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2012年1月19日『競技名よりも…』

【中井祐樹Diary on Facebook 2011-2013】
かつてFacebookにて投稿していたコラムをまとめた旧「ノート」機能の廃止により、こちらに復刻リンク致します。
のちの拙著『希望の格闘技』(2014年刊行)の原型ともなりました。

【10年前の2012年1月19日のコラム】
 打撃+組技=MMA?まあ、ざっくり説明するならそれでもいいか。何でもあり、とは厳密には言えないし。でも、MMAはMMAなんです。

 和名の競技名は要らないか?

「総合格闘技」。競技名って感じがしない…。いや直訳なら「混合格闘技」。一人の人間の視点に立てば、「統合格闘技」って感じもする。

 MMA=Mixed Martial Artsのままで、僕は良いんだけど嘉納治五郎師による「柔道」だったり、正岡子規による史上最高の超訳「野球」だったりのような、グッとくる和名が付けられないでいくのも国内的にはなあ…と思わないでも、ない。一般にわかるかな、と。

 要らぬお世話か。「修斗」はその点凄くイイんだよな…。柔道以来のベストネーミング、かつナイス当て字だと思う。ただ、厳密には「斗」に闘いという意味はないんだけど。

 アメリカだとカジュアル層にも「UFCやる?やらない?」みたいにそのまま呼ばれてるみたいだ。いいね! サッカーみたいにリーグの名前で呼ばれるのが普通になるかな。

 徒手による格闘という本来の意味ではMMAこそ正に「柔術」なんですが、日本ではやっぱり「総合格闘技」ですかね。

 究極的には携わる「人」と「本質」の方がより、大事。自然に委ねます。 
初出:2012年1月19日のウォール 



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