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古着の無人店舗がトレンドになりつつあるかも!

仕事の関係もあって「遠隔接客」「無人店舗」をキーワードに検索していろんなニュースを見ることが癖になっています。そんな中で最近面白いなぁと思うのが無人のアパレル店舗が増加していること。特に古着分野で店舗の無人化が進んでいるようなんです。気になった会社を自分なりにピックアップしてみようと思います。

■古着で地域交流、京都の高齢者住宅にて古着無人販売店舗をオープン

スピンズが株式会社ジェイ・エス・ビー(本社:京都市下京区/代表取締役:近藤雅彦)と協業し、コロナ禍により行き場の失った国内古着の無人販売店舗を6月19日(土)に京都羽束師にあるグループホーム1Fにオープンいたします。

スピンズといえば、若者向けの格安アパレルブランド。私もファッションに興味を持ったけど、お金がなかった頃に大変お世話になりました。そんなスピンズが国内古着の無人販売店舗をオープンしたんだそうです。こちら面白いのが店内ルール。ニュースリリースの内容をそのまま引用すると…

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なんという性善説っぷり!

どうしてこのコロナ禍で新たに出店することを決めたのかといえば、服余りの問題が背景にあったそうです。おうち時間の増加で家の整理整頓を行うことで出る古着や、海外へ輸出していた古着が制限されて輸出されなくなったこと、自治体によっては古着の回収をストップしているところもあるそうです。

そんな中でSPINSとしてはこの状況をなんとかできないかと考えて今回の出店に踏み切りました。ちなみに21年3月にトライアルを行なっていたようで、赤字にはならずに事業拡大に踏み切ったみたい。

私も京都に行った時に立ち寄ろうと思います。


■無人古着店「秘密のさくらちゃん」岩手県へ初出店!6月21日、盛岡市大通にOPEN

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古着の小売・卸販売のママハイ株式会社(本社:東京都武蔵村山市 代表:岡本紀子)は、2021年6月21日(月)、“オシャレと笑いで地球を救う”無人古着店「秘密のさくらちゃん」の4号店を盛岡市大通へオープンします。岩手県への出店は初めて。非接触型店舗であることから、このコロナ禍においても安心してお買い物を楽しんでいただけます。

アパレル店では珍しく、完全無人の非接触型古着店で24時間営業しています。料金体系はすごくシンプルで、「100円・300円・500円・1000円・2000円(税込)」の5種類のみ。

店内にはモニターとマイクが設置されていて、利用に際して気になったことは、画面を通じてすぐに店員に質問することができるんだとか…!

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コロナ禍の今年1月に1号店を出店、今もすでに5号店のオープンを進めているんだそうです。すごいスピード感。

秘密のさくらちゃんの特徴は、店頭に回収箱を設置し古着の回収を行なっていること。衣類の廃棄問題を抱えているファッション業界において、廃棄してしまうことなく、再利用する古着回収は重要です。そこで古着回収のインフラとなる回収拠点を全国展開するために無人店舗に乗り出したんだそう。

店舗を無人化することで、安価な物件とリッチで運営が可能になり、都市部以外へも出店がしやすくなる。地方都市や過疎地でも収支が見合う業態にすることで、古着回収インフラを作っていくんだそう。

■まとめ

世界のファッション業界を見ると、「サステナブル」というのが1つのキーワードになっています。持続可能であること、環境に負荷をかけないこと、そういった製品を多くのアパレルブランドが生産するようになってきました。日本ではまだその文化が浸透していないですが、やがてその流れもやってきます。

そう思うと、古着店舗というのはまさに今後市場が拡大しそうな文化。無人店舗のような面白い取り組みが今後も広がってきそうなので、注視しておきたいところだなぁと思います。


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