20220927 チャンネルを変えても変えてもお葬式の日

隅田川珈琲

隅田川珈琲、というブランドがある。サブタイトルは「TASOGARE」
まあそれだけならあっても不思議じゃないし、あるかもしれないですねと思うだろう。ただこのブランド、設立も現在の本部がある場所も中国。つまり、拠点と隅田川にはなんも関連もないらしい。

創始者とその奥様が日本に留学していた頃、夕暮れ時の隅田川のほとりにて、よく夕日を眺めて一杯のコーヒーをシェアして
景色とコーヒーを楽しんでいました。隅田川と黄昏時のコーヒーの思い出からこのブランドが隅田川「TASOGARE」と名付けられました。

言われてみればそういうのありそうだし、日本にもこういう由来で海外の地名とか入った店いくらでもありそうだけど現地の人からの目線だと違和感がすっごい。それこそまあ、トルコ風呂とか。ねえ。

笛吹けど踊らず

知らない言葉だけどいい響き。新約聖書の中の一節らしい。米津玄師が曲名につけてるらしいし自分が知らないだけか。
吉田茂が国葬になった当時を知る報道関係者が、そのときの一般市民の様子を表現するのに使っていた。国としての旗振りにいまいち乗り切れていない様子だったらしい。
今なら賛成派も反対派も含めて、好き勝手な意見がトレンドとしていくらでも目に付く場所に踊る(踊ってしまう)から、なんとなく自分ならどっちかっていうとってレベルの感想や意見を持ってしまうけど50年以上前の新聞、ラジオからしか世の中で起きてることを認識しようがない社会で、それでも踊らされないってよっぽどだよなあ、と。報道される情報=正解、くらいの影響力があっただろうに。

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