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オッソロしい…

まぁ、メンタルやられている人以外も、この梅雨の季節、何かと気鬱になりやすくなって、体調崩しやすくなっていますが、ここ数週間の私といえば、夜になると、吐き気や胸のムカつきに悩まされて、つい1週間前からは、それらの症状が更に進み、毎晩トイレでえずく日々。

さすが妊娠する状況は全くございませんし、風邪を引いた訳でも、今の世の中の問題の「新型コロナ」に襲われている訳でもなくて、原因は自分の持病に出されている「処方薬」ってやつを理解せずにいたことが大きな原因。

今、定期的に飲んでいるのは、メンタルの薬と数年前に手術した腰の(金属ボルト固定されているので)後遺症になってきた腰の痛み。すっかり外を長時間歩く際は、杖なしでは歩けない。(それでも人は気が付かないふりして杖にぶつかり、人の足を踏んでも謝らないんだよね…)

大きく分けてこの2箇所から出ている処方薬は、1日分でも、相当多い量で自分でその効能もろくに知らず、「医者任せにしておけば、良いや」と、丸投げしていたのが、問題でした。

あまりにも体調が悪いので、ふと精神科で処方されている薬だけを怪しんで、そっちは細かく一つ一つググって、副作用を確認したらかなりヤバいものばかり。とある著名な精神科医がこの薬は「麻薬と同じものだ!」と、言っていたので、それらはひたすら減薬をお願いした結果、先生が喜ぶくらい減薬することが出来ました。

が、別に出ている、整形外科の痛み止め薬などはすっかりノーマークでした。

とりあえず、整形外科の薬を飲んで、その後30分くらい間を開けて、吐き気止めなど入った精神科の処方薬を飲んだのですが、先に飲んだ薬の成分が効き出した頃、猛烈な吐き気と脱力感に襲われ、七転八倒。ひたすらトイレに篭り、えずくばかり。

先程お邪魔したすぐ近くの処方薬局に、息も絶え絶えで、薬剤師さんにちょっと時間外ではありましたが、連絡して相談してみました。が、その最中もずーっと苦しみっぱなし。
「救急車呼んだ方がいいかもしれないですね…」とは言われたものの、万が一整形外科でお世話になっている病院に運ばれた場合、帰りの足もなく、また翌日は、バイトがあり、穴を開けるわけにいかない。
でも、体調優先ということで、もう少し様子見て、ダメだったら、呼びますと言うことで、一度電話を切りました。

が、収まる気配は全くなく、手足は痺れ、部屋から動け無くなりつつある最中、トイレに駆け込むより前に発作のような吐き気に襲われはじめ、手元に置いて置いたゴミ箱にえずき周り、明らかに不安になり、再度まだ残っていた薬局までなんとか行くので、そこで救急隊員さんに状況説明をお願いして、救急車を呼んでもらいました。
その時には、もう吐き気ばかりでまともに話が出来ない状況。

部屋にまで来てもらっても、凄まじい荒れっぷりを晒すのは忍びなく、気力を振り絞って、最悪の事態も考え、下着類数枚と今飲んでいる薬、お薬手帳、ちょっと前に別の内科に行った時にまとめておいた病歴や、家族の病歴などまとめて置いた手帳を近場の袋に突っ込んで、なんとか薬局まで這って出た。

そこでなんとか救急車を呼んでもらったが、救急車に乗って血圧などを測定している時には、どうやら急性期を過ぎた頃だったらしく、バイタルチェックでは既に問題ない数値だと救急隊の年配の男性に優しく言われ、
「この調子だと例え病院に搬送しても、すぐ帰される可能性が高く、また病院からの帰宅も困難だし、何より怖いのは、病院で他の病気を貰ってしまう」ことと危惧され、暫く救急車内で落ち着かせてもらい、ダメだったら、再度遠慮なく連絡してくれて構わないから、自室で大人しくしていた方がいいという判断に従い、アパートの入り口まで、身体を支えて送ってもらった。

その頃には、整形外科の薬は落ち着いたようで、とにかく身体もなんとか横たえられるようになったので、大人しく横になり、寝る前の薬として、精神科に出された眠剤や胃腸薬を、水を受け付けないので、薬だけなんとか飲み込み、夢うつつに横になっていました。

夜11時過ぎに、姉から電話が入り、出かけていた為繋がらず、留守録に入っていた救急隊の人の言葉にびっくりしたようで、ぽつりぽつりと事の経過を話し、既に自室に戻って寝ていることと、なんとか精神科で貰った薬だけで、食べ飲みは無理だけど、なんとかなりそうなことを伝え、「一瞬心臓が止まった」らしい、申し訳ないことをしたことを詫び、眠剤が効かないまま、朝を迎えました。

翌朝早くに、姉から再び連絡が入り、罪滅ぼしの気があったのか、差し入れを持ってアパートに寄ってから、出勤するというので、軽いもので十分だと伝えて、姉が来るまでまた横になって、待っていました。

そうこうしているうち、玄関のベル音がして、姉が来てくれました。

差し入れで、喉越しの良いゼリーやゼリー状飲料や、インスタントお粥など数点を差し入れてくれて、
「とりあえず昨夜より元気そうで何よりだけど、相変わらず凄まじい部屋の中だね」とボヤキつつも、顔を見て安心したようで、すぐ立ち去っていきました。

それらをありがたく頂き、少し栄養を取ったのち、何とかアルバイトに向かうくらいには、気力・体力も戻ってきたので短時間で、座ったままのバイトということで、なんとかバイト先に向かいました。

しかし、医者任せで同じ薬を出されていても、やはり長く服用する場合は、やはり薬についての知識、特に副作用について、よくよく自分でも理解していないといけないとつくづく思い知らされました。

その工程は確かに面倒かもしれないけれど、必要な事なんですね。

吐き気などに襲われている際に救急車を呼んだことについて、「いつ死んでもいい」などと、生に執着していないと普段言っていながら、やはり生に執着していることに、思わず笑えてしまった。

しかし、薬って本当に毒にもなるのね。

よく知らないと、オッソロしい!
とりあえず次の診察まで、整形外科の薬だけは、断薬です。

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