが好きになった要因の1つかもと思いました。
またオタクに優しいギャルを探さないと!!!!

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