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お68話・女の子におんぶしてもらいたい男子~ヒップライン色っぽい女性におんぶ頼んだ

 アユミとボクは、ガストやジョナサンで楽しくおしゃべりデートする仲だったが、恋愛関係でもなく、セフレ関係でもないまま、よくあってしゃべっていた。そんな
アユミに対してボクが「こんなに色っぽい後ろ姿の女性だったのか」と気づいたのは、共通の友人が主催するパーティー会場に、ちょっとフォーマルな衣装で来ているのを見たときだった。
 アユミはちょっと小太りなのだが、そのときの衣装では、意外にもウェストが細いことが強調されていて、後ろ姿で魅せるお尻のふくらみのカーブが
「こんな体つきの女性のおんぶに乗りたい」というボクの心に火をつけてしまうと同時に、今まで何度もデートしてたのにアユミのこの魅力に気付かなかったこと、
申し訳ないことした、と懺悔の気持ちだ。
「衣装の効果が大きい。ガストでの衣装では萌えない、今日のコレでないと」
 しかし、今回のパーティーの空気感は、なぜかボクは萌えれてない。
「今日は、たとえ、おんぶしてもらえたとしても萌えれないからダメだ」と判断。
自分のフェチながらも、この「おんぶフェチ」というフェチは、場の空気感に敏感に左右されがちなところが扱いづらくもあり魅惑のポイントでもある。 
 ボクはアユミに話しかけた。
「今日の服、アユミってこんなにイイ女だったのかとびっくりしちゃってるよ。次のガスト会、この服できてよ、おねがい・・・」
 翌々日のガストデート、アユミはパーティー服では来てくれなかったが、腰と
ヒップの曲線ラインは確認できるグレー系のカジュアル服、ふわふわっとした黒髪と合っていて、女の子としての柔らかみを醸し出していた。ボクの
「こんな柔らかそうなアユミに乗りたい」という欲求願望に火が点いた。
 ボクは、いつもながら、まわりっくどい言い回しはせず、話は単刀直入だ。
「ガスト出てからでいいんで、ちょっとでいいから、アユミにおんぶしてもらいたいんだ。パーティーで会ったときのアユミ見て、こんな色っぽさとやさしさ柔らかみのある女性におんぶしてもらえたら極上の幸せだろうなぁ、って意識しちゃって」
「ええーっ、男の人をおんぶ? 逆じゃん」
「逆だから萌えるんだよ、おねがい」
 ガストを出て階段を下りたところで、片手で手すりを掴める体勢で、アユミを路面にしゃごませた。しゃがんだ姿勢からボクを持ち上げるのはキツいかもしれないが、アユミのころころとしたかわいい丸い体形ゆえ、しゃがんだ姿勢からやってほしいという萌え願望が出てしまい、女の子が片手ででも手すりなどに支点を頼れれば、意外と立ち上がれることは、これまでの幾多の「女の子におんぶ」経験から得ているボクの大切なデータベースなのだ。
 しゃがんだアユミの腰のクビレを両足で挟むようにボクはアユミの背後に立って、両手をアユミの両肩に乗せ
「はいオーケーだよ、立ち上がってぇぇ」と脳天気に指示。
 アユミは頑張って力を入れてくれてるのだが、なかなか中腰より上へ立ち上がれない。だけど、アユミの背中や肩のあたりの筋肉がコリコリと動いてる感触はボクの身体でも実感することができ、アユミちゃん、ボクのワガママ欲求をみたすために頑張ってくれてんだよなぁ、というものはジンジンと伝わってきた。
ここで「ダメ、立てない」と諦められてしまうと、おんぶそのものが「終わり」に
なってしまう危険があるので、ボクも手すりを掴んで体重を分散させると、アユミはヒザをピンと伸ばした体勢に立ち上がることができた。
「立てた立てたよ、、アユミ立てたよ、、すごい」
「うん、立ち上がるだけで疲れた」
 上半身が前傾姿勢になりすぎていたので
「腰曲げないで、上半身立てて、そのほうが腰が楽になるよ」と。
 アユミの柔らかい身体は、ボクの身体に吸い付くような快適な乗り心地を提供してくれた。丸いヒップラインの上のクビレに乗せせてるボクの両足にも、その、、吸い付くような肌感触、これがボクの股間を刺激。
「じゃあ、アユミ、ちょっとでいいから歩いて」
「うん、でも重いから・・」

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