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歩けるようになった息子

2019年9月に生まれた息子。
今週で1歳と4ヶ月になった。

この1ヶ月で劇的に成長したこと。

それは何と言っても
二足歩行をマスターし始めたこと!

なかなか歩く気配のなかった息子にとって
これはかなり大きな変化である。

息子は同じ月齢の子たちと比べると
身長が高めで、体重も平均より上。

「身体の大きい子は歩くのも遅いらしいよ」

どこまで信憑性があるかわからないが
なかなか歩き出さない息子を見て
慰めにそんなことを言ってくれる方もいた。
多分、私自身も自分にそう言い聞かせてたかもしれない。

息子がなかなか歩かないのは
きっと身体が大きいから
バランスをとるのに時間がかかるんだろうと。

それでも伝い歩きはするようになったし
1ヶ月程前にファーストシューズを買ってみることにした。
本格的に寒くなれば、靴がある方が
寒さから足を守ってくれるかな、とも考えて。

初めての靴だから
きちんとサイズを測ってもらおうと
色々検討した結果、名の知れた百貨店の売り場に行った。
そこで、丁寧に足の長さや幅、甲の高さ等をみてもらい、息子の足のサイズは身長の割には
小さめだということが判明した。

たしかに息子は
バランスをとるのが苦手だったんだ。
背の高さからして
支える面積が少ないから。

実は私も息子と同じ。
日本人女性にしては背が高いのに
足は小さい。

高校時代に
「なんか歩く時フラフラしてる」
と友人に指摘されたことがある。
大人になってからはたと気づいた。

私、足が小さいんや。
だからバランスが悪いのか。
平均台が上手くなかったのはそのせいかしら?

息子も同じやったのかー。

靴を履くことで足がしっかりサポートされ
急に歩きやすくなった息子は
試しに履いた瞬間から満面の笑みで
私の手や売り場の椅子を支えにしつつも
よちよちと進み始めた。

実はこの日
私の欲しかったデザインのサイズは売り切れており
同じメーカーでちょっとお高い
本革のファーストシューズならあるというので
まぁメーカーは同じだし
サイズが合うかどうかだけでもまずは
様子見で履いてみようと試してみたのだ。

内心は、別のお店かネットで
元々欲しかったのを探すか〜と
思っていた私。
だけど、こんなに満面の笑みで歩かれたら、
もうこれはなんだかここで買うしかないよね…
という状況になり
数千円予算オーバーだったけれど
真っ白の本革の靴を頂いた。

その日以来、息子はベビーカーに捕まって
横をよちよちと歩くようになった。

いつかこの手を離して一人で歩くようになるんだな、そう思いながら一緒に歩く練習をする日々。

息子がよちよち歩けば
私もまたよちよち歩きのスピードになる。

iPhoneでカウントしている日々の歩数はグッと増えた。

靴を買ったのは12月中旬。
今年に入ってから息子はついに
自らベビーカーから手を離し
自分の行きたい方向へ一人で歩いて行くようになった。
一度うまくいくと早い。

最初は5歩くらいから。
その翌日にはもう歩数をカウントできないほど1人で歩くようになった。
家の中でもハイハイの割合はぐーんと減ってきている。

今のうちにハイハイ撮っておかなくちゃ!
と急に焦っていくつか動画を残しておいた。

歩けるようになっていく様は
息子の将来の独り立ちを思わせる。

ベビーカーの支えから自然と手を離したように
いつかは親の元を離れ
自分の人生を歩いていくようになるんだなと。

それがどんな風に起こるのか
今はまだ全く想像ができないけれど
その時はきっと
息子が誇らしくもあり
そして少し(いや、きっととてつもなく)寂しいんだろうな。

そんな事を想像して
胸がチクリと痛みつつも、
歩けるようになって嬉しくて仕方のない息子と
親子でニコニコ散歩することがとても楽しい今日この頃である。

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