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7年ともに歩んだ家族が旅立ちました。

夫婦アコースティックユニット「パラノア」ギタリストの八田太陽です。

今回は、先日亡くなったネザーランドドワーフについて少し語りたいなと思います。

名前は「レペ」男の子です。

小さい身体で気が強く、生命力が高かった。
見た目とても可愛いんですけど凶暴で、、僕らが触ろうとすると頑なに拒否するし全力で攻撃してくるんですよ。元気な時はまともに触れませんでした。

それなのになぜか足にはまとわりついてくる。。
「人間に触られるのは絶対イヤなんだけど猛烈に足フェチ」という習性の随分オレオレなウサギでした。

生命力が高い、と感じたのは過去3,4度命の危機があってそれを乗り越えてきたからです。毛が詰まってしまって(毛球症)ご飯が食べれない時も「食べないと現状を打破できない」と考えるのか、無理してチモシーを口に入れたり、水を大量に飲んだりして自分で辛い現状を解決させようとするんですよね。

病院に連れて行ったりすると「危ない状態」と診断され、「もうダメかも」と思うたびにカムバックしてきた。
僕らの中では「生命力の象徴」のような存在でした。

それでも、、レペが我が家に来てから心配しない日って無いんですよね。帰宅したらまずはレペが元気そうかケージを覗き、元気なのを確認できたら水やペレットを補充する。
生活のルーティングに「レペが元気か」が必ず組み込まれていました。

だから突然病気になり介護が必要になった時はショックでした。
なんの予兆もなく突然の事でした。
もう歳だから仕方ない、そう思う一方で「レペなら持ち前の生命力で以前の健康な状態に戻ってくれるかも」という淡い期待はありました。

ですが日に日に症状が悪化していき、もう元には戻れない事が分かってきたし、覚悟せざるを得ない僕らはやっぱり切なくて。

でもレペ自身は現状の自分を受け入れて、その中で生きていく事に迷いは無かったはず。悲観的なのは人間だけ。
「なんてブレないんだろう」素直にそう思いました。
亡くなる寸前まで「自分の現状を受け入れて最善を尽くす」というスタンスを貫いてくれました。

享年7才。

亡くなったあとしばらくは「今までありがとう」というポジティブな感情でした。奥さんとレペを囲んで思い出話でもしながら。

翌日火葬場へ行き、いよいよお別れというタイミング。
昨日までの日常に当たり前にいた存在が、物理的に消えて無くなってしまい、それがもう二度と戻ってこないんだという事にとても悲しくなり涙が止まらなくなりました。

健康でいよう

突然の症状だったので仕方ないと思いつつ、できるだけ、できる限り健康であり続けたいよなって思いました。自分も。自分の周りのみんなも。

今できている生活は「健康」の上で成り立っていると思います。やりたい事をやりたいだけできるのも、未来を思い描き続けられるのも。
もちろん不変なんて無いし体調を崩す時もありますが、もっと自分も、自分の身の回りも大事にしていこう、なんだかそう思いました。

ブレずにいよう

レペは最後までスタンスを変える事無く自分を貫いてました。
周囲の反応で一喜一憂しまくる自分と違って。
自分が感じる正しい思う事、好きだと思う事。
周りがどう思おうが、何を言われようが、何の反応も無かろうがブレない自分を持とう。

自分の人生なんだから。

最後に

僕の健康、安全をいつも気遣ってくれる奥さん。
はしゃいで泣きまくっていつも元気な息子さん。
ありがとう。

そしてレペありがとう。

またなー。

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