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【NY展示会レポ】SHOPPE OBJECTに溢れる色

こんにちは。
テキスタイルブランドPARANOMAD(パラノマド)の原田美帆です。
このnoteは京都・丹後の小さなテキスタイルファクトリーが挑戦するNYマーケット開拓の航海日記です。コネクションもノウハウもゼロスタート!ドキドキハラハラしながら見守ってくださいね。(経験、知見、アドバイスをお持ちの方、コメントやDMを頂けますと励みになります!)

今日の投稿は再びSHOPPE OBJECTの解剖に戻ります。SHOPPE OBJECTは私にとって2回目の海外展示会リサーチ。まだまだ私の目には新鮮に映るものばかりです。


生活スタイルが違うと,,,


日本の展示会ではあまり見かけないカテゴリーとして、キャンドルやポストカード、レターセットやフレーム類が多かったことがとても印象に残っています。私たちの国では、キャンドルを使ったりクリスマスにギフトカードを送ったりする習慣が少ないので、あまり見慣れないですよね。


カード系の出展ブランドはたくさんでした!



前にもお伝えしましたが(きっとこれからも繰り返し発言すると思います・・!)色彩が日本とまるで違うことが非常におもしろいです。それは色の組み合わせやニュアンスなど言葉にしづらい感覚ですが、マーケティング的には国や地域ごとのデータ分析があるのでしょう。数値化されてますよね、ええ。調べたり研究したり出来ることやっていかないと,,,(汗)。だけど、現地に行って町や空気ごと色彩を浴びて、ライフスタイルを体感するのもリサーチですよね!(主に後者しかやれていません、、)。気を取りなおして、出展者にニューヨークではどんな色が売れるのか聞いてみました。親切な出展者が教えてくれたキーカラーをもとに街のインテリアショップを見ると、メインの棚にそのカラーが並んでいるのが分かりました。そのカラーが何かは、後日しっかりシェアしたいと思います!(引っ張ってすみません・・!フォローしていてください、笑。)アメリカ国内でもニューヨーク、ボストン、ワシントン、カリフォルニアでは好まれる色が異なるそうです。日本でも、東京・名古屋・大阪と少しずつファッションの傾向も違うのと同じですね!(お着物の好みの色も変わるそうで、丹後の織元さんから「このサンプルは東京セット」「こっちは名古屋用」と絹糸の見本を見せて教えてもらいました)

カラー!カラー!カラー!

この色合い・・!
たまりません!
ニュアンスカラー三連弾コンボ!
背景色のこなれ感!

日本の色 ドイツの色


こうして国やエリアごとの色の環境を見ていると、日本から持っていく製品には何が求められているのか自然と考えるようになります。有名なのは藍染めの藍色や、侘び寂びを彷彿とさせるグレーな色彩でしょうか。それだけでなく、日本の四季や日本人の感性を伝える色合いの製品も作り出していきたいです。


日本のメーカーさんはグレーですっきりとしたブースに

色彩について話すとき、私が大学時代に行ったヨーロッパのバックパッカー旅行のことを思い出します。ドイツのバウハウス美術館を訪れた際に、国ごとに色が違うということを鮮烈に感じた瞬間がありました。多分ドイツ人の写真家の展覧会を見ていた時のことです。フィルムに焼き付けられた色彩や美術館から出た瞬間の空の透明さや光の質が、日本で浴びている光とは全く違うと直感しました。写真や色彩は光の乱反射によって目に届いているので、光が違えば色も違うということが一瞬で降ってきたように感じられて、とても驚きました。

現在、私は北日本の丹後地域に引っ越して9年目になります。以前住んでいた太平洋側と比べて、自分の色彩感覚も少しは変わってきたかもしれません。海外のカラーハンティングはこの航海日記で今後もシェアしていきたいと思っています!


与謝野町・阿蘇海の夕暮れ

今日はこの辺で。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
SHOPPE OBJECT、ニューヨークのマーケットについて質問、こんな情報が知りたい!リクエストなど気軽にコメントください。

PARANOMAD
原田美帆

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