スマホが苦手な世代
夫婦ふたり子なし生活早30余年。
一部の親戚や知り合いからは『子供がいないと寂しい老後になるよ』と言われ続けましたが、日々夫婦ふたりで楽しく過ごしております。
教育費用を考えなくてもいい分、老後や余暇を過ごす楽しみ。
夫が元気な60代半ばまではあちこちふたりで旅行を楽しんでおりました。
夫が病気になって10年超え、わたしも2年前からがん闘病生活に入り、外出はできなくなりましたが、ふたりで過ごす時間がなにより貴重。
おうち時間がほとんどなので、外界との接点(笑)があまりないのが弱点。
夫はスマホではなくてガラホ(ガラケー)使用。
わたしは3年前にスマホデビューして現在に至ります。
それまでタブレットとパソコンとガラホで頑張ってました。
最初、スマホを購入したときはどうやって操作したらいいかわからず、かといってドコモの販売員は操作を教えてくれるわけでも無くて、自宅に帰ってパソコンとにらめっこで悪戦苦闘する日々が続きました。
アプリの入れ方、電話の取り方、電話の仕方、設定の仕方などなど
きっと子供がいれば一瞬で操作が出来るのになぁと、その時は子供のいるありがたさを感じました。
従妹ちゃんもスマホに買えた時は娘ちゃんにいろいろ設定してもらって助かったそうですが、旦那さんに対しては娘ちゃんに偉そうに教えろ!という感じで接するので、めんどくさい!と言ってわざと教えてやらないのだそうです(笑)
スマホに変更しても1年くらいガラホとタブレットに頼っていました。
2年前にがんの手術で長期入院を余儀なくされたのを機に、スマホを本格的に触り始めました。最初はパソコン持参で入院しましたが、重くて設置が面倒。スマホの手軽さに初めて気づいた瞬間でした。
入院中は暇を持て余していたので、ゼペットのアプリを入れて毎日着せ替えて楽しんでいました。(看護婦さんも休憩の時にされてました)
退院してからはスマホが主流でパソコンは主に修正で使っています。
現在は娘ちゃん世代の看護師さんが3名、週3日お世話になっています。
わたしのCVポート(栄養剤の点滴)の管理と入浴介助に来てくれます。
入浴タイムは看護師さんと女子会タイム。かなり楽しみな時間です。
彼女たちのお母さんはわたしより年下らしく(自分の母親よりも)シミも皺もなくてとても若く見えます!と皆さん褒めてくださいます(嬉)
母親世代はスマホが苦手という方が多いと聞くけれど、○○さん(=わたし)はスマホやパソコンに慣れてらっしゃいますよね~
自分では得意でないと思っていたことが、そんな風に言ってもらえると非常に驚くとともに嬉しいものです。
それと、月に数回訪問してくださる金融機関のお姉さん。
同じく従妹ちゃん娘ちゃん世代です。お母さんは私より2歳下。
先日、高齢(80代)の顧客様を訪問した際に、スマホで電話を掛けるのはどうすればいいか?と聞かれたそう。電話の画面がどうすれば出てくるのかわからなかったそうです。
画面を左右に移動させたり、タッチしたりして説明しながら一緒に操作したとのこと。
高齢化社会の日本。
ワクチン接種の電話が殺到するわけですね。
ネット予約は高齢者にはハードルが高すぎる。
その前にネットを使える高齢者が少ないことが問題です。
もっと高齢者にも優しい簡単なものが普及するといいのになぁと思うこの頃です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?