居なくなったのは死後の世界に来てしまった私の方だった

前、みんなに見てもらう、みんなで語り合うブログをやってた。

自分が変な世界に来てしまった事を投稿していた。

同じような体験の人が沢山集まってくれた。

あの人たちは何処に行ったんだろう？

そのブログでは、自分の個人情報が分からないように、自分の職業は一切載せないようにしていた。

でも、今振り返ると、その仕事の時にも、変な現象始まっていた。

今更だけど、今頃気づいた。

自分はモデルやってた。

二十代の頃も遊びでモデルしてたから、つてがあって、事務所に所属して、その頃は割と仕事があった。

その頃というのは死ぬ前の世界の頃。

順調だったのに、ある時、そう、ある時突然、

それもテレビ本番中、自分の顔が歪んでいることに気づいた。

自分では無く、関係者の人に、

メイクさんからも「変ね、先週は目元綺麗にメイク出来たのに、なんで乗らないのかなあ？」と言われた。

「太った？ごめん、だめだわ、誰か交代して」

嘘でしょ、自分、使えないって、

隣の女性が、自分の代わりにスタジオに。

自分はスタジオの隅で観ていた。

次の日も同じだった。

その時は調子悪いのかな、太ったかな、ヤバいなあ、と思っていた。

その日以来、仕事が無くなった。

他の仕事もキャンセルになった。

事務所の人の態度も変わった。

たった1週間で、

その時は、自分が何か悪い事をしたのかと反省していた。

それが、2018年の6月ごろだった。

なんで気づかなかったんだろ。

鏡の中の自分がブスに映っていて、見るのが嫌になっていた。

歯並びが急に悪くなっていて、ホワイトニングし過ぎたのかな。

その頃彼氏がいた、そいつは、その頃、ある日突然、忽然といなくなって、未だに、何があったのか、生きているのかさえ分からない。

最後に仕事が遅くなって、ファミレスで待ち合わせして、愛してるよなんて言ってたくせに、

って思ってたけど。

ジーンズが踵に引っかかって履けない、脱げない、脱ぐのに1分くらい掛かる。

その時は、太ったのかな、と思っていた。

でも、その後、痩せても、同じだった。

飲み物をコップで飲もうとすると、口の端じから溢れるようになった。

5年経った最近はうまく飲めるようになったが。

頭の形が、どう考えても違う。

爪の形が変わって、爪を上手く切れなくなった。

長年苦しんだ喘息が治った。

喘息になったことがないと親から言われた。

目の位置、鼻の位置、口、耳、全部が微妙に違う。

だから、メイクさんが困ったのか。

髪質が違う。

突然、癖っ毛になった。

太ったのかな、老けたのかな、

自分ってこんな顔だっけ？

あまり鏡を見ないようにしていたけど、

やっぱり、どう考えても、太った、年取った、不摂生、だとしても、こんなに変わるだろうか？

1番困るのは、噛み合わせ、口内の構造が違うから、上手く噛まないし、口の中のものを喉に届けることが、困難。

赤ちゃんがミルクから離乳食になって1年か2年でやっと普通の食事ができるようになる、それでもこぼす、よだれが垂れる、っていうのは、こういう事なのか、と、他人の体に入ってしまった事の大変さに気づく。

つまりは、自分に限りなく似ているけど違う他人の体に魂が入っているって事だ！！

手足が粉っぽくて、ざらざらしていて、びっくりした。

自分の手ではない。

足も違うからジーンズが入らないんだ。

レントゲン撮ったら、内臓も違うことが判明。

出口の構造が違う。

内部の消化構造が違うから、出た物も違う。

病気かと、消化器科に行ったことがあったが、

その時はレントゲン取らなかったな。

元彼は何処に行ったのか？

いや、私が死んだんだ。

奴がいなくなったとばっかり思っていたが、私が居なくなったんだ。

うちの親どうしてるんだろ？

生きてるのかなあ。

私は死んだんだけど、死んでもここで生きてるんだから、みんな何処かで生きてるんだろう。

会いたいなあ。