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私を流しに誘った人物とは? 作曲家小林治郎との縁

私はすっかりピンの流しとして生きていますが、

流しデビューは二人組でした。

コンビ名は「エルカミード」。

その相方は誰か?

私を流しに誘った張本人、小林治郎氏であります。

治郎さんは作曲家で、いい曲(私好み)をたくさん作っている人です。

エルカミードが7年前で、この治郎さんとの出逢いはそこから更に10年遡ります。

いま「治郎さん」と気安く呼べる、そんな関係ですが

そもそも私は彼の音楽の単なる1リスナー、ファンでした。

比屋定篤子(ひやじょうあつこ)さんという1997年にSONYからデビューした歌手がいます。

彼女の作品「君の住む街にとんで行きたい」を新宿タワーレコードで視聴し、

私はすっかり魅せられた。

タイトル通り私の心も飛んで行ってしまった。

これはただの女性シンガーソングライターではない!

自我やメッセージが主体でなく、比屋定さんの声と

曲、詞、音楽が混然一体となって世界を描いてくれる。

アルバム「のすたるじあ」の曲はどれも素晴らしく私を魅了し、

CDのクレジットをまじまじと見る。読む。

すると

この比屋定さんの歌の背後、

すべての曲、編曲を小林治郎という人間が手掛けていることがわかった。

私は、比屋定篤子さんが青山でライブを催す情報をゲットした。

小さなバーで、演奏はすべて生音、

比屋定さんも目の前で生で歌ってくれる、

特別なライブだった。

そして私は小林治郎氏に会いたかった。

作曲家だから、会場に来るのかワカラナイ。

ギター伴奏をしてる人はいた。

ガットギターを操るこの人がそうなのか?

それが途中、比屋定さんのmcで判明する。

そうなのだ!そのギタリストが小林治郎氏と判明した。

意外と若い?いや若いかどうかも良くわからない、

それはどうでもいい!(今も年齢など知らない)

とにかく不思議な印象を抱かせるこの男性が小林治郎氏だった。

私は穏やかに興奮した。

ライブ終焉後に私は当時のコーヒーカラーのデモテープ(MD?)的なものを渡し

何をしゃべったのかは全然おぼえていない。

とにかく師匠というほど年齢は離れておらず

兄貴というには素朴な治郎氏であった。


治郎さんに「私の何か」が引っかかったに違いない。

やがて治郎さんと私は双方の家を行き来したりしながら

共作をするようになった。

この場合、私は作詞に専念する。

詞が先、曲が先、既存曲の一部分をモチーフに、とか

いろいろ試して、面白い曲も、まともな曲もできていった。


そんな制作パートナーな関係が、10年後、流しコンビに発展した。

治郎さんがどこから持ってきたか分からない亀戸での流しの依頼に

私を誘った。当初、日給も出た。

「歌謡曲の勉強」と、「市場調査」

それらを「生演奏の喜び」とともに「金を貰い」ながら果たせる。

こんな面白い話はないんじゃないのか?

ならばやってみようじゃないか、軽い気持ちと緊張感、

野心と好奇心からエルカミードはできた。

いま治郎さんとは流しコンビでなく、ステイジでたびたび共演する。


現在はnaminote(ナミノート)というユニットで活動されており

先日、このユニットの初のオリジナルアルバムが出た。

我々の10数年前の共作「フラミンゴの季節」も入っています。

12/26(金)は久しぶりに共演します。

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2014年12月26(金)  

@下北沢Circus(サーカス) 

19:00 OPEN19:30~20:05 パリなかやま(ライブ&トーク) 20:15~20:55 naminote + 五十嵐歩美(Vln)21:00〜21:35 TRIO BOM DEMAIS + 五十嵐歩美(Vln)

Charge¥2,000+1Drink+1Food

東京都 世田谷区北沢1-40-15 北沢ゴルフマンション03-6677-5986

https://www.facebook.com/pages/下北沢-Circus-サーカス/367732379990869

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