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2012年2月10日『'ゴッドファーザー'』

【中井祐樹Diary on Facebook 2011-2013】
かつてFacebookにて投稿していたコラムをまとめた旧「ノート」機能の廃止により、こちらに復刻リンク致します。
のちの拙著『希望の格闘技』(2014年刊行)の原型ともなりました。

【10年前の2012年2月10日のコラム】
「この世はつらいことが多すぎるから、二人の父親に面倒を見てもらわなくては生きていけない」

 小説&映画「ゴッドファーザー」でも引用された、イタリアの古い諺だそう。(ジョーク説あり、真意教えてパオロ!)。

 ただ、凄い映画、としか見ていなかった僕にはピンと来なかった言葉だが、今、何故だか却って深みを感じてしまう。あるミュージシャンは、ライヴLPの歌詞カードに引用していたし。

 二人の父親=実の父親と名付け親のことらしい。godfatherは辞書で引くと「教父、名付け親→幼児の洗礼式に立ち会い、自分の名をあたえ、その子どもの宗教教育の責任をもつことを誓う人」とのこと。名前を付けるとは限らず、後見人と訳した方がいい、との声もあるようだ。

 少しケースは違うと思うけど、日本でも昔ながらの村落には相談役的大御所がいたもの。精神的支柱は、有る、又は多いに越したことはないだろう。

 おじいちゃんがいるだけでも、だいぶ違う。これが実感だ。感謝。
初出:2012年2月10日のウォール


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