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医療的ケアが必要な子どもの親の就労課題
障がいっ子の親の共通の課題は「時間」です。子どものかかる時間が圧倒的に多いため、仕事をしたり、自分のことをしたりする時間が取りづらいのです。
特別支援学校に通う場合は、送迎バスや医療的ケアをする体制が比較的整っているため、親はお任せできるため比較的時間がとりやすくなります。でも、学校の専属看護師の人手も予算も足らず、毎日通うのは難し場合があります。親が付き添うか、行ける日だけ行くか。
(2021年6月に支援法案が決まり、今後支援の施策が作れら、実際に施行され、自治体が動けば、学校専属看護師が配置されるようになり、もっと通いやすくなるはずです。少し先のことですけど・・・)
もし、支援学校ではなく、通常学級や支援学級に通う場合は、親が付き添うことになります。
そのほかにも、
デイサービス
病院での診察
療育(発達支援)
検査のための入院もありますし、体調を崩しやすい医ケア児の場合は、入院することもしばしば。小児の入院には、親が付き添う必要があるため、24時間つきっきりです。しかも、体調を崩して入院する場合は、長期になります。
1日のうちに働ける時間が短いうえに、長期で休む可能性があると、正社員は難しいでしょう。パートタイムでも、よほど、事業主と同僚の理解があり、サポート体制が整っているのであれば良いのですが・・・
子育てをしているママたちの抱える課題も「時間」です。
移動時間ももったないので、「場所」も課題になるでしょう。
時間と場所に縛られない働き方の実現は、医ケアっ子の親だけの問題ではなく、障がい者本人にとっても、高齢者にとっても、理想形だと思います。
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