小2の私とタイタニック


先週から金曜ロードショーで2週連続でタイタニックが放送されていた。
私は今30歳なので公開当時は小1か小2であった。
あまり娯楽にお金をかけない母が珍しくVHSを購入し(それも前半後編と2本に別れていたなぁ)一緒に鑑賞した。

あまり設定は覚えてなく、執事が嫌なやつだったとか、なんて大きなおっぱいだとか、祖母がケイトウィンスレットの美貌を絶賛していたことぐらいしか印象はなかったものの、かの有名な曇った窓をバンとするシーンは幼心にドギマギしたものだった。
後半の発泡シーンは怖くて直視できず、特に乗組員が頭を撃ち抜いて自殺するシーン、
船長や老夫婦、親子が浸水する部屋で身を寄せ合う姿は大変悲しい気持ちになったことを覚えている。

そして私は初めて映画を見て泣くという経験をした。

楽隊が奏でる讃美歌、セリーヌディオンの曲とタイタニックと乗客の最期を見て幼い私の涙腺は、決壊したのだ。多分母よりも、泣いていた。

しかし最後に老いたローズがダイヤを海にエイ!と捨てるシーンは理解に苦しんだ。あんなに大人達が探していた物をよりによって海に..?勿体なさすぎる。あんなことをしたら今後いくら資金を投入しても見つかりっこないではないか。
そのあとベットに横たわるローズが寝ているのか老衰したのかがとても気になり何度も母に尋ねたものであった。
母の見解では老衰。そこでも、超高齢のおばあちゃんに色々無理させたから死んじゃったのかな..と少し悲しい気持ちに。

そして近所にいたおませな同級生A子ちゃん(小2なのにDA PUMPのSHINOBUが好きという渋い子であった)がタイタニックごっこしよー!と言って両親の寝室で例の車窓バンシーンを再現したこともあった。

A子ちゃんはローズ、私はジャック。
なんとまぁませていたのか...A子ちゃん。
暗闇の中で私が壁ドンのようなポーズをしながら、A子ちゃんが窓(架空の窓)バン。

ドキドキなどするわけもなく指示されるまま淡々とこなしていたがA子ちゃんはどんな気持ちであったんだろう。恐ろしい(笑)

それから20年あまり、金曜ロードショーで改めて見ると当時とはまた感想が違ったり同じだったり..となかなか面白く視聴できた。
というか、若かりしディカプリオがかっこよすぎてウットリ..。
そしてローズのダイナマイトバディ、なんと美しいことか..。
当時は大人になれば女性は皆こんな豊満なボディーになるものと信じていたのだが。
大人になってからの感想は次回に続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?