なぜパラダイムは建築設備設計業界の中で賃上げし続けるのか
建築設備設計業界の事情
給料が低い
残業が多い
IT化が遅れている
紙の業務が多い
個人経営が多い
建設業界全体的に当てはまりますが、昭和的な経営が多く、確かな需要に対して働き手にとっては魅力に乏しいことが大きな欠点です。
DX化への取り組みと高利益体質の実現
パラダイムも他社に漏れず上記のような問題点を抱えており、このままでは会社の経営がジリ貧になっていくと考え、2018年ごろからDX化に本格的に取り組み始めました。特にSaaS系のツールが充実してきたため、安価に高性能なシステム投資が行えるようになりました。具体的な取り組みについては、以下の記事で紹介しています。
これらの取り組みによって、事務所からは紙の作業がなくなり、一人当たり生産性の向上、面積あたりの売上の向上、そして利益率の大幅な改善を実現することができました。勢いのあるIT業界の施策をうまく取り入れた甲斐がありました。
他の取り組みとしては
2駅ルールの追加(会社から2駅以内に住むと家賃補助が出る)
完全ペーパーレス化実現のため、全員にiPad支給
BIM化を見据えて、一律ハイスペックPC支給
などがあります。
若手人材の採用・育成による業績拡大
DX化により高収益体質を実現できたため、2020年より若手人材を積極的に採用・育成するようになりました。
20代人数 2018年:0人→2024年:25人
になっています。
若手社員に聞いたところ、特に完全にIT化したことと残業が全くないことが魅力のようです。
売り上げ規模もこの数年で3倍になり、業界の中でも異例の成長スピードだと考えています。
賃上げに向けて
世の中全体のインフレーションや、建設業界の2024年問題などもあり、業界にとっても会社にとっても変革が求められます。残業ができなくなる大手顧客からの受注、他の中小企業のライバル社の倒産もあり、需要のかなり伸びそうな1年になりそうです。また若手人材は毎年昇給していましたが、さらに今年からは賃金テーブルを見直し、ベースラインも引き上げ続けることで、より魅力的な職場にしていきます。顧客からの需要を満たし、それを達成する専門人材の採用/育成をすることがパラダイムの唯一無二の価値であり、それらの実現に向けて2024年は飛躍の年になりそうです。
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