The place you dream of is not frustrated act.12 CASIOPEA3rdファンミーティング~Special PARTY!!@日本橋三井ホール
いつの間にやらアルバムデビューした日-5月25日辺りに二年毎にファンミーティングを開いているカシオペア3rdさん。自分は2015年のこの時は12月開催だった其れに参加して以降ことごとくタイミング合わず、今年こそはと思っても状況が諸々厳しい為直参は諦めたが、淡く期待していた配信が決まり今回はリモート参加出来た、ものの途中で家事したりであまりリアタイ出来なかった。有難いかな今回のはアーカイブが8日間と長く残ったので此方を繰り返し見ながら自分なりにまとめた。まずこーいう感じのイベントだよという前振りに、開催前にアップされたイベント予告動画を貼るがサムネからもう吹く。
5月29日土曜日、まだ外が明るい午後4時にイベント開始。まずファンクラブ主催の司会を長く務めている新居さんと加藤さん(2人も会員です。この辺りは後に)が現れ、一通り説明をしてメンバー4人を呼び挨拶にとひと言ずつ御発声をもらう時に神保さんが「目指せ50周年!」と初っぱなから、まるで気合入れるみたいな発言が飛び出し、鳴瀬さんは軽ーく上の方々を皮肉る風なご挨拶で幕開け。
イベント第1部はスタッフでありカシ第5のメンバーとも言われる堀内さん編集の映像上映会から開始。メンバーは恐らく先頭の特別席で観客と一緒に見ている模様。服にまだ冬の寒さ感じる頃のリハーサル風景は、この春のビルボードライブに向けての。合間に大高さんが「今回のワンポイントレッスン♪」を始めたり確認からだんだん話しが変わっていったりと和やかなシーンや『ときめき』の演奏、なのに『FIGHT MAN』を叩き出してしまう件も。本番のツアーの様子はビルボードライブ横浜でのだったのはこっそり嬉しや。ラストのアンコール曲が『SET SAIL』だからセカンドの時に回してたのかな。現地リハーサルで2人羽織ベース-鳴瀬さんの背後から堀内さんがベースを弾く姿はホント楽しげ。いつかのベースソロコーナーで実現してほしいし、提案していたギター2人羽織も。この時に情報が出たベースマガジンもネタにしていて表紙を共に飾る若人の長髪を見て「こんな髪の毛があったらなぁ」とぼやく御大にCG合成で長髪を生やす画像がポンと挟まれチャット内爆笑。会場内からも笑い声が洩れたのはしゃーない。後半は蔵出し映像セレクション。購入特典の色紙に誰かさんがチュッとキスしたり←いいなぁ、大高さんがベースを弾いたり何故かPAスタッフがドラムを叩いたり、更にマダム基リンゴスッターさんもドラムドカドカ乱れ叩き。マダムとナルチョのファッションショーatBLUENOTEが始まるわ(別のシーンのブティック『アンメルツ』に爆笑)神保さんによる『SPACE LOCOMOTION』のベースラインの解説も繰り広げられるわ、締めはヘタオピアの長髪パーマズラ-アタマに貼った動画のサムネの姿で、周りのスタッフさんに団扇をはたはた仰いでもらってるノロさんの「苦しゅうない」で映像は終わり。
4人と2人がステージに戻り次はここ一年についてのインタビューコーナーに。野呂さんは「家におりました」『A・RI・GA・TO』は知り合いの医療関係の方に感謝の気持ちを込め作られたとも。鳴瀬さんは『ナルさんぽ』教則動画の話しから「引きこもり老人」本人談、朝のローテーションで腹筋をして朝のシャワーで全裸乾布摩擦を行いと健康的な日々を過ごしているとも。ラジオが好きでTBSラジオを朝から夕方までずっと聴いているそうな。森本氏や荻上さんの番組を熱めに語っていた。大高さんはユーチューブチャンネルの開設とドラマ『24』(ジャックバウアー氏版)を再び見てハマったそう。野呂さんも以前『24』を一気見したとも。神保さんは『OUCHI DE JIMBO』の話から健康管理で10時就寝を目指し「じじんぼアキラに改名し増しましたっ」にも触れた。それぞれの近況報告の後は『A・RI・GA・TO』の裏話へ。スライドにオールスター-親族一同揃い踏み←勝手に付けた バージョンが流れ、会場は大画面で見られていいなぁと思いつつ。野呂さんの歌は「よし、じゃあ歌っちゃえ」な感じでそーしたのだそう。オールスターバージョンで御大がメロディグラス叩いていたのは、音を入れる順番が回ってきた時点で「やじー」(インスビリッツの箭島さん)が全部ベースを弾いちゃって「弾く場所が無い」からだそう。明けたらやりたい事は野呂さん「吞みに行きたいですね」大高さん「同じくですー」鳴瀬さん「全裸乾布摩擦だけは続けたいと思ってます」神保さんの「やっぱりライブやりたい」にはみんなうんうん。毎回恒例のプレゼント抽選会は大切な観客さんお楽しみタイム、なんだけど引いたくじに書かれた番号が小さ過ぎて読めない事態に笑っちゃいけないけど笑ってもうた。ともかく当たった方々おめでとう。なんとか終え会場は室内換気の休憩タイムへ。チャット内にカシオペアのスタッフさんが来て、再開時間を知らせてくれたのはありがたや。
二部はゲストの楽しいライブ、ミーティングのメイン出し物。一番手の『ワインペア』というワインが好きなドラムス(某リーダー)とオルガン(某マダム、ここは本来の楽器だ)の二人組によるファンキーなオリジナル曲の演奏は格好良かったんだが、格好が共に漫画&アニメの鬼を滅ぼす刃物を振るう少年達の其れで、ドラムスの方は主人公の羽織でオルガンの方はそのヘタレ友人の羽織と金髪ヅラで、このコスチュームは誰が言い出して2人、特にリーダーはよくオーケーしたなぁと思いながらチャット内は流行に乗ったと笑い沸いたのだった。演奏を終え2人はさっと去り次の出し物のつなぎで司会の2人が怪しいユニット名の由来のワインネタを暴露。オルガンの方は赤が好きとは当人が話していたけど、リーダーが歯に色が気になるから白を飲んでいると明かされた。更にファンミーティングの歴史が語られ、自分も初めて参加した91年の調布でのイベントが第1回で今日まで30年続き、司会もこの時からずっとこの二人で頑張ってきたとしみじみ語っていた。第1回に会場内もチャット内も反応した方があんまりいなかったが、ホントはもっと居そうな気も。この年の冬から暫く毎年行われたバスツアー-noteを始めた頃にアップした詩『花束が降る夜へ』が生まれた旅行にも少し触れちょっと嬉しかった。
次の準備が出来、二番手の『アキラ&ヒロ』が登場。アキラ氏(本来はドラムス担当)は事務所に買ってもらいヒロ氏(古希+1氏←雑)のは自分で買ったそうなスカジャン&ヅラ姿のデュオ、ヒロ氏曰く「ポップチンピラグループ」。チンピラを「イカ〇ポンチ」と勘違い?したアキラ氏の迷言も明かされたが、…コワイから一部伏せる。ヒロ氏はそのヅラの長い前髪を邪魔と気にする隣で、今回は「演奏自慢」というコトでベースを弾くアキラ氏はいそいそと指サックを3本分装備。前回出演時に指にマメが出来てしまったので指を守る為に付けるとのこと。「大事なのは親指はLサイズ、人差し指中指はMサイズ」と自慢げに語る。唐突に「A~で始まり、Cで終~わる、素材の会社、エイジーシー」とCMソングを歌い出すギターのヒロ氏は、ヅラはそもそも一回こっきりのつもりだったので痛みやすいのか毛がを毎回使い年経つつれにポロポロ抜けてきて、という話しからアデランスに頼もうってアキラ氏の発言にシャレにならないとツッコむ始末。「いつまでもあると思うな、髪と金」な件は後ほど更なる笑いになるとは。面々と特にヒロ氏が喋っていたのは久しぶりに喋る時間が出来て嬉しかったのかな「こういうこと最近無いんだからっ」とも言うたし。やっと出し物に触れ「今まで歌が若干古い」と顧み今回は新しい『パプリカ』をカバー、その難しさ深さを語る。序でに車のパプリカも思い出したそうな。で、脇を固めるボーカル&ダンサーに元歌の人の親戚の隣の家の長いから以下略な設定の米酢玄米氏(第5のメンバーH氏)とピンク元レディース(司会の2人)を呼び「あと一つだけ」まだ喋るんかい。ずっとリハーサルをし続けた為に最後の「プロの」カの付くバンドの頃にはメンバーへたっていると前振り或いは言い訳をして、やっと歌へ。ダンサーの皆さんは頑張って歌い踊りヒロ氏もアキラ氏も演奏バッチリ決まってたと思ったらアタマ休みなのに弾いていたり。「リハ通りにはいかねーな」「二年後出来るかな」と去り際に弱音も言っていたけど是非やって。
ステージの転換の間にダンサーの姿で裏話。急にヒロ氏より「踊れ」と言われユーチューブをいくつか見てコピーしたそうな。さて気になるはメイン出し物じゃないゲストの『ヘタオピアバンド』さん、今まではアメリカからヘリに乗って来日していたのだが、なんでも前回日本が気に入って住んでいたら禍で帰れなくなり現在は世田谷にいる、という設定で世田谷でも「セレブだから」ヘリコプターでこの会場に来るそうな。海外の配信視聴者向けにボードを撮し英語で状況を伝えも。本当にそーこーしている内にヘリの音が会場内に響き、遂に登場。
今回はドラムス担当(マダム)はヅラは外した先刻の格好、メインボーカルとギター(リーダー)は今回「フォーク出身」という設定でマッシュルームヘア、パーカッションとコーラス(古希氏)は赤ロング、ベース(引き続きアキラ氏)は金髪アフロ、のヅラに白い服という今回の出で立ちでまず『バンバンバン』。お気楽ギグでもカバーしてたなぁ、誰かさん。しかし此方は歌あり、普段の声より高いせいでおかしい、笑いのツボにはまってもうた。次は赤ロングの方がドラムに座りマッシュルーム氏がオルガンの前に立ち、一旦引っ込んでいたマダムが多分サムネの赤い長めの衣装(違うやも)を着て40周年団扇とマイクを持って登場。ボーカルキヨリン、オルガンノロリン、ドラムスナルリン、ベースボボリンによる『恋のバカンス』オルガンソロ付き。熱唱するキヨリンにナルリンのコーラスというか合いの手が「次は小岩小岩~」と「エッチー」がツボ。ラストは万雷の拍手の中でドラムスティックをゆっくり回すナルリンで締め。そして今度はキヨリン-マダム“キリツ”レイさんが再びドラムに行きナルリン-ノロセさんが通称モモちゃんの名が付いたギターを持つ。ベースのナルンボさんの指サックの交換タイムに「JIMSAKU再結成で(ベースを)練習しているじゃないだろうな」「俺呼べよ」とかツッコむ。かくいうノロセ氏もギターの準備に入る為にマイクを、引き続きオルガン担当のノロリン-大ノロさんにタッチ交代。「(オルガンを)練習しても練習しても上手くならない」「周りの人には『上手くならないでください』と言われている」等半ばぼやいて始まったのは、CASIOPEAの『FIGHT MAN』、ギターはディステーションはスタッフが踏んでくれる“親切やさしい演奏”、間のソロ回しではベースが『メリーさんの羊』を弾いたりドラムは爆裂し、長いもったいぶった締めで出し物は全て無事終了。そーいやステージを捌けてからヘリが飛び立つ音が無かったけどどうやって世田谷に帰ったのやら。終始笑い転げた第二部の次は、さあ『カ』の付くバンドの出番だ。
大本命の第三部、CASIOPEA3rdライブは『BLACK JOKE』からクールに始まった。あぁ落ち着く&格好いい。今回のイベントに合わせオフィシャルグッズで3色のペンライトを発売され、大高さん越しに其れがいくつも振られているのが見えた。『DOMINO LINE』ではいつもの音のドミノ倒しの所で神保さんはスティックを華麗に回しも。『DAZZLING』と1st時代「若気の至りシリーズ」の3曲をまず。「さっき謎のコピーバンドがいましたけどね」とご挨拶しこの春3rdで初めて取り上げた2期時代の『NEW HISTORY』はこの曲のアタマのベースラインは当時から好きだなぁ。ギターソロもたっぷりして“帰って”くる時に大高さんの方を向く野呂さんがね、よかった。『SET SAIL』と「捻くれ野郎」は誰やらやらな『FREAK JACK』を演奏。チャット内は曲毎に丁寧に解説してくれる人がいて、カシサウンドこれが初めてさんが感謝していた。ペンライトの光も増えてきて画が華やかになってきた。曲が発表された年代順に並んでいる今回の拘りも明かされ「3rdも立ち上げて9年目になる。早いもんですね」としみじみしてその3期へ。『MODE TO START』更に『CATCH THE WIND』でチャット参加者はノリノリ、なんだけどリ〇ブ21という毛髪クリニックのCMソングだと解説が入るや、二部で散々出たヅラネタをみんな思い出しチャットは笑いの絵文字や笑の字が並んだ。曲はカッコいいのよ、うんっ。最新の『BEYOND THE GALAXY』はこの2年ずっと様々な所で聴いているからノリノリとしみじみが交錯した。ギターソロに突入したらエラい走っていた感じだったり、支えるベースラインがいつになく面白くて。ラストの「ヘイヘイ」はチャットでやったぞ。ダイレクトアタックで来た『ASAYAKE』もサビでチャット内みんな「ヘイ!ヘイ!」と拳の絵文字を打ち込んで盛り上げた。会場の人たちもペンライトを持って腕を上げていたのが、しっかり撮っていたよ。ステージから其れの光景はさぞかし綺麗だったろう。アンコールは二部で謎のコピーバンドが演奏した『FIGHT MAN』を生き生きと皆さん奏でていた。この曲も後半のギターが熱かったわベースがはみ出ない範囲で自由に動いていたというか弾き暴れていた。4人がにこやかに去った後「名残惜しいですが」と司会の方々が終わりを告げた。「どうか安全にお過ごしください」そして「またお会いできるのを楽しみにしています」には配信勢は一様にその「また」はリアルで、会場でを誓っていた。誰かが「ライブ会場で会いましょう」と打ってもいたっけ。リアルでは規制退場のアナウンスが聞こえる中、自分はチャットルームから退室した。午後7時過ぎ、本当にあっという間の愉快な3時間だった。
三部のセットリストはビルボードツアーの思い出総まとめな感じ。横浜の第一部でやっていた、これは聴いてないが半々だった。後者は各所のアンコールに持ってきたのだろう、とはいえリハーサル動画でちらりと演奏した『TOKIMEKI』がなかったのは、個人的大好き曲なんでさみしかったがこれは又のお楽しみ、にしたい。『A・RI・GA・TO』も歌無しでもよいんでカシサウンドで聴きたい気持ちはあったけど、むつかしいかな。
そもそもCASIOPEAのファンクラブは古いファンたちがつくり代替わりしながらバンドと共に続いた、という話しをちょうど自分が入った頃の会報で語られていた。バスツアーを仕切っていたのもファンクラブのスタッフさんたちだった。自分は一時退会したが3rdになってファンクラブに再入会し、コレもここにアップしている詩で取り上げた2012年のドレスリハーサルも新居さんと加藤さんが司会をしているのを見て久しぶりと思ったなぁ。この年は冬も開催しこの時の抽選会でお楽しみ袋が当たった。ファンミーティングが今回まで続いているのが本当に有難く、次も開催してほしいと願う。今度こそは直に参加してヘタオピアのライブで爆笑したい。だから…。
第一部で話しに出た『A・RI・GA・TO』のオールスターバージョン動画をラストに添える。このバージョンもいつか叶うならライブで直に観たい、けどもっとむつかしいね。てへ。
余談をひとつ←ヒロ氏かよ
尚、91年の調布イベント-ヘタオピアデビューを観て書いた当時のレポートは今も残っている。話しに出たし此方も近日アップしよう、かな。にやり。