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クルマで一人旅 岐阜~愛知~三重~滋賀【DAY3②】

クルマは南下する。

国道23号線をひた走り、津市に入る。


本日の目的地に到着。


高田本山 専修寺。


なぜ、ここに来たのか?


それは、祖父が納骨されているからだ。


僕の祖父は、孫を見る前にこの世を去った。

つまり、僕が生まれたときには、すでに亡くなっていた。


数年前に、本山に納骨をしたことを母親から聞いたことがあった。

いつか行ってみたい。そう思っていた。


今回、東海地方に行くと決めたとき、
本山の場所を調べていた。

その結果、距離的に「意外と行けるかも?」と思ったので、旅の目的地に決めたのだった。



御影堂。前の写真が如来堂

唐門をくぐると出てくる御影堂、如来堂。
国宝建造物だ。大きさと偉大さに、見るなり圧倒された。

来て知ったことだが、歴史のある建物が多い。
いかに昔からこの場所が大事にされてきたかが分かる。


訪れた日は日曜日。祭りが行われていて、人が多かった。

唐門も歴史のあるもので、素晴らしい建物だった。写真に収めたかったが、雨宿りする人々がいたので撮るのはやめた。


祖父がここに納骨されている。
そう思うだけで、妙に穏やかな気持ちになる。

来てよかった。ここに祖父がいると思えば、寂しくは無い。


ただ、欲を言えば。
会って話がしたかった。

もし、ドラゴンボールの神龍のように、
何でも願い事を叶えてくれるものがあるとしたら。

「祖父と話をさせてほしい」
と願うだろう。


そうは言っても、叶わぬことだ。

僕がやれることは、40代半ばで早逝した祖父のためにも、自分の生き方を貫いて、悔いのないよう生きていくことだ。

父親も、70歳を迎えることは出来なかった。

人の一生は、一人ひとり違う。
他人がどう思うか、ではなく、自分がどうしたいか。
そう考えて日々を過ごすことを目標に掲げた。

上手くいかないこともあるだろうけど、やってみるよ。おじいちゃん。



専修寺を後にした。

縁があったら、また来るだろう。
その時は、またよろしく。




ここから滋賀県を目指す。

高速は使わず、下道で行ってみることにした。


雨脚は強くなる。
晴れていれば、もっと気分がよかっただろうけど、
こればっかりはしょうがない。


クルマは国道1号線に入る。

ここから、鈴鹿峠を抜けるルートをとった。



標高が増すにつれ、霧がかってくる。
雲が低く覆っているのだろう。

あまり景色は見れなかったが、霧の合間から紅葉が見えた。

晴れていたら、景色は良かっただろう。


雨で路面は濡れている。

慎重に、でも楽しく運転した。

こういった峠道は、スイフトスポーツの機敏さ、軽快さが生かされる。
楽しい。いつまでも走っていたいと思わせてくれる。



さすが地元ドライバー、ミニバンで颯爽とスイフトスポーツを抜いていく。

通り慣れているのか、地元の走り方なのか…😅



麓に降りてきた。甲賀市に入る。滋賀県だ。

この旅もラストスパート。


さらに北上するため、クルマを走らせた。




【DAY3③】へ続く⇒https://note.com/pappy248/n/n98a801f95723


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