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【格安EDH】1万円EDH その2「 鋼の魂、ワイレス/Wyleth, Soul of Steel」

 こんにちわ、ハルタカです。
 EDH(統率者デッキ)を10000円で組むシリーズ第二弾です。
 前回から一発屋での企画倒れにならなかったのは、いいねを押してくださった皆さんのおかげです。ありがとうございます。モチベーションに繋がるので、また面白かったら押していただけると幸いです。

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 前回同様、統率者レジェンズの構築済みデッキから戦いに備えよ/Arm for Battleの統率者であるワイレスでデッキを組んでいきたいと思います。

Wyleth, Soul of Steel / 鋼の魂、ワイレス (1)(赤)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)
トランプル
鋼の魂、ワイレスが攻撃するたび、これについているオーラ(Aura)や装備品(Equipment)1つにつきカードを1枚引く。
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デッキ構築条件は次の通りです。

MTGの基本的知識がある程度備わっているが、統率者戦自体は初めてといったプレイヤーが回せるデッキをコンセプトにしている。
■10000円以内でデッキを組む(基本地形は自分で準備)
■送料や探す手間を考えると国内最大在庫数を誇る「晴れる屋」のオンラインショップで一括で揃えられることが望ましいので、価格の基準は晴れる屋に準じることにする。
■想定するデッキレベル帯は飲酒鯖やコマンダーフェストでも見かけることの多い6プラスマイナス2程度に抑える。基本は6以下。
■ある程度わかりやすいギミックを中心にしたデッキを目指すが、少しは難しいコンボやシナジーを詰め込んでも良いことにする。そういう通常構築で見かけないマニアックなコンボとかをお目にかかれるのも統率者戦の醍醐味であると考える。
僕が実際に回したデッキ以外は紹介しない(証拠としてタイトル画面はオンライン対戦時の画像で、デッキレシピの下に実際のデッキの写真も掲載します)

デッキレシピ

 ※値段は2021/10/18 晴れる屋の販売価格より。値段がかかれていないものは構築済みデッキのものを使用。

【統率者】鋼の魂、ワイレス/Wyleth, Soul of Steel

【土地】30枚(1680円)
《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod's Generosity》 250円
《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》 300円
《岩だらけの大草原/Rugged Prairie》 300円
《断崖の避難所/Clifftop Retreat》 400円
《観客席/Spectator Seating》 400円
《怒静の交錯/Furycalm Snarl》 80円
《錆付谷の橋/Rustvale Bridge》 50円
《ならず者の道/Rogue's Passage》
《統率の塔/Command Tower》
《山/Mountain》 8枚
《平地/Plains》 13枚

【クリーチャー】15枚(2160円)
《心優しきボディガード/Benevolent Bodyguard》 50円
《命の恵みのアルセイド/Alseid of Life's Bounty》 150円
《無私の救助犬/Selfless Savior》 150円
《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》 1000円
《疫病のマイア/Plague Myr》 300円
《鋳造所の検査官/Foundry Inspector》 10円
《剛胆な考古学者、アーデン/Ardenn, Intrepid Archaeologist》 50円
《王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent》 50円
《シュタルンハイムの駿馬/Starnheim Courser》 10円
《発掘現場の技師/Digsite Engineer》 100円
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》 100円
《弾圧する構築物/Crackdown Construct》 30円
《ジョイラの使い魔/Jhoira's Familiar》 10円
《静寂をもたらすもの/Hushbringer》 150円
《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》

【エンチャント】9枚(730円)
《歩哨の目/Sentinel's Eyes》 10円
《きらきらするすべて/All That Glitters》 150円
《ヘリオッドの神罰/Heliod's Punishment》 10円
《フェリダーの陰影/Felidar Umbra》 50円
《棍棒での殴り合い/Bludgeon Brawl》 50円
《ギラプールの霊気格子/Ghirapur AEther Grid》 50円
《幽閉/Minimus Containment》 10円
《古き者のまとい身/Mantle of the Ancients》 400円
《シガルダの助け/Sigarda's Aid》

【インスタント】8枚(150円)
《セジーリの防護/Sejiri Shelter》 30円
《使徒の祝福/Apostle's Blessing》 100円
《カズールの憤怒/Kazuul's Fury》 10円
《稲妻曲げ/Bolt Bend》 10円
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《ボロスの魔除け/Boros Charm》
《過大な贈り物/Generous Gift》
《摩耗+損耗/Wear+Tear》

【アーティファクト(装備品以外)】13枚(1490円)
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》 30円
《多用途の鍵/Manifold Key》 180円
《思考の器/Thought Vessel》 150円
《液鋼の首飾り/Liquimetal Torque》 100円
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》 20円
《精神石/Mind Stone》 100円
《友なる石/Fellwar Stone》 150円
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》 180円
《確信のタリスマン/Talisman of Conviction》 50円
《雲の鍵/Cloud Key》 250円
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》 280円
《太陽の指輪/Sol Ring》
《ボロスの印鑑/Boros Signet》

【アーティファクト(装備品)】24枚(1790円)
《骨の鋸/Bone Saw》 30円
《ブーツ・オヴ・スピード/Boots of Speed》 10円
《忘れられていた家宝/Neglected Heirloom》 10円
《決闘のレイピア/Dueling Rapier》 10円
《皮の鎧/Leather Armor》 10円
《岸壁安息所の帆凧/Cliffhaven Kitesail》 10円
《研ぎ澄まされたコペシュ/Honed Khopesh》 10円
《レオニンの円月刀/Leonin Scimitar》 20円
《小剣/Short Sword》 30円
《手甲/Shuko》 300円
《ゴーレム皮の篭手/Golem-Skin Gauntlets》 10円
《護民官のサーベル/Civic Saber》 10円
《シルヴォクの生命杖/Sylvok Lifestaff》 50円
《予備の短剣/Spare Dagger》 10円
《忍びの釵/Sai of the Shinobi》 20円
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》 300円
《浄火の板金鎧/Empyrial Plate》 150円
《ローブ・オヴ・スターズ/Robe of Stars》 300円
《イラクサ嚢胞/Nettlecyst》 180円
《スカイクレイブの大鎚/Maul of the Skyclaves》 200円
《黒曜石の戦斧/Obsidian Battle-Axe》 120円
《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》
《探検者の望遠鏡/Explorer's Scope》
《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》

構築済みデッキ「戦いに備えよ/Arm for Battle」 2000円
シングルカード合計 8000円
デッキ総額 10000円(2021/10/18 晴れる屋通販にて)

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(実際は写真の聖遺の塔は抜けて静寂をもたらすものが追加されています)

 今回は前回以上に予算の配分が難しく、10000円しっかりと使い切ってのフィニッシュでした。

 ワイレスは非常にわかりやすい統率者で、装備品やオーラをペタペタ張ってアドバンテージを稼ぎながら打点を上げていく戦略を軸にしています。
 オーラや装備品を使うデッキに言えることは「装備した本体を除去されると、テンポやハンド・アドバンテージのロスがでかい」という点です。ワイレスは「殴ったらカードを引く」という容易い条件でハンド・アドバンテージ面のロスを解決しており、その長所を伸ばしていくと唯一無二の爆発力のあるドローエンジンになるという点が魅力です。カードを沢山引くと気持ちがいい。日々のメンタルケアにもお勧めできる統率者となっています。

 ただ、根本的にコンバットで決着させる戦略自体が統率者戦では回りくどい方法なので避けられ気味です。通常の一対一の対戦と違い、21点×3人分のダメージを統率者ダメージで勝とうとするのは3倍近い手間がかかるというわけです。40点の三倍なら120点。通常の1vs1の6倍の手間がかかるというわけですから、真面目に殴って勝つのはとっても大変です。ワイレスは基本的に殴って勝つ統率者です。この点で他の統率者よりも構築難易度は上がっているわけです。

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 一般的にワイレスを運用する場合、『〇〇と〇〇の剣』みたいなアドバンテージを稼ぎやすい装備品をサーチし、それらで盤面を固めながら連続コンバットや無限コンボ、ヘイトベア―戦略で低速化させて走り切るといったゴール地点を目指していくという形となるのがセオリーだと思われます。

火と氷の剣

 ただ私のワイレスデッキは早々に諦めました。(予算的な意味で)

 こういう装備品界のスターダストクルセイダースを採用できないので、私は「軽い装備品をいっぱいつける疑似チェインコンボ」という方法を取ることにしました。そんなわけで少し毛色が異なるタイプのワイレスデッキのご紹介となります。(ここまで前振りだった)

ワイレス

BØYは傑作

デッキ構造

 ワイレスを出して軽量な装備品を引っ付けて殴って、ドローで引き当てた装備品を延々とつけ続けてフィニッシュです。ワイレスに付けるための装備品とオーラが合計28枚あります。単純計算で2~3枚は初手に装備品があるわけです。ワイレス自身のドローでどんどん雪だるま式にカードをペタペタ張り付けて育てていきます。新感覚・EDH育成ゲームです。

 28枚の装備品の選択基準は『呪文コストと装備コストの合計値が低い』ことや『できるだけタフネス増加や回避能力を付与するもの』を優先して選んでいます。基本は呪文コストが1以下で装備コストも1以下かオートアタッチメント(自動的にワイレスに引っ付く)に集約しています。
 デッキの核である装備品はリミテッドレベルのお世辞にも強いとはいえない装備品をたくさん詰め込んでいます。これが今回私の組んだワイレスのユニークなところかなと思っています。

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 MTGの世界に装備品という概念を最初に取り入れたのはミラディンでしたが、その最初期のコモン装備品であるレオニンの円月刀とその同系再販シリーズである小剣、研ぎ澄まされたコペシュ、上位互換の忘れられていた家宝、護民官のサーベルなども採用されます。長い歴史を持つMTGだからこそ、普段は見向きもされない装備品が多数眠っていて、今回は10000円構築のキーカードになるというのは何とも味がある話です。

 昨今のEDHはどのレベル帯でもクリーチャーを展開するデッキが多いので、どこにも攻撃にいけないという状況を作らないように相打ちにならない程度のサポートが必要になります。後半以降はスカイクレイブの大鎚、岸壁安息所の帆凧、ならず者の道や多用途の鍵で攻撃を押し込めますので、焦点は最初の数ターンがしっかり攻撃ができる状況を作れるかどうか? になってくるわけです。
 その理屈でいくと、ワイレスに攻撃させる前に除去させるという発想は卓にいる誰もが思いつくわけですので、それを防ぐためのカードも複数枚取る必要があります。

プロテクション : 
心優しきボディガード、命の恵みのアルセイド、セジーリの防護、使徒の祝福

破壊不能(破壊置換) : 無私の救助犬、フェリダーの陰影、ボロスの魔除け

その他の防御手段 :
稲妻曲げ、皮の鎧、ローブ・オヴ・スターズ、稲妻のすね当て、速足のブーツ

 プロテクションは突破手段にもなるので破壊不能よりも優先して採用しています(値段の関係でルーンの母は諦めた)生物系でのプロテクション付与にこだわる理由は悪魔の布告系対策も兼ねているからです。中盤以降の稲妻曲げやローブ・オヴ・スターズはかなり強力です。

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くちびるオバケと言われたら大体こいつ
CIP・PIG許さないマン

 また装備品である故にアーティファクト破壊が辛いので、ボロスの魔除けや静寂をもたらすもの(進歩の災いや再利用の賢者対策)、古き者のまとい身(墓地から装備品やオーラが全部戻ってくる)といったものを採用しています。

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本デッキに採用できないお高い女(5000円越え)

 装備品自体のサポートカードは剛胆な考古学者、アーデン、純鋼の聖騎士、上級建設官、スラム、シガルダの助けです。残念ながらサーチ系はお高いので採用できません。ただ、このデッキは「ワイレスを早めに出して装備品をつける」といった金太郎飴的なコンセプトに集約していますので、弱いサーチを採用するぐらいなら装備品やマナ加速を優先した方が良いと判断して採用を見送っています(唯一検討レベルだった石切りの巨人(150円)を入れなかった理由です)

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 装備品チェインコンボ要素として「装備品の呪文コストを下げる置物」を多めに採用しています。鋳造所の検査官、シュタルンハイムの駿馬、ジョイラの使い魔、雲の鍵です。これらで1マナの装備品が0マナになるので装備コストのみで次々と展開できます。シガルダの助けがあると『ワイレスで攻撃して引いた装備品をさらに引っ付けて巨大化させる』といった奇襲コンボが可能となります。デッキ内のアーティファクト率が高いので上記の軽減系カードは1枚でも引けば十分活躍してくれます。なお、チェインコンボに採用されがちなストーム系は初手にある時に邪魔すぎるのと、サーチがないので欲しいときに手札に来る可能性が低いので今回は採用していません。

 フィニッシュはイラクサ嚢胞、ゴーレム皮の篭手、きらきらするすべてです。これらによる即死級のサイズに跳ね上がったワイレスでのコンバットダメージです。浄火の板金鎧もワイレスとは採用抜群で一気にライフを削ってくれます。

その他のカードたちの解説

ギラプールの霊気格子

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 大量に並べた装備品のもう一つの使い道です。状況次第ではエンドカードになりますが、基本は邪魔なブロッカー排除です。

ヘリオッドの神罰
幽閉

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 オーラ除去ということでスラムでドロー誘発できます。主に統率者対策です。幽閉は地味ですがすべての置物に触れられる強力な除去カードです。無のロッドなど厄介なカードに触れるのはありがたいところ。

弾圧する構築物+0マナの装備コストor純鋼の聖騎士(ファイター・クラス)

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 弾圧する構築物に装備コスト0の装備を何度も付け直すことで無限パワーになります。金属術を達成した純鋼の聖騎士でも同じ動きになります。ワイレス唯一の必殺技ともいえる即死コンボですが、一人しか退場させられず、本人に回避能力もないのでもう一押しサポートが必要な場面がありますが、稲妻のすね当てがあると速攻がつくので奇襲的に使えます。一人しか退場できないので若干ユニークコンボ気味ですが、このワイレス自体ユニークコンボ気味なので性癖を主張していく意味でも今回残しています。EDHは発明博覧会や。
 手甲(300円)というお高め装備品を採用している理由はこれです。

棍棒での殴り合い

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 名エキスパンション『新たなるファイレクシア』に君臨する最凶の糞レアと名高い棍棒での殴り合いですが、0マナアーティファクトをつけることでワイレスのドローを誘発する種になります。0マナのアーティファクト土地は普通ならパワーもタフネスも上がらないゴミ装備品に成り下がるのですが、ワイレスは装備品ならウェルカム状態の懐の大きいヤツなので棍棒での殴り合いは最高の相方となります。液鋼の首飾りを使うことでエンチャント(つまり棍棒での殴り合いそのもの)も装備品になります。惜しむらくはアーティファクト土地が値段の関係で殆ど採用できなかったということです。(錆付谷の橋以外は300円ぐらいする)もし組むなら是非入れてください。ワイレスの新しい世界が開かれます。

ヘリオッドの高潔の聖堂+古き者のまとい身

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 装備品破壊に対するアンサーです。この状況を作れたら何度でも装備品やオーラが墓地から復活できます。構築次第では強力なコンボにもなります(例えばクラーク族の鉄工所でサクリファイスするようなサニー・サイド・アップ的な動きを目指すことも可能になるでしょうが、コンセプトがぶれるので今回は見送りました)

疫病のマイア(毒殺)
王の摂政、ケンバ(猫トークン)
発掘現場の技師(構築物トークン)

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 ワイレスで上手くいかなかった場合のセカンドプランです。毒殺と横並び戦略です。いずれもメイン軸にできるほど強力な動きではありませんが、攻める軸をずらすことで勝ちを拾える場合も多いので採用しています。

カズールの憤怒

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 勝利への一投か敗北の白旗か。最後に残った一人はコンバットを介さずでっかいワイレスをぶん投げて無理やりエンディングに突入したいのでRTA的な意味合いで入れています。

簡単なアップデート案

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 まず一つ謝らせてください。このデッキに入れた方がいいものがファイター・クラス(80円)です。なぜ入れていないかというと、この記事を書いてる途中で気づきました(糞ゴミビルダー感)もう文章の推敲中だったのでデッキレシピはそのままにしていますが、是非採用してください。入れ替えるなら手甲あたりでしょうか。

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 前述通りアーティファクト土地は採用したいです。棍棒での殴り合いもですが、きらきらするすべてのカウントを増やす意味もあります。その分アーティファクト対策で吹っ飛ぶリスクも上がりますのでその辺は要調整です。

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 今回デッキの値段の内訳で非常に苦慮したのがマナ基盤です。特に土地回りは2色のアンタップインが限られるので、予算が許す限りで採用できるものを詰め込みました。最初はタップイン土地を採用していましたが、いざ回すとテンポロスがひどすぎて最低限に留めて解雇しました。
 もちろんマナ・アーティファクトの高額なものはすべて見送っていますので、魔力の墓所魔力の櫃など許すのであれば採用を検討してください。

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 装備品については今回のワイレスチェインコンボを考えると、そこまで弄る部分も少ないですが、流石に剣シリーズや十手は枠を作って入ると思います。それをサーチする石鍛冶の神秘家鋼打ちの贈り物悟りの教示者も入れたいところです。悟りの教示者はシガルダの助け、弾圧する構築物、棍棒での殴り合い、古き者のまとい身などこのデッキに必要なカードを随時サーチできるので真っ先に採用を検討していいレベルのカードです。

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 除去耐性としてルーンの母偏向はたきを検討したいところです。ナザーンの槌なども良いと思います。このデッキは青いバウンス呪文にも弱いので赤霊破なども検討していいと思います。アーティファクトが多いデッキなので、エーテル宣誓会の法学者も良いかなと思います。

  チェインコンボとしてもう少し頑張っていくならストーム呪文霊気貯蔵器僧院の導師といった選択肢を取ることになるでしょう。クラーク族の鉄工所語りの神、ビルギなど相方はまだまだ存在します。無限コンボでいえば『山賊の頭、伍堂+多勢の兜』もありましたが、コピーし甲斐のある生物が乏しいため、多勢の兜を単体で上手く使いこなせないため今回は見送りしています。『コピーし甲斐がない≒CIP生物が少ない』という欠点を逆手にとって静寂をもたらすものが入っているぐらいですので、むしろ倦怠の宝珠トカートリの儀仗兵を追加で足すのも有りなぐらいです。他には土地税巻物棚息詰まる徴税、ドラニスの判事沈黙混沌のねじれギャンブル波止場の恐喝者、敏捷なこそ泥、ラガバンなども候補に挙がります。

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 アーティファクトコストが下がるというメリットを強く生かすなら師範の占い独楽+神秘の炉を使用したsensei,senseiコンボもありでしょう。神秘の炉はアーティファクトの多いこのデッキには普通に嚙み合っているので、スムーズにデッキに組み込めるコンボですのでオススメです。

そして・・・個人的に一番最初に追加してほしいカードがコレ。

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 エスパーの歩哨は装備品とも相性がいいので入れたいところです。

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 最後にあえて目を背けているワイレスとの最高の相方である『連続突撃』系の呪文について。ぶっちゃけ入れたほうがより強くなります。値段の関係で多くをスルーしています。実際最初の頃試していたときは初手に来たときがすごく弱いかったのと、殴って大量のカードを引いてもそれで追加ターンを打つマナの余裕がないという状況が多かったです。10000円構築だとマナ基盤が弱いので仕方ないですね・・・。『饗宴と飢餓の剣+追い打ち』なども候補に挙がりそうです。

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緑黒剣・・・個人的にEDHで最強の装備品だと思う

実際に回した雑感とまとめ

ワイレス01

 非常に癖が強いコンセプトで組んでいる割には弱点も多く正直言ってデッキレベルは5程度だと思います。頑張って6。シェイプアップしていっても7も行くか怪しいかなーという感覚です。装備品デッキの常ですが、生物除去にも置物除去にも弱いってのが辛いですね。

 ただ、これだけは主張したい。ワイレスに弱っちいリミテッド装備品を大量にペタペタして殴ってカードを引いていくという作業は控えめに言ってチープでメチャ楽しいです。対策しているとはいえ簡単に計画が瓦解するというのも賽の河原感があって良い。勝てるときは勝てる。だからワシはカードでも引いておるよ。そんな観測的EDHもあってもよいのではないでしょうか。

 ワイレスは結構色々な人が弄っている統率者なのでネット中にレシピがあります。今回デッキを組むにあたり色々な人のものを参考にしましたが、ほぼ参考という言葉が生かされておらず、ネットの海に蔓延るワイレスの中では異色の糞デッキになった気がします。

竹槍系ジェネラル・ワイレスここに推参!!

ワイレス

ワイレス2

 つまり弱点丸出しじゃねーか、こいつ。

 むき出しの手足(妨害札最小・コンボ全振り・スロースターター・殴り・赤白という5重苦)を狙うのだけはどうかお許し下さい・・・。ちょっと殴らせてくれるだけでいいんです(ペタペタペタ)

 面白かったらいいねやフォローをお願いします。三作目も作れるように頑張れるかもしれません。あなたの一票がネットに糞レシピを増やす肥しとなります。それではまた次回お会いしましょう。さよーならー(サイクロンの裂け目で装備品を全部手札に戻されてクリンナップ・ディスカード・白目)

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