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お89話・女の子におんぶしてもらいたい男子~小さい女の子に肩車してもらえる男として

 身長153センチと小柄な女子高生ユウカは、お33話とお55話でも出てきた、ノリの最高に良い女の子で、こんな小柄なのに、ボクとのデートのときは、状況さえ許せば、肩車もしてくれる。ただし、低い位置から持ち上げることはできないので、ボクがかなり高めのところに上って立った状態からのスタートにしないと。
 高さ的にはテーブルや机、いすの背もたれ上に立つ感じで、立ってるボクの股の間に、後ろからユウカが頭を挟み込んでくれる。背の低いユウカは、ほとんど身をかがませる必要のない体勢からスタート。
 ユウカは「背が低い方が、最初の担ぎ上げが無いから楽かも。背の高い女の子のほうが大変なんじゃないかな」と。
 このように積極的に楽しんで肩車してくれるユウカには、ボクもかなり安心と信頼を持って乗ることができ、こんな好相性の女の子と出会えたことには、どんなに感謝してもしきれない。
 華奢な女の子に乗る肩車は、どれほど慣れてきても、バランス崩して落ちるリスクとは隣り合わせなので、ユウカとの間にあるような「安心と信頼」は大事。安心と信頼をもってユウカの肩車に乗っていると、ボクの股間はすぐに性的に感じてしまい、いつもユウカに「あれっ? 首の後ろが熱くなってきてるよ」と、からかわれる。
 そんなユウカとももう2年以上になり、実はこ日はもう高校を卒業していて、ユウカは女子高生ではなくなっていた。ユウカは
「そうなのよ、もうわたし、高校生じゃないんだけど、制服着てきたほうが、クロさん喜ぶかな、とおもって・・」
 ボクの人生は、こんな好相性のユウカと出会えてるというだけで、なんて自分は幸せ者なんだろぅ、と。ユウカとのデートでは、ユウカの体調不良で
「ごめんなさい、今日はなんか首が痛いので、肩車はできないの。おんぶならしてあげれるけど」ということもあったりで、首が痛いのに、おんぶしてくれるユウカのやさしさにキュンとしちゃうだけでなく、ユウカを大切にしなきゃ、と。
「大切にしなきゃ」なんて言いながらも、結局は、首が痛いと言ってる女の子のおんぶに乗るんかい、ボクという男は・・・、ひどい男なんだろうか、こんなことしてると、そのうち、大切なユウカに「もうヤダ」って逃げられちゃうんじゃないかと不安に駆られながらも、
「おんぶならいいよ」と言ってくれる女の子には、ついつい乗っちゃうダメな男で、ごめんなさい、ありがと・・、ユウカちゃんボクと結婚しようよ、あっ、毎日おんぶしておんぶして言う男と一緒に暮らすなんてイヤだよね、ごめん。

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