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お64話・女の子におんぶしてもらいたい男子・腰の細い女性におんぶのフィット感

 ナナコの「あんたも男をおんぶしてみなさいよ」発言で、しぶしぶボクをおんぶすることになったエマちゃんは、乗ることに罪悪感を持ってしまうほどにウエストが細いのだが、ファッションはほぼ黒で統一してるところに、強い芯のあることを表現してるかな、と。ショートパンツの下にスラッとした魅力で見せてる生足の白さが、黒ファッションとのコントラスト効いてて、ナイスバランス。
「こんな素敵な魅力の女性におんぶしてもらえるなんて夢の実現です」と言いながら、ガードレールの上から、そっと彼女の細い体の上にボクの身体をゆだねる。
「うわっ、たしかに重い、背骨にズシンとくる。ナナコよくこんな重いの背負ってトコトコあるいてたわ」
といいながらも、エマはボクをおんぶして歩いてみてくれた。ブーツの堅い靴底が路面に当たる振動がボクの全身に心地よく伝わってくる。ハイヒールとは違うフリクション感がある。
 エマはウェストが細いので、ボクが両足で彼女の腰を挟んでるフィット感がピチッと密着していて心地よい。この密着感ゆえ、女の子からの体温の暖かみと細い女の子に乗ってるわりには安定感なのだ。おんぶしてもらう側の快楽ポイントとして、身体のフィット感は大事なポイント。
 上に乗ってるボクのほうは、こんなふうに、自分の乗り心地の気持ちよさばかり考えているのだが、細いエマにとっては、70キロの男をおんぶして歩き続けることは大変だったようで
「もう降りてよ、手がしびれてきた」と。
ボクは
「ボクの身体をもっと高い位置にポンっと跳ね上げてみて。手の角度とかちょっと変えるだけで、しびれとかは無くなるかともよ」と能天気な指導を。
 エマは全身の力をつかって、ボクの身体を高い位置に上げてくれたが、エマはこの動作で疲れてしまったような「はぁぁぁぁ」とため息をついた。数センチ高い位置になっただけだが、ボクの乗り心地はすごくよくなり特に安定感がバツグンに。
  安定感がよくなると、ボクのほうは、おんぶしてくれてるエマのファッションを楽しんでそこに萌えれるゆとりが出てくる。ストレートの黒髪が綺麗なので手で触ってみるとさらさらヘアーで、まだそれほど汗は出ていない、もうしばらく、おんぶさせといてもまだ大丈夫かな、とか。
 おんぶ上からの萌え画角としては、歩く女の子の足の歩調と、宙にぶらりと浮いてる自分の足を上から対比して眺める、というのもあり、今回のエマちゃんのようなキュートでファッション性高い脚の場合、これが萌え度、素敵すぎる。かわいい華奢な女の子の足が過酷な労働をしている上で、男の太い足が、だらりと楽をしてる。
これぞ、、女の子におんぶしてもらいたい男子の画角だよね。
「っていうわけなので、エマちゃん、あそこの信号まででいいので歩いてー」

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