2023年 音楽ベスト40
2023年は訃報が相次ぎました。自分もいい歳になってきたし、昔から聴いていた人たちが亡くなっていくのは当たり前だと思うのですが、いざとなると悲しいねって。でも、その度に現行のかっこいいバンドの力強いライヴを目にしてきて元気をもらえたりしますね。彼らが見れなかった世界見るために進むぜマインドで、日々生きていこうと思います。
それとまったくの私事ですが、音楽母体としていたiMacが寿命を迎えデータがすべて吹き飛びました。他にデータとってなかったのでこれからなるべくフィジカル頼りに強く生きていこうという所存です。では音楽ベスト! 12月中旬から準備したのにまったく間に合いませんでした。まあいつだってこんなもんですね。それにいつも通りコメントは適当になっていますが……。ただ、間違いなくかっこいいと思ったのを選んでいるので!
↓2022年はこんな感じでした。
2023年 音楽ベスト40
40.DRYAD - The Abyssal Plain
USのブラッケンド・デスメタル1stフル。ユニオンだとブラッケンドメタルパンクって表現されているんですが、なんかその表現がハマっているのかもわからずストレートにデスメタルって書いてます。ただ、実際にはブラックメタル的な音の要素が強い気がするし、そのなかにパンク影響もありそうなとても不思議な音ですね。なかなか形容詞できない。でもめちゃくちゃかっこいい! ドラマティックで面白い作品っすね。
39.Infernal Necromancy - 富国強兵
愛知のプリミティヴ・ブラックメタルバンドの2nd。これぞジャパニーズブリザードな寒々しいトレモロリフとか細い動物のような悲鳴(vo)。冷たいリフ・メロディですが、なんとなく光差すような音にも聴こえてグッと来ますね。聴いていると涙出てきそうになる。今でこそプリブラって聴かなくなってきちゃったけど、ルーツのひとつでもあるし、昔から知っているバンドがこういったいい作品作っているともっとちゃんと追わないとって背筋伸びますね。
38.LIVING IN FEAR - Fuck You Music For Fuck You People
USのクロスオーヴァースラッシュ2023年作。クロスオーヴァーらしくスラッシーなリフがカッコよくて体感速度もバッチリ!あと、ギターソロがかっこいいんですよ。それとボーカルの歌い方(っていうかノリ?)がめちゃ好き。
37.Creeping Death - Boundless Domain
USテキサスのオールドスクールデスメタル/ハードコアの2ndフル! ドラムの音がかなりカチカチ目ですが、ギター歪みのザラザラ感が好きだし、ボーカルパンチ聴いていてさいこう〜。モッシュパートぐっとくる。あと、ジャケいいっすよね。
36.SNUFFED ON SIGHT - Smoke
カルフォルニアのビートダウンハードコア1stフル! ブルデスしかりビートダウンハードコア好きな人にオススメ!
35.DECASION - Epitome of the Affected Throng
名古屋のデスメタリックハードコアDECASIONの2023EP。昨年アルバムを出したばかりですが精力的に活動して今年も新譜聴けるのさいこーっすね。ディケってほんと音がいいんだよね、あんまりハイファイな音は得意ではないんですが、ディケの場合はジャンル内での適切なバランスで音作りしているように感じる。モッシュパートのギターリフずんずんずるずるしていて最高だし、あと、ドラムの跳ね方(リズミカル)とバンドの一体感が心地いいねー。
このジャケ(フリスクさん)なら3LAで購入でしょ、一択!
34.PUBLIC DEATH - S/T
18曲12分でかけぬけるボストンの爆速ハードコアパンク! やっぱ速いパンクはさいこうっすね。ブラストビートも使っていますが、グラインドコア/パワーヴァイオレンスとかっていうより、パンク的な使い方ですね。とにかく体感速度重視で、ファストコアよりの音かと。曲が短い!速い!すなわち最高!
33 .View From The Soyuz - Immaculate
東京のニュースクールハードコア/メタルコア・バンドの2023EP! DEAD SKY RECORDINGSよりリリース! 昨年は2作もリリースしていて精力的に活動していました。今年も箱で見たいですね。ほんとにかっこいいっす。
32.坂本真綾 - 記憶の図書館
11thと聴いてそんな早くアルバム出るの? と思ったのですが、『今日だけの音楽』から4年も経ってました。たしかツアー2回ほどお邪魔した記憶もあるんですが、コロナ禍によっていろいろな感覚がぶっ飛んでますね。ほんとに時間が経つのが速い。2023年は喉壊してしまって、ツアー延期してからの復活が京都音楽博覧会(音博)でした。自分も見てきて、いままであそこまで近くで見れたのも初めてだったのでよかったですね(ちょっと音小さかったけど)。『記憶の図書館』は荒内佑(cero)や岸田繁(くるり)などの作曲提供が話題になりましたが、いつもの真綾さん路線からは大きくズレることなくいい感じに溶けあっていたんじゃないかな。1/2,3に振替公演やってましたがいけなかったので、今年もまたやるならライヴみたい。
31.Anti-God Hand - Blight Year
カナダのポスト/ブラックメタルの2nd。ボーカルはストレートに高音シャウト系でブラックメタルを感じるけど、プログレみを感じるし、曲の展開が面白い!
30.LiFE // FATUM - SPLIT
FATUMってメタルクラストだと思うんですが、正直これまであまりしっくりきてなかったんです(たぶんライヴとか見るとしっくりくるタイプのバンド)。でも、今作スプリットの曲は直球ど真ん中で好きなタイプの曲だったので選出。LiFEの方もゴリゴリに腕振っている光景が思い浮かぶような音で最高でした。
29.Wound Man - Human Outline
絶対この音生き急いでる! ボストンの爆速パワーヴァイオレンス!! 2023年パワーヴァイオレンス入門勧めとしてはこのバンドがいいと思う(あと2023年に来日もしたけどWORLD PEACEあたりや、Brain Tourniquetの2022年作とか) 。というのも、速い/遅い(重い〜軽い)の雛型的サウンドというよりも、ブチ切れていてハードコアパンクベースでってとこがキーなのかも。
28.Closet Witch - Constantly Problematic
ブチ切れグラインド/パワーヴァイオレンスの2ndフル! Nailsの勢いをもう一回クラスト経由してRAW気味にしたらこうなる、みたいな。エモーションが音にのっているね。
27.Claustrum - s/t
イタリアのドゥーム/デスメタル1st。ドゥームがベースにあるバンドのブラストビートってなんでこんなにかっこいいのか。ドタバタしているのとあんまり速くないってところがグッとくるんだろうか。不協和音にキラーリフからのモッシュパートはブチあがりますね。今後も追っていきたいバンド!
26.Zulu - A New Tomorrow
カルフォルニアのハードコアバンドによる1stフル! 本作はハードコア界隈以外からもかなり評価された印象があります。パンク、メタル、ハードコア以外の音楽、たとえばレゲエ、ジャズなどが取り入れられていたり、最近主流のジャンル間の相互影響みたいな部分が評価されたように思います。自分はわかりやすくハードコアじゃん、モッシュパートLIVEでぶち上がりそう〜って単純に好きなんですが、30分ないくらいのアルバムでバリュエーション豊かな楽曲はたしかになかなか見ない音なのかも。かっこいいし刺激受けるのでオススメ盤!
25.ASCENDED DEAD - Evenfall of The Apocalypse
USデスメタルの2nd。ボーカルの野生み。リフワークがかなりら複雑になっていて、結構テクいことやってますね。テクいだけじゃなくて突進力もあって最高です!
24.Body Void - Atrocity Machine
USのスラッジ/ノイズ・ドゥームバンドの4th。ノイズによる声の悲痛さが増幅されている。
23.cero - e o
ここ2年間はわりとエクストリームな音楽以外も聴いてみようといろいろ聴いたのですが、2023年は極端にポップな音楽を聴く機会が減った気がします。やっぱFdfめちゃ好きー。とても心地よかった。
22.DISIMPERIUM - GRAND INSURGENCE UPON DESPOTIC ALTARS
めちゃくちゃ邪悪! USのブラッケンドデスメタルの1stフル! ボーカルの息苦しそうな叫びがなんかツボなんですよね。かなりこもり気味なんだけど、野生みを感じて大好きな声。それとバタつきのあるドラム、これがブラッケンドデスを際立てさせますな。
21.SUNAMI - S/T
カルフォルニアのハードコアバンド1stフル! Pain of truthといいアメリカのハードコアが本当にかっこよかった2023。ブラッドアックスで見たのですが、思った以上にタイトな演奏していて予想外! その演奏に徐々にやられてしまいブチ上がった! マジで来日してくれてありがとう。Tシャツもゲットした。
20.FALSE INSIGHT - End of Grief
静岡のメタルクラスト5曲入りEP。ベースとしてはメタルクラストになるんだろうけど、デスメタル、グラインドあたりの影響も感じられて最高。めちゃくちゃ重金属な音がブラストパートに繋がると、速さだけではない重みの音の気持ちよさみたいなのが同時に訪れてくる。それと#5ってBolt Throwerみがあって、メタルクラスト以外の影響も存分に味わえて最高。
今年はライヴでも見れたのですが、2023後半にかけてメンバーチェンジをかなりしたようで、新体制でもライヴ見たいね。
19.Shitstorm - Only In Dade
20曲超えで10分弱の爆速バタバタ・グラインドコアの2023フル! ここまでくるとヤケクソさえ感じでしまうドタバタグラインドです。なんとなくミエツコvo時のnasum的な畳みかけを感じる。
18.Sanguisugabogg - Homicidal Ecstasy
アメリカ・オハイオのデスメタル 2ndフル。あ〜〜このドラムの音なんですよー!! ブルデスであり、ゴリゴリのハードコアノリでもあり、ジャケットも最高だしいうことなし!
17.Reverence to Paroxysm - Astray Descent
DISGORGEのメンバーもいるらしいメキシコのデス・ドゥーム。世界の終わりみたいな音出していて最高。セコナンみたいなメロディ流れるとぶち上がりますね。
16.Ceremonial Bloodbath - Genesis of Malignant Entropy
カナダのベスチャルデスメタルの2nd。ベスチャルだからってのもあるが、クラストっぽさも聴いてとれるのが大好き。あとドラムのバタバタ感ね。
15.Year of the Knife - No Love Lost
USのハードコアバンド2023フル! ジャンルでいうとメタリックなハードコアってくくりなのでしょうが、ファストパートのパンクっぽさといえばいいんですかね、疾走感もあるし、それちときよりゴアグラインドっぽいボコボコしたボーカルも入ったり面白い音です。ただ昨年はツアー中の事故で今も怪我の治療中なんですかね。。
14.kokeshi - 冷刻
東京のブラッケンド/激情/ハードコアバンドkokeshiの2ndフル。ここ最近ブラッケンドやりの音をあまり追えていなかったので、kokeshiは完全にノーマークでした。まず、ジャケやらアートワークとしては日本のホラーというより、今勢いのある韓国ホラーっぽいデザインだと思った。自分が行ったライヴでもボーカルがフロアで線香焚いていたので、こういった演出の「過剰さ」が韓国ホラー的なものから引き継がれているように感じた。「ブラッケンド」ってある時期に流行って、トレンドに取り入れないバンドいないのでは? 感があったけど、kokeshiは自分が思い浮かべる「ブラッケンド」とと呼ばれる音から先に進んでいるように感じた。ビジュアル面の強さってのもあるんだろうけど、激情ハードコア/ポストブラックメタルも取り込みながら新しい地点に向かっているんだなーと。ビジュアル面と音が呼応した素晴らしいアルバム。
13.FIGHT IT OUT - SKINHEAD GRIND
ライヴ会場の暴力源・横浜パワーヴァイオレンス/グライディング/ハードコア FIGHT IT OUTの2023 7インチ盤! ラッパーのCENJU氏が参加されているのですが、やっぱりパワーヴァイオレンスあたりの音とヒップホップ(ラップ)の相性ってめちゃいいですね。リズムがいいと言うか。レコ発やその他ライヴでもCENJU氏が出演されて盛り上がりました。この作品聴いていて「パワーヴァイオレンス」くくりで見るとちょっと感触が違うかもしれないとも感じた。ベースにハードコアパンクがあるのは同じだけど、パワーヴァイオレンスとはちょっとノリの構造が違うって感じた。この辺りのジャンルの言語化の補足は以下ポッドキャスト聴くといいかもです、めちゃおもしろいし(ゲストがYangさん)。
12.Jarhead Fertilizer - CARCERAL WARFARE
USのデスメタル/グラインドコアの2ndフル! Full of Hellのドラマーというと爆速デスグラインド! って感じるけど、今作かなりデスメタルのなかでグラインドやっているなって感触がある。特に遅いパートでのボーカルの暗黒感と、音のこもり具合がいいんですよね。
11.xonto - orbis
1stの頃から変化みたいなものを感じる。前作の方がストレートに激情っぽかった気がするが、ちょっと得体の知れないバンドになりましたね。どことなくkillieも感じる。それとCDなのですが、ジャケ&歌詞カード含め手がこんでいてフィジカル派にも嬉しい仕様です。個人的に#2の展開と後半のメロディがめちゃ好み。
10.Sex Virgin Killer - DEVIL
メタルパンク/ジャパコアの2ndフル! ジャパコア通ってきた人、それにさいきんだとデビルマスターとかに興味を持った人は気にいるんじゃないかな。勢いあるのは間違い無いのですが、繊細さも兼ね備えているのが好きなところっすね。
9.Mortual - Evil Incarnation
コスタリカのオールドスクールデスメタル2023EP。たぶん、ジャンル分けとしてはオールドスクールデスメタルになると思うのですが、デスグラインドっぽいグラインドパートがあったりするし、ボーカルの声がちょっとこもり気味な録音環境もツボなんですよね。完全にノーマークでした。今後も期待!
8.NEGATIVE SUN - Demo ‘23
今年いちばんブチ上がったdemo! 東京のパワーヴァイオレンス2023demo!! 2曲オリジナル、1曲はLightning Boltのカバーという攻め方にもグッと来ます!!
7.world's end girlfriend - Resistance & The Blessing
「全てのリミッターを外して」とあるように、世界(音楽)の構築がとんでもないことになっている。例えるならば、50話のアニメシリーズを濃縮して145分の音に宿しましたといった感じだろうか。ここには壮大なドラマがある。
6.Seek - 故郷で死ぬ男
Seekを初めて見たのはいつだったでしょうか。確か大阪でStubborn Fatherあたりと一緒にやっていたときに初めて見たような記憶がある。けしてリリース量が多いバンドではありませんでしたが、自分のターニングポイント的な部分で偶然的にもライヴを見ることが多かったバンドです。そんなSeekがとうとう1stアルバムをリリースすると聴いた時から、胸の高鳴りとなんだか息苦しさにも似た感情の高まり(歓喜余って声が出なくなるような)を感じたのがまるで昨日のようです。実際にアルバムをセットしてみるとあまりにも壁の分厚い音圧。よく轟音とは形容詞されるが、今作はそれ以上に物理的な壁を感じるような音。魂がそのまま音としてぶつかってくるような。最高でした。
5.Festerdecay - Reality Rotten to the Core
九州のゴアグラインド1stフル。ゴアもそうだけど、ハードコアやデスメタルあたりの影響もありそうな音になっていてブチ上がりました! ただ2023年タイミングあわず見れなかったので、2024年はリベンジしたい〜!
4.BUCK-TICK - 異空-IZORA-
前作『ABRACADABRA』を咀嚼するまでかなりの時間を使いました。今年新譜出るから聴き直すか〜と思って聴いたら、今聴きたい音だな〜。でもこれはバクチクが変化しながらも長年やってきた音だって、急にしっくり来たんですよ。そして『異空』は前作からほど遠くもなく近接しながら、もう少しキャッチーになった感覚。でも、また一歩二歩進んだような音にも感じる。
あれからずっと、SCARECROWの歌詞が頭にこびりついて離れない。でも、これからも聴きますし今後のバンドの展開にも期待しているよ。
好きなBUCK-TICKのアルバム3枚 (今の気分)
・Six/Nine (1995)
・memento mori (2009)
・或いはアナーキー (2014)
3.SLUG - TAPE_2
ドス黒いノイズの化身がやってきた……。コロナ禍にはいってFRIENDSHIPが活動しなくなり、あの黒い黒い真っ黒な、まるで嵐のような、いや、散弾銃を浴び続けるようなエクストリーム音楽とは距離が生まれていた気がする。もちろん、去年のTormentador『Morte Negra』もすごい音でしたが、物理的暴力さえ感じてしまうような圧倒的な力。ただただその光景を眺めるしかないって感じるのはFRIENDSHIPだったり、このSLUGだったりします。
2.Pain Of Truth - Not Through Blood
ニューヨーク・ロングアイランドのハードコアバンド2023 1stフル! NYHCだとダントツで好きな作品かな。ハードコアのライヴ(たとえばブラッドアックスだとか)だと、よくステージ横で対バンしているバンドが見ている、みたいな構図があるんですが、それがそのまま音源に凝縮されているようなハッピーな感覚っていうんですかね。ゲストボーカルがたくさん集結しているところがNYHCへの影響かつ活性化みたいなジャンル全体を盛り上げる源になっているというか、、、いや、音は聴けばこりゃかっこいいとなるし私の拙い言葉よりも、外向けに発信している人を参考にしてもらってほしく。多分ハードコア好きな人以外なかなか聴くことないジャンルだと思うけど、エクストリームな音楽が好きな人にはなんらか刺さると思うのでぜひー!
1.SEA OF SHIT - S/T
シカゴのブチ切れパワーヴァイオレンスSEA OF SHITの2023S/T! 出た瞬間今年のベスト! と確信した。もともとパワーヴァイオレンスが好きってのもあるが、今作ノイズの扱いがとても凝っているように思えたし、音のバランスもとても好みだった。ベストのコメントにしては味気ないけど、パワーヴァイオレンスさいこう!! な1枚。あ、あと、どこかでLP仕入れして欲しい(買いますので)。
その他
202年に行った印象深いLIVEの話
・BLOODAXE FESTIVAL (場所:川崎クラブチッタ)
まず一言、最高のイベントでした! みんなベストアクト!といってしまいたくなるほど満足したなーー。All out warのメンバーがふつうに物販いたり、なんかそれが当たり前にあるハードコア文化っていいよなっというか。それに、ステージも全員バキバキだったし、お客さんもマジで気合い入っててよかった。
・leave them all behind (場所:代官山unit)
3年半ぶりの開催! 前回はクルエルが出ていて今これだけ精力的に動いているのを見るとさすがに3年半って長いんだなと感じますね。今回両日共に最高でした。特にセコナンは大箱で映えるInnerzone Orchestraをしょっぱなやってくれてブチ上がりでした。普段絶対入らんピットインしちゃった。ENDONは耳栓してても音デカいし、尚且つ、かっこよかった。LITURGYも凄まじかったですね。音がそのまま天国に続いているような。。
・NEW REALM FEST (場所:Spotify O-nest)
2023年から始まった新しいハードコアパンク〜ハードコアのフェス。ツーフロアで待ち時間なしでやるのでポンポン進んでよかったですね。年末に見るDEATHROあまりにも最高でした。
・浅草デスフェスト (場所:浅草ゴールドサウンズ)
2018年ぶりに行けました。Pungent Stenchいうことなし!ほんとにかっこいい!(でも2ndの方が好きだから2nd再現の日もいけたらいきたかった) ただ、個人的にはUNHOLY GRAVEを5年ぶりにみて泣きそうになりましたね。。カジさんが亡くなってからみていなくてね。なんだかんだConfession始まってから数年ぶりに鬼のようにモッシュしてしまっていましたが。。スラスラのコーチジャケきていたら外国人に「パワーヴァイオレンス」と呼ばれてわろた。
・京都音楽博覧会2023 (場所:梅小路公園)
陽のあたるフェスなんて何年ぶりでしょうか(笑) くるりが開催している音博ってやつですね。2日目にいきました。京都駅から10分〜15分くらいにある大きい公園(水族館?もある)でやっていたのですが、音漏れしまくっていて音漏れ勢みたいな人がたくさんいてびびった。ここまででかいフェスとかいくこと2013年のサマソニぶりくらいなので。坂本真綾から見ました。真綾さんはこのとき喉の不調からツアー延期になって復活のライヴでしたね。ちょっとPAの音バランスが最初の方あまりよくなくて、声が聞こえづらかった(音も小さめ)のがちょっと残念でしたが、後半は音のバランスもよくなってきて岸田繁と「菫」演奏してめちゃよかった。Tigran Hamasyanちょっとやばかったですね、オンパクってこんな尖ったフェスになるんだってびっくりした。2023年ベストドラムかも。角野隼斗に続き、めちゃハッピーな空気の中、くるりで〆でした。家族連れが多くていい地元フェスですね。トリだからって長くやるわけでもなく(ちょっと物足りなかったが)、ちょうどいいフェスって感じでよかった。また機会があればいきたい。
・静と動 (場所:新大久保アースダム)
コフィンズイベントだけど、あたけさんイベント的にも感じる! ANYO &COFFINSはもちろんいいのですが、SARI初めて聴いてめちゃよかったですね。個人的な感覚ですが、坂本真綾『イージーリスニング』の神秘性とか、世界観に近しい感覚。知らない人たちが出るイベントももっと積極的にいかないとなーとなるね。
・Imperial Circus Dead Decadence (場所:渋谷エッグマン)
ICDDがとうとうワンマンをエッグマンレベルでやるんだ!という感動があった。川崎の公演では主にPAの音バランスが難しいなと感じたけど、ワンマンは流石にいいバランスになっていましたね。長年聴いていたので本当に嬉しかったな。
・Earthless来日 (場所:新代田フィーバー)
うわーひさびさ来日うれしーー!! 2023年の来日で一番嬉しかったかも。前回、ETERNAL ELYSIUMと一緒に名古屋で見てすごく満足して、今回の大盛り上がりで最高だった。フィーバーもパンパンでしたね。どこか遠くに連れて行ってくれそうな音。
・EAST // WEST CONFIDENTIAL Vol.1 (場所:新宿アンチノック)
全部最高〜!なので言い出すとキリがないが、初めて見たTERMINATION激ヤバグラインドだった。しかもハードコアからの流れがあるから、めちゃモッシュパートみたいなノリもあるし、また見てえ〜〜となる。
面白かったインタビュー
・メルトバナナのインタビュー
日本より海外の方が圧倒的に売れるってのは、Borisなんかでもそうだと思いますが、海外の方が人が多い(日本一国に対して海外複数出し)ということと、好きな音の傾向に違いがあるのかもしれません。私自身さいきんメルトバナナみれていないので、ちょっと気合いいれにゃ……となりました。
・クルエルのインタビュー
間違いなく若手のハードコア/デスメタルバンドの中で一番精力的に海外にいってライヴをしているからこそ、言葉の説得力があります。バンドやっている人、やっていない人に限らず読むと何らか残るものがあると思います。
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