2012年2月6日『矜持』
【中井祐樹Diary on Facebook 2011-2013】
かつてFacebookにて投稿していたコラムをまとめた旧「ノート」機能の廃止により、こちらに復刻リンク致します。
のちの拙著『希望の格闘技』(2014年刊行)の原型ともなりました。
【10年前の2012年2月6日のコラム】
レオジーニョの解答。
確か、かって「ゴング格闘技」誌上で元世界柔術王者レオナルド・ヴィエイラ氏(当時アリアンス所属)が柔道の柏崎克彦先生('81世界チャンピオン、現国際武道大教授)と対談した際に、先生から「君らの柔術はグレイシー柔術と違うのかい?」(この問い、最高です)と問われ、 「いえ、同じです」と事も無げに(?)答えていたのを記憶している。
矜持ってヤツだ。源流を一にすると仮定しても、厳密に同じなわけはない。それでも「違う」でなく「同じ」という心、僕には良く解る。
先人への敬意。意地。ライバル心と自尊心。自分の「立ち位置」が明確なのだ。
やれば、必ずできる。今の日本の若い選手達はそれを皮膚感覚でも掴みつつあるようだ。人は人、試合は試合、柔術は柔術、変わらんぜと。
初出:2012年2月6日のウォール
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?