高身長女子は、全身を覆う服を着てても、誰か分かってしまう。これについて触れられたハディース。

「高身長女性が誰であるか容易に判別できてしまうこと」について触れられたハディースがありました。

内容は、「女性は一人で外出するな」のような背景があっての出来事だと思いますが、あまり理解できていません。。

いずれにしても、身体全体を覆っていても誰かが分かってしまうような高身長女性であっても、外に出てトイレに行くことが許可されたということです。


(以下引用)

女性が外に出て用を足すことについて 3巻 P.238-239「挨拶の書」(サヒーフ・ムスリム ハディース検索/日本ムスリム協会)


アーイシャは伝えている。
べールの着用が婦人に規制されてからのことであリました。サウダは用を足すために外に出ました。彼女は体格の良い女性で、女性達の間でも一際背が高く、彼女を知っている者なら(たとえ衣服で体全体を覆っていても)容易に判別出来ました。
それでウマル・ビン・ハッターブが彼女を見て「サウダよ、アッラーに誓って、われわれにはあなただと容易に見分けがつく。
それ故、外出する際には十分気を配るがよい」と言いました。⋯
彼女は入って来て「アッラーのみ使い様、私は外出致しました。するとウマルが私に(これこれのように)申しました」と言いました。
その時、その御方に啓示(注)が下されました。(注)啓示には二つの場合があるとされる。その一つは言語による啓示、他の一つは、アッラーが人間の心の中に吹き込まれる示唆である。このハディースの場含は後者である。⋯
その御方は「まこと、あなた方が用を足すための外出は許可された」と申された。
アブー・バクル(イマーム・ムスリムに伝えた伝承者)の伝承には“彼女は女達の中でも並外れて背が高い”とある。
なおアブー・バクルは彼のハディースに“ヒシャームは「つまり屋外にあるトイレに行くことである」と言った”ということを付加している。
前述のハディースは別の伝承者経路でも伝えられている。
その中では“彼女は人々の中でも並外れて背の高い女性であった”⋯という言葉になっている。


アーイシャは伝えている
アッラーのみ使いの妻達が用を足す場合は夜、(マディーナの外れの)広々とした場所に出て行きました。
ウマル・ビン・ハッターブは日頃、アッラーのみ使いに「あなたの奥方達にべールの着用を遵守おさせ下さい」と進言しておりました。
しかしアッラーのみ使いはそうはされませんでした。
ある晩暗くなって、預言者の妻達の一人サウダ・ビント・ザムアが外に出ました。
彼女は背の高い女性でした。
その時ウマルが彼女に「サウダよ、われわれはあなただと直ぐ分った」と声を掛けましたが、これは彼が(この問題を深く憂慮し)べールについての啓示を熱望しての行為なのです。
アーイシャはまた(次のようにも)言った。
それから至高偉大なるアッラーはベールに関する啓示を下されました。



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