20201220

　カテゴリなぞ、有るのか無いのか分からない俺自身なのだが、この事は敢えて日記として書き留めるのが相応しいと思った。今も過去も未来を想う事も、ここに存在している現在現実在ってこそのものであるから、なので個人的に今起こって思っている事の記録である。ライブする感覚で書き留めようと思う、書き留めた結果を楽しもうとしている自分が存在する。

　高座で居眠る志ん生、それを見守る観衆の画。

ミッドナイトポエッツの無音配信が0時に始まり、10時に差し掛かろうとする現在も継続中だ。現在配信を見守る者20名前後、一見何もしない、行為を配信すると言うのは無駄に感じ取れるのかも知れない、だけど何故その行為に至ったのかは配信者は勿論、今までエントリーしてきた参加者達も、受け取るカタチはどうで在れ、理解しているものと思う。簡単に言うと、見つめ直す行為だと、言い切るには少々奥歯残る物が在るがそうだと思う。

　キャスに於いて表現するとなると、音、は必須となる。音ありきで無音も存在する、表現も形成され、発表につながる。それを廃した行為が今現在も流れている。

　大変申し訳ない話かも知れないが、自分は0時前から布団に潜り、iPad開きヘッドフォン付けながら横になっていた、寝入る態勢万全である。そして誰も察する通りで、目覚めては状態を確認しつつ再び眠る事を繰り返していた。レムとノンレムの波型に違わない、普段より浅い眠りの中で。途中こんな夢見た事を覚えている。男だらけの電車の座席、都心から千葉？方面に向かう電車、逃げる様に下りた街並みは新宿に似ていて、尚且つそこで在ったアジア系の父娘？と街の脱出を試みる、狭い地下穴を見つけ、飛び込み、匍匐前進しているところで目が覚める。

　無音は続く、この辺りから主題になりそうな気がする。目覚めコーヒー淹れたりしつつ気付いた事だ、本当の無音はあり得ない、周りの音を止めると言うのも無理な行為で日常は続く、そして己の体の中さえ、脈うつ呼吸する等々音が鳴る活動をしているのだ、己の意思と離れたところで、それを自身で聴く行為ではないだろうか、正しく胎動だ。ここから始まっている、この胎動の中で生きていた経験が嘗て在り、やがて外界に堕ち、様々な影響受けつつも活き続け、その結果を己で魅せようとする行為が表現、かも。と。自分は気付き向き合える機会が得られたので適度に応じているのだが、この分書きながらも尚も続いている無音配信の中、参加者は何かを感じ取っているのだろうか、疑問では在るが問い詰めまでも至らないような問いかけみたいな葛藤の様な状態が続いている。無音配信、そして表現しない、と記されているが、ライブは行われそれが立派に成り立っていると言う事だ。何もなさそうなiPadの画像においても少なからず反応、変化が起きていて、自分は何気にその変化に参加してしまっている。そう、ライブは今もなお続いている。

　朝刊を読み終え、洗濯物も畳んだ、褌にアイロンをかけて娘の朝飯も造った、久しぶりに持ち出した小型加湿器の状態も確認中である、そしてツイッターで繋がっているコの出産を無事の報告も目にして、おめでとうを伝えた。己の中身と向き合う中、つい最近まで中身にいた子が近しいトコロに居ると言うのは多いなヒントになりうるか？当たり前すぎること言うけど、人生の縮図だね。

　そろそろ買い物行かなくちゃな、そしてそんな無音配信続くキャスで昼間から上映会観るんだ俺。全界の曼陀羅はそりゃもう無限に拡がっているけど、その一部を知るような行為なのだろうね。変化は有るのか無いのか、ただただ楽しみでいる、おれもアンタも、そして社会も。

　11時間が経過した、3度目の枠切り替え、参加者のコインが投げ入れなれた。