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Libre(リブレ)/YVES SAINT LAURENT(イヴ サンローラン)の香水レビュー

作品について

Libreとはフランス語で意味する自由を指します。

テーマはタイトル通り自由。

それは女性のマニフェストに捧げる究極のラグジュアリーのような。

内なる情熱を解放し、夢に歩き続けるように自由で大胆な香りに仕立てた作品です。

香り


一見メンズフレグランスのようにフゼアノートの清潔感溢れるメンズ調の香りに、バニラやムスク、アンバーが柔らかさと深みをもたらします。

ジェンダーレス が当たり前になってくるこれからの時代を感じさせるような自由を選ぶ女性たちに捧げる作品。

最初はフゼアノートの核となるラベンダーの香りが放ちますが、

次第にジャスミン、オレンジフラワーのフローラルが華やかさを。

どこかミステリアスにバニラのコクと絡み合い、

ボリュームある香りですが、柔らかく香り立ちます。


作品プロフィール

レディース
2019年発売

調香師:Anne Flips, Carlos Benaim
オリエンタルタイプ
特徴的なノート:フゼアノート
香りの構成:
トップノート:マンダリン、ラベンダー、カシス、プチグラン・ビガラード
ミドルノート:ジャスミン、オレンジフラワー
ラストノート:バニラ、シダーウッド、アンバーグリス、ムスク

ブランドについて

創設者イヴ・サンローランは、時代の流れを捉え、常に新しい流れを作ってきた革命的なファッションデザイナー。

彼は「デザイナーの使命は、時代の流れを把握し、これから起こりうることを感じ取り、表現していくこと」だと述べています。
新しいスタイルを確立しモードをの流れを生み出す。

1960年代ブランド設立当時は、イヴと同世代の若い世代の女性が纏うことができる服を作ることを強く望んだそうです。
1964年、ブランド設立から2年後に「Y(イグレック)」という香水を発表しました。
彼にとって香水は「コレクションと同様に、私の考えを香りで表現したい」と述べていたそうです。これまでもエレガントかつ斬新な香りを発表してきました。


世界基準の調香技術、スタイリング技法を学んだ香りのスタイリストが香水をご紹介!一つ一つ香りを分析し、レビューを掲載しています。



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