見出し画像

【歴代最強】勇者プランキッズ徹底解説


こんにちは。関西で遊戯王をしている紙ヒこーきです。

今回は新しく勇者ギミックを手に入れてアップデートしたプランキッズについて解説していきたいと思います。

プランキッズは環境の中で1度もトップになることなく一年以上環境の片隅にいたイメージで、使用者も特に増えることなくずっと固定の人が使っているイメージだったのですが、今回勇者ギミックが登場したことによりデッキパワーが上がり使用者も増え環境トップの一角になりました。

実際今回紹介するデッキの基盤は全員一年以上プランキッズをCSで使用し続けていて結果を残している、

スローワさん 

画像1

パンダさん

画像2

と共に3人で作成したのですが、全員が自信を持って過去のプランキッズの中で一番パワーがあると断言するほど強いのでぜひ最後まで読んでいってください。

後、この2人はプランキッズというデッキに対しての構築とかプレイとか僕自身も参考にさせてもらってるのでフォローしといてください。ついでに僕もフォローしといてください。


現在各地で入賞が相次いでいて始めたい人が多いと思うのでぜひ読んでいってください。

それではここから解説にうつっていきます。

1.デッキレシピ

画像3

現在僕が使用している構築になります。
ちなみに9月26日に行われたチームCSで3面勇者プランキッズでほぼこの構築をシェアして優勝しました。

現在プランキッズには2つのアーキタイプが存在しています。

1つはノーマルの勇者プランキッズ、
もう1つはD入りの勇者プランキッズです。

関東では主にD入りの構築が研究されていて、新しく使用し始めた人のほとんどがD入りを使っている印象を受けますが、僕はノーマルの勇者プランキッズを使用していて(D入りも調整はしました)、これからプランキッズを始めようという人にはまずノーマルを使ってみることをおすすめします。

どちらのアーキタイプがいいのか説明するにあたってDギミックを採用した場合のメリットデメリットについて話していこうと思います。

メリット

・手数が増える
・上振れた場合の最終盤面が強くなる
・相手のデストロイを越えれない時にやり取り出来る可能性が生まれる
・一滴をケアできる可能性がある
・抹殺でフュージョンデステニーを宣言できる

まず手数についてですが、プランキッズは1度初動を止められてしまった場合モンスターを追加する手段に乏しい為、ほぼデステニー素引した場合や、勇者ギミックを重ね引きした時のみ追加の手数になります。単純に素引した場合強いのですが、ここを同じ勇者とDを積んでいる幻影と比較した場合このメリット部分を上手く活かしているのはモンスターを追加しやすい幻影の方だと思うので採用理由になるかと言われると難しいところだと思います。

続いて上振れに関してですが1度完成したプランキッズの盤面にデストロイがついた所で結局妨害の質が被っているし一滴を一緒にくらってしまうのでここも採用理由になるかと言われれば怪しいと思います。

続いて相手のデストロイに対してフュージョンデステニーを合わせるとゲーム出来るという部分ですが、プランキッズは性質上デストロイがかなり重いのでこちらもデストロイを使って相手のデストロイを牽制して何ターンかやり取りするゲームにできる可能性があるのはかなり大きいメリットだと思います。

続いて一滴をケアできる可能性に関してですが、勇者、プランキッズ、フュージョンデステニーを引いた場合最初前盤面はデストロイ、グリフォンライダーだけ置いておいて手札と盤面にバトラーの素材を確保しながら大暴走をセットしておくことで妨害のタイミングをずらせるため、デストロイとグリフォンライダーで一滴を踏んだ後にバトラーを着地させると一滴のケアになります。これは現在一滴が大流行している環境の為かなり大きなメリットだと思います。

最後に抹殺でデステニーを宣言できるというメリットに関しては抹殺が減ったこともあるし、そもそも誘発ケアに使ってしまっていて余ることが少ないのもあり役に立つ場面は少ないと思いますが、明確に強いタイミングが現れるのは間違いないと思います。

デメリット

・ゴミを採用しなければいけない
・初動やギミック部分が削られる
・デッキの自由枠が削られる
・サイチェンがきつくなる

まずゴミを採用しなければいけない部分に関してですが、これは現在Dギミックを採用している全てのデッキが負っているデメリットでありそれよりもリターンが大きいからここまで流行っていると思うのでそこまで気になる部分では無いですが、ギミックの動きの中でロック、プランクで2ドローするのでドローのバリューが下がってしまうのは良くない部分だと思います。
また、先程と同じく幻影と比べた場合幻影はゴミを1.2枚引いても展開系であるため展開が通ってしまえば関係ないのですが、プランキッズは準展開系でありながらミッドレンジデッキでもあると思うので幻影の方に軍配が上がってしまうように思います。

続いての初動やギミックが削られる部分に関してですが、大きなデメリットだと思います。プランキッズは圧倒的な初動枚数と安定感を持っていてそれでかつ、展開が通ってギミックさえ回っていればかなり強いデッキなので初動やギミックのリソース(大暴走の枚数など)を削っているのは個人的にあまり好きじゃないです。
またエルドリッチ対面みたいなロングゲームをすることになった時にデッキのプランキッズの枚数がかなり影響してくる場合があるのでエルドの母数が元々多い関西ではかなりのデメリットになると思います。

続いての自由枠に関してですが主に僕の構築だと禁じられた一滴の枠になります。メリットの部分でデストロイを越えれない場合にデステニーを打ってゲームにするみたいなことを言ったと思うんですが一滴があればデストロイを越えれていることを考えると後手だけ想定するなら広く見れる一滴の方に軍配が上がるかなと思います。

最後にサイチェンに関してですがデステニーは後手でも手数になりやすいので残したいのですがそうするとサイチェンできるカードがかなり少なくなってしまい難しくなります。かと言ってギミックや初動を削って採用しているのでサイチェンでまるまるDギミックごと抜くのはデッキパワーが下がってしまうし、かなりきつくなると思います。

このメリットデメリットはあくまで僕が両方使って思った感想なのですが、正直一長一短であり採用していてもしていなくても強いというのが結論なのですが、何度か引き合いに出した幻影と比べた場合に、Dまで採用するなら幻影の方が強いと僕は思います。

※一滴のケアに関してはDを採用している側に優位性ががあると思います。

プランキッズの展開をしっかり覚えていくにあたってD無しの方がストレスなく回せると思うので今から始めようという方はまずデステニー抜きで試してみることをおすすめします。

※ここからやっとレシピ解説に入ります。

まずメインデッキについてですが、毎度毎度のnoteの無料部分で話していることと余り変わらないのでとりあえず前回書いたnoteのリンクを貼っておきます。
良かったらこちらも読んでみてください。

https://note.com/paperplane_yp/n/n5e32dd772816

前回不採用だったカードについてはしっかり解説しようと思います。

勇者ギミック

今更知らない人いないと思いますが、めちゃくちゃ簡単に説明すると、水遣いかアラメシアの儀を引くとグリフォンライダーで誘発をケアしながら展開できるよってことなんですが、一応1枚ずつ解説していきたいと思います。

画像4


このギミックの核になるカードです。トークンの打点が2000もあるのがかなり偉くて元々1枚初動から生み出せる打点が限られていたプランキッズに置いては後手のキルラインをかなり下げてくれるのでありがたいです。

画像5

このデッキだと幻影と違ってレベル3モンスターとしてのステータスが役立つことは少ないので主にアラメシアをサーチするカードとして使用することになります。これとアラメシアを重ね引きした場合はssモンスターとして追加してアナコンダに向かったりできたり、墓地に落としておいて返しのターンまたアラメシアをサーチするリソースにもなるので強いカードですがスタンバイにロンギを食らってしまうのでサイチェンで削るならこっちからだと思います。

画像6

単純に強いです。勇者トークンと合わせて4000打点生み出せるとこも強いし、出してるだけで誘発をケアしたり残ったら妨害になったり、毎ターン帰って来たりとこのカードを回してるだけで弱いデッキなら負けちゃうんじゃないかってくらい強いです。
一応素引きしてもssモンスターなのでアナコンダに迎えます。

画像7

効果が詰まりすぎててムズいですが、用はグリフォンライダーサーチして出した後に、ミュー成功時にドラコバックサーチして2誘発ケアできるよって書いてます。
一応グリフォンをサーチするためのコストがない場合はドラコバックをサーチする効果から使ってもいいと思いますが、サイド後はドロバを食らってしまうので気をつけましょう。

画像8

このカードを採用していることによって、永続に触れたり、今まで処理が難しかった龍皇などの耐性モンスターに触れたり、旅路で誘発ケアできたりとかなりプレイの幅が広がるのでサイチェン後の先行でも残したいカードです。効果モンスター以外に装備してたら効果使えるのでプランクトークンにつけても効果を使えるのを覚えておきましょう。
先行展開で手札が強い時に足りなかった一枚のコストになってくれます。

禁じられた一滴

画像9

今期かなり強い1枚です。妨害が前によっているデッキが多いし、貴重なデストロイフェニックスガイへの対抗策になります。先行時も勇者のおかげでコストに余裕がある場合が多いので引いても腐りにくいので今期は採用できるならした方がいいと思います。

メインデッキで既存の構築から変更された点はこのくらいなので続いてエクストラの変更点について話したいと思います。

リンクスパイダー

画像10

勇者を採用するにあたって新しく採用したカードです。
効果はどうでもいいのですが、トークンをモンスターに変換する目的で使います。グリフォンライダーの効果を使った後に勇者トークンを変換してアナコンダにしたり、アクセスの素材に変えたり、色々な使い方ができるので逆に使用頻度がかなり減った餅カエルを抜いてこちらを採用しました。

エクストラデッキはこの1枚以外変更点がないので以上になります。

2.新しく使うようになった応用展開

基本展開や融合展開、ちょっとした応用展開などは上記の前回執筆した僕のnoteに記載しているのでそちらをご覧ください。

今回は新しく流行ったギミックや、サイドカードによってたまに使うようになった展開についていくつか紹介したいと思います。

プランキッズ2枚からデストロイケア展開

画像11

例えばランプ2枚からの場合、

ランプnsからミューss、パルスssしてドゥードゥルss
ドゥードゥルチェーン1、パルスチェーン2で発動
大暴走サーチ、プランク落としてドロップss
大暴走発動、手札のランプと場のドロップでロケットss
ロックss ドゥードゥルef大暴走とドロップ回収
ロケットefランプとパルスss
ロックとパルスでバウワウss ロックefパルスss
大暴走発動ハウスバトラーss

この展開は相手のデストロイを何かしらで踏んだ後に次のターン帰ってくるデストロイをケアした展開になります。

もし相手がアナコンダデストロイだけでターンを返してきていた場合、相手のライフはランプの500バーンが入って5500なので、バウワウの下にハウスバトラーを出すと4000になってアナコンダを殴ってバウワウでダイレクトアタックするとちょうど相手のライフがなくなります。

デストロイ単騎だった場合はターンを渡すことになりますが、ドローフェイズにバウワウを使うことでリソースを拾いながら相手のデストロイをケアしてバトラーを通せるので返しのターン安全に勝ちに行くことができます。この展開はデストロイが流行って以降かなり使う展開なので覚えておきましょう。

プランキッズ1枚からトークンコレクターケア展開

画像12

例えばランプ1枚からの場合、

ランプnsからミューss、パルスssしてドゥードゥルss
ドゥードゥルチェーン1、パルスチェーン2で発動
大暴走サーチ、プランク落としてドロップss
大暴走発動、ドゥードゥルとドロップでロケットss
ロックss  ロケットefランプとドゥードゥルss
ロックとランプでバウワウss ロックefパルスss
ドゥードゥルef大暴走とプランク回収

この展開は最終盤面自体は1枚からの基本展開と全く同じですが、プランクのトークン生成効果を使っていないのでトークンコレクターをケアしている形になります。
代わりに大暴走に対して応戦するGを食らってしまったり、うららなどを指名者で弾いた時に大暴走までGを待たれるとプランクの時よりも相手にドローさせる枚数が増えてしまったりと一長一短ではありますが勇者ギミックと相剣の影響でトークンコレクターの採用をよく見かけるので紹介しておきます。

アラメシアの儀にトークンコレクターを打たれた場合も、ニビルを警戒する必要が無くなる上に初動に対するうららは旅路でケアできるのでこの展開を行うことでいつも通りの展開になるので絶対に覚えておきましょう。

アラメシアとプランキッズから一応の一滴ケア展開

画像13

例えばアラメシアとランプからの場合、

アラメシア発動から勇者展開して、
ランプnsからミューss、ドロップssしてドゥードゥルss
ドゥードゥルチェーン1、ドロップチェーン2で発動
大暴走サーチ、パルスss
ドゥードゥルefランプとドロップ回収

この展開を行うことで簡易的に前と後ろで妨害を分けることが出来るので、相手がグリフォンライダーの妨害で止まってしまう手札の場合グリフォンライダーに一滴を使うことになる為、大暴走からだしたハウスバトラーを通すことができます。ただ、現在の環境は手数があるデッキが多いのでグリフォンライダー1枚で止まってくれることが少ない為、信用度は低くなってます。

ここにフュージョンデステニーを引いていてデストロイを添えた場合はかなりちゃんとした一滴ケアになるのでD入のプランキッズを使う方はぜひ覚えておいた方がいいと思います。


アラメシアとプランキッズ2枚から6除去ワンキル

画像14

アラメシアとランプ2枚からの場合、

アラメシア発動から勇者展開して、ドラコバックで1除去
ランプnsからミューss、ドロップssしてドゥードゥルss
ドゥードゥルチェーン1、パルスチェーン2で発動
プランクサーチ、大暴走落としてドロップss
プランク発動efランプ捨ててトークン生成
トークンとドゥードゥルでユニコーンss、ef2除去
ユニコーンとドロップでアクセスss 4属性分で6除去
合計9800ダメージ

綺麗に通ることは少ないですが、一滴やリブートを打った時はこの展開を行うことで簡単に除去行いながらワンキルすることが出来るので覚えておいて損は無いと思います。相手が先行でアナコンダを使っていた場合はグリフォンライダーの無効効果を使ってもワンキルが通ります。
プランキッズは後手からの除去が少ないと思われがちですが、こういう方法でしっかりと除去からライフを取れるので対面した際も警戒しておくといいと思います。

ほとんどの応用展開を前回のnoteに記載してしまっているので、今回はこの程度で展開の部分は終わりたいと思います。また新しい発見があったり、質問箱等で要望がある度に追記していこうと思うので是非お待ちしてます。

3.今期プランキッズを使う理由

ここでは2021年9月環境においてデッキ選択としてプランキッズを選ぶ理由を色々な考察を交えながら話していこうと思います。

ここから先は

8,125字 / 12画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?