お72話・女の子におんぶしてもらいたい男子~田舎の女子大生にコンビニまでおんぶ
都区内のトークライブハウスで知り合った女子大生のアンナは、大学生になって初めて東京都内に出てきたこともあり、都内とはいえ、けっこうな田舎にアパート暮らしをしていた。地方からの上京者が、首都圏の住所から事情を判断できない「あるある」だ。
「アンナの住んでるとこ、遊び行くよ」
「来てくださいよ、田舎で寂しいとこなんですよ」
という展開になり、ボクはアンナの部屋へ遊びに行った。
アンナは都会で遊びたい系の跳んでる女の子だったということもあり、部屋でそのままエッチな関係にもつれこませることは「いけそう」というオープンさだったが、おんぶフェチのボクにとっては、セックスではなく、どうやって、おんぶにもってゆくか、なのだ。
アンナの部屋には、食べ物とか飲み物があまりない、なので、徒歩5分の駅前コンビニに買いに行こうよ、ってことに。部屋を出て階段を降りたところで、先に行こうとするアンナの手を掴んで「手つないでいこうよ」と。
10歩くらい歩いたところで
「アンナのかわいい手つないでもらったら、ちょっとお願いしたいことが・・」
「えっ、なになに?」
「アンナ、ボクをおんぶして、・・してもらいたくなっちゃったの」
「なんで、いきなり。。。男の人をおんぶなんてしたことないし」
「アンナのぬくもりを感じたら、甘えたくなっちゃったの、おねがい」
「うん、できるかなぁ」と、身長155センチほどで黒髪ストレートのアンナは立ち止まってくれたので、ボクは、アンナの背中に飛び乗った。おんぶすることに慣れてなさそうに、アンナは前傾姿勢になっていたので、ボクはアンナの背中の上でゴソゴソと動いて自分の身体の位置を上へずらしてから
「前かがみにならないで、上半身を起こして」と、上からおんぶ指導すると、アンナのおんぶは、正しい乗り心地の快適なおんぶになった。
「ありがとうアンナ、、そうそうその体勢。乗り心地すごくいいよ。気持ちいい」
「えーっ、、気持ちいいの?」
「うん、かわいいアンナのおんぶ気持ちいい。女の子のおんぶって、なんでこんなに気持ちいいんだろ。この歩いてくれてる靴底の振動が伝わってくるのが、コレ気持ちいいんだー」
「そうなの? 歩かされてる私は、もうかなりキツいよ。コンビニまではムリだよ」
「コンビニまでたった5分じゃん、、そんくらい頑張ってほしいなあ、ボクいま気持いいとこなんだから」
「こんな重いの持たされて5分って大変なことなんだから、まったくもう。まだ1分くらいしかたってないでしょ」
「もう3分たってるよ、半分以上きてるよ」とボクはウソをついたが、ホントのとこはアンナの言う通り1分だった。
だが、それからアンナは無言で頑張って歩き続け、アンナの黒髪に触れると、かなり頭部の体温が上がっているのを感じた。「女の子がボクのワガママのために・・」を実感できるこの時間がボクはシアワセ。
コンビニまであと50メートルくらいのところで、アンナは「もうダメ下りて」と。ボクは、とりあえずシアワセは感じれたし,降りてあげた。
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