どこよりも早い2022年プロ野球順位予想 補足版

 上のツイートの補足内容をちょっとだけ書きます。

【セリーグ】

 鈴木誠也のメジャー流出がほぼ確定事項の広島を1位予想。主な理由ですが、若手のプロスペクト級選手に出場機会を与えつつ投手陣の整備を図った今シーズンの結果を踏まえてのものです。

 競合指名のショート小園、101試合出場で10本塁打のサード林、少ない出場試合数ながら快速級の俊足で存在感をアピールした宇草、そして何より打率3割をクリアし正捕手の足場固めに成功した坂倉。セリーグでイキのいい若手を最も多く抱えてるのがカープです。

 投手陣を見ても今シーズン9勝をマークした左のスターター床田、ルーキーながら53試合登板でブルペンを支えた森浦。同じくルーキーながらも守護神を勤め上げた栗林。これでFA権を持っている九里亜蓮(今季13勝)さえ引き留めることが出来れば、来シーズンのカープは優勝争いの大本命だと思います。

 2位から4位にかけては野手のリソース順に並べただけなので簡略気味に。

 宮崎残留が確定、新人離れした大物ルーキー牧、強打の主砲オースティン、首位打者経験者佐野と野手のタレントが揃うDeNAを2位。坂本岡本の主軸二枚の安定した活躍が見込める巨人を3位。上記2チームに劣るも立浪新監督就任というカンフル剤投与の中日は4位

 5位6位に今シーズンの1位2位を持ってきた理由は投手陣の疲弊具合を考慮した結果です。

 ヤクルトはセットアッパー清水昇が72試合登板。クローザーマクガフは66試合登板と今季の快進撃を支えた勝ちパターン2名は登板過多。

 先発投手を見ても少々心もとない。来シーズンローテを守り切れそうなのが今年9勝を挙げた奥川ぐらいしか見当たらないんですよね。スぺ体質の原樹理と4勝コンビの高橋・金久保をどこまで信用していいか計りかねました。防御率4点代という期待された数字からは遠い出来のエース小川。ベテラン石川は16試合登板で投球回80を投げましたが来季は42歳……

 そして何より近年のスワローズが好成績をおさめたシーズンは中継ぎが奮闘したシーズンに限ります。2015年にリーグ優勝をおさめた時もロマン・オンドルセク・バーネットの助っ人リリーフ三銃士が獅子奮迅の活躍を見せていました。そうなると来シーズンは……ちょっと厳しいと思います。

 6位に阪神という予想にしました。前半戦は新人王待ったなしの活躍を見せながらも終盤に大ブレーキになった佐藤輝明は来シーズンは居ないものと考えたほうがよさそうです。そうなってくると今シーズン序盤のようなスタートダッシュは不可能。従来、阪神というチームは後半戦に猛ブーストをかけるチームでもないので前半で遅れたらそのまま沈むという読みです。

 

【パリーグ】

 DH制度のあるパリーグは、先発投手リソースの潤沢な順番にそのまま並びました。

 則本田中岸の右腕三本柱に加えルーキー左腕早川が躍動した楽天は、来シーズンにクローザー松井裕樹が戦線復帰する予定のシーズン。「普通に」やれば楽天が優勝するでしょう。

 2位はオリックスにしましたが、楽天とオリックスを比べると投手リソースは楽天に分があり、野手リソースはオリックスに軍配という力関係。どちらを上にするか悩みましたが、楽天にしました。

 3位予想は新庄監督就任の日本ハム。今シーズンは最下位争いを繰り広げていましたが、実は先発投手のリソースはそこまで悪くない。エース上沢、ルーキー伊藤大海、パワーピッチが身上のバーヘイゲン、安定感あるサウスポー加藤貴之と実は役者がそろっている。あとはリーグ最低クラスの攻撃力の野手陣にどれだけテコ入れすることが出来るかだけ。そこは新庄パワーでどうにかしてくれる……はず。

 4位は藤本新監督が就任するソフトバンク。イニングが食える先発投手が不足し、中継ぎの生え代わりも間に合わず、野手陣を見ても柳田という大黒柱は建材もベテランを多く抱える転換期なのは誰の目から見ても明らか。来シーズンはまた試練の年になるのでは、と見ています。

 5位6位は投手陣クソザコの2チーム、西武とロッテ。西武の投壊の影に隠れていますが、実はロッテもチーム防御率リーグ5位で下から数えたほうが早いんですね。今シーズンの優勝争いは野手の力とリリーフ陣の頑張りが原動力だったわけです。西武の最下位回避力を信じて西武5位……と言いたいところだったのですがその神通力は今年で途切れました。そうなると五分五分な気もしますが、ロッテが優勝争いで消耗させられた分を考慮して5位西武6位ロッテで。


 順位予想の補足は以上です。果たしてこの予想が当たってしまうのか。西武ファンの私からすればクソ外れで合ってほしいところですね。

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