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お65話・女の子におんぶしてもらいたい男子・ボクをおんぶさせられた女性2人ガールズトーク

 ナナコとエマ、ボクをおんぶさせられてしまった2人の女性が、おんぶする女性のがわからの感想をホンネトークという展開になり近くのジョナサンに入ることに予定変更。まずボクから
「女性の立場として、男をおんぶするって、嫌ですか? それとも、おもしろさや好奇心、チャレンジ心なども少しは?」
エマは「私はイヤだった。。おんぶなんかして、腰でも痛めたらバカバカしいじゃない」
ナナコは「私もイヤだったけど、なんでこの人をおんぶだなんてって
戸惑ったのは好奇心なのかなぁ」
「女性としての魅力を強く感じる人にでないと、ボクは、おんぶして、なんて言わないんですけど、自分にはその魅力があるから、こんなこと頼まれちゃった、ってのは女の子として感じるものなの?」
「それは、少なからず感じるかも」
 女性の背中に乗ってることで、男の人が、性的に気持ちよくなっちゃうことってあるんだ、というの知ったのは初めてで、男性のアソコが熱くなってるのを背中で感じたの、好奇心にスィッチが入っちゃって。
「歩く振動で感じちゃうから歩いて」と頼まれたときに、頑張って歩いてあげよう、としてる自分がいることを発見して・・。好きな人でもないし知り合いでもない男の人を気持ちよくしてあげるために、なんで私はこんな大変な肉体労働してるんだろ?
と、フッと
「私、なにやってんだろ、なんで男の人おんぶして汗かいて歩いて」
エマは
「私はムカツくぅぅ。こっちがおんぶなんていう重労働させられてる、その上で、男が、のうのうと性的に気持ちよくなってるなんて。私のほうが、おんぶしてもらって気持ちよくなりたいのに」
 男が女をおんぶするのは、役割が順当だから、ふつうに楽しいだけで性的萌えには至らないとおもう、か弱い華奢な女性が頑張って重い男を支えてる、この逆転こそが、性的萌えなんだよね。ナナコは
「逆だからこそ性的萌えっていうのは、女からもわかる」というと、エマは
「私も、それはわかるのよ。わかるけど、というか、わかるからこそ、ムカつくのかも。なんで私が奉仕するがわなのよーって」
 そんなふうに、ムカつくムカつくと言ってる黒統一ファッションのエマが、足を組んでる姿勢に、ボクは萌えてしまい、「エマちゃんの上に座りたくなっちゃった」と言うと同時に、ボクは、エマの太ももの上にドッカリと座り
「ああー、柔らかくてあったかくて気持ちいい」と、座りながら、後ろを振り向いてエマの顔を見つめると、エマは諦めたような小さな声で
「なんで私なのよ」と。
「エマのムカつくって言葉に感じちゃったの、ごめん」
 ボクは、エマの太ももの上に座ったまま身体をねじらせて後ろを向いて、不満そうなエマの顔を見つめ続けた。ボクはエマの腕をボクのお腹にまわし
「ギュッと抱きしめて」と求める。エマは「重いよ、どいてほしいよー」と言いつつも、軽くではあるが、細腕に力を入れてくれた。これが、ボクには、ジーーンと来た。イヤだ、重い、どいて、ムカつく・・・、と拒絶的な言葉を吐きつつも、細腕に力を入れてボクのお腹を抱いてくれていた。ボクは、女の子の持つこのような1%の受け入れ心にキュンときちゃう。
 エマにも1%があることを体感できて、これ以上は求めないことににし、太ももの上からどいてあげることにした。やりすぎると99%の拒絶心に火をつけてしまう。ボクはそのまま、ナナコの太ももの上に移って座り
「ごめんねナナコ。一度エマの上に乗って、ナナコの嫉妬心あおってから、ナナコの上に抱っこされたかったの」
「嫉妬なんかしてないわよ、ずーっとエマに乗っててくれたほうがよかった」
「そんなこと言わないでぇぇ、ナナコ」

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