「SRSは誰でもできるわけじゃない」という言説について
「SRSは誰でもできるわけじゃない」
本当に、まったくその通りで、それなりに年を重ねた方や、持病を抱える方がわざわざやるものではないと思います。本当に。
1.SRSはそんなに難しいものなのか?
しかし、この言説が「免罪符」のように働いたり、あるいは、やりたいと思ってる人たちを過度に怖がらせることになったりしないか、とふと思います。
たとえば、在職トランス(カミングアウト)した人が「誰でもSRSできるわけじゃないし、難しい」と言うのを見かけます。が、これは「?」です。
カミングアウトの方がずっと大変な気がします…。
そういう方たちは、SRSできないんじゃなくて、するつもりがないのでは、と思われます。(それならそれでいいと思います)
結果的に、「SRSが難しいもの」、という言説の流布につながってしまってないかな、と思います。
2.本音を隠してる可能性
もちろん、「本当はSRSする気なんてないんだけど、表立ってそれを言うと、居づらくなるから、本音を隠してる」という可能性もありますが。
その場合は、本音を隠させてしまうような周囲の環境の方にも問題がありそうですね。
3.実際はそんなに難しくない気がする
SRSのデメリットを調べればいくらでも見つかりますが、実際にやってみると、「大したことなかった」となるのがほとんどかと思います。「SRSで死ぬ」なんて、ことはほとんどないかと思います。自殺や血栓症は、SRSが直接もたらすものではありません。
射精・男としての子づくり、これらに執着がないのなら、(できればガイドラインの病院とかも行ったうえで)、カジュアルにSRSしてしまってもいい気がします。
よくも悪くも、SRSしただけでは、見える世界はほとんど変わりません。
4.とはいえ⋯
とはいえ、本当に治療薬の見つからないような持病を抱える方や、それなりに年を重ねた方と実際に話してると、「SRSしちゃえばいいじゃん」とは、とてもじゃないですが、言えないです。。
戸籍変更のSRS要件派をとるとしても、そういう方々を排除してしまっている、ということは忘れないようにされたいところです。
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