昆虫飼育メモ(甲虫編)

何かと周辺的なところで話題な分野ですが、昨年から昆虫を中心として生き物について関心を持ち、書籍を読んだり、飼育したりしたので、振り返ってみます。
要は片付けの一環でメモ書きをノートに書き起こそうと思ってます。

まずは甲虫編です。
甲虫の代表といえばカブトムシではないかと思います。特徴は硬い角と甲羅を持つ点です。蜜の取り合いでは、その角で他の虫たちを吹っ飛ばします。また、4枚の翅のうち前翅を硬化させて防御力を強化している種です。

昨年の10月末に知り合いからカブトムシの幼虫を6匹いただきました。
いわゆる昆虫マットを入れた飼育ケースに入れて、室温と湿度に気を付けながら放置するのですが、6月末に1匹目が無事に成虫となり、それから残りの5匹も成虫になりました。オス1匹、メス5匹でした。
その後、8月に実家からメス2匹をいただきました。
比べてみると、うちで成虫になった6匹は小さめのサイズで、野生のカブトムシはデカいなと思いました。

彼らは8月までは元気で、夜中にガッサガッサと動き回っていましたが、9月になると次第に亡くなるものもでてきて、現在1匹だけとなりました。

昆虫の飼育の楽しみや難しさは、ひとつは成虫にするまでの環境整備、もう一つはペアリングかと思います。
前者は、カブトムシにおいては湿度管理がやや難しいところがあるようで、一緒にやっていた方はすべて溶けてしまったといった話も聞きました。

そのほか、甲虫系の飼育ケースでは、近所の公園で見つけたハナムグリ2匹、コクワガタ2匹がおり、彼らは小さいながらも健在です。

ちなみにエサはミツ系とフルーツ系があると思いますが、感覚的にはミツ系の方が食いつきがよく、個包装のゼリーよりタンクタイプの方が使い勝手がよかったです。
タンクタイプは始めはカブトムシくんがドボンしたり、エサ台をひっくり返したりして焦りましたが、朽ち木に塗ったりするとより自然な感じであげれてるのかなと思うようになりました。

夏のクヌギやコナラは昆虫酒場といわれるほど昆虫が集まり、甲虫系もたくさん集まるので、いって捕まえてリリースするのでも楽しいかと思います。
スズメバチも多いのでそこは気を付けてください。

ある公園で痕跡をみかけたのですが、飼育ケースの中身をそのまま捨てる方もいるようです。
散歩中にカブトムシの亡骸を子どもがみつけたのですが、クヌギやコナラが近くにはなく、よくみると乾いた昆虫マット、エサ台があるという感じでした。

結論からいうと、燃えるごみとして捨てるのがよいと思います。
甲虫の甲羅は硬くなかなか分解されずに残ると聞きます。その前提で近所の公園に埋めるのはプラスチック系のゴミのポイ捨てと変わりないような気がします。

もし興味があればこちらの本がオススメです。

カブトムシの魅力は成虫の力強さかも知れませんが、昆虫としてみると卵から成虫になるまでの期間もまた興味深いものがあります。

日本語のタイトルはかなりビミョウですが、より深く考えたい方はこちらもオススメです。
ちなみに昆虫学者にいわせれば地球は昆虫の星ですし、植物学者にいわせれば…といったところかと。

"生物のデザインとしてのひとつの完成系"ということで、もし甲虫型の戦闘ロボットがあったらと考えたことがあります。(すでにやりたおされている気もしますが...)

昆虫の特徴である外骨格はそのまま装甲となりますし、6本足はそれが1つ2つ欠けても問題なく動けるということになりますし、さらには飛翔能力があり、角と爪を備えているということで、単純に強くてタフなのではと勝手に妄想してました。

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