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ドラえもん方式で始める子供部屋

年の差のあるお子さんを子育て中のお母さん
『夕方の姉弟喧嘩どうにかしたい』とお困りでした
大抵事件はお母さんが家事の最中に起こるもので
夕飯作り真っ只中
上のお姉ちゃんが
「おかあさーん、〇〇が(1歳半の下の子)ブロック壊したーーーーー!!」と叫べば
続いて下の子のギャン泣き・・・
今呼びかけないで 今手を止めないで そんなお母さんの募るイライラが想像できます(苦笑)

関わり方や時間の使い方 人手の他にも
ちょっとした空間の使い方や設定で暮らす人の摩擦を減らすことができます
そんな時期だからしょうがない・・・で終わるのでは無く
どうしたら少しでもそれそれがその時間楽になれるかを探っていけるといいなと思います
お姉ちゃんは一人でじっくり何かを作ったり そんな時間と空間が必要なお年頃 そうでなくても、やっぱり邪魔されたくない!という気持ちがしっかりある様子
一方 下の弟くんはもちろん無邪気!何でも気になるし手が届くものは片っ端から触ってみたい好奇心の塊
お母さんは 次にくる『お腹減った』コールに備えて サッと台所を済ませたい

そんな時の「ドラえもん」!!
ゆるく死角になりつつも お互いがお互いの空気を感じれる空間「押入れ」
何をしまい込んでいたのか曖昧な押し入れは整理をすれば
収納専用でなく他の使い方も広がります
さらに 賃貸ワンフロアにお住まいのお子さんからしても 夢の2階!!
まずは押入れの物を全部出してチーム分け
それそぞれ必要なものだけに絞り 嵩張る収納ケースも見直しつつ見えない所では紙袋や箱を上手く使い納めました(そもそもケースに入れて置く物も少なく)


その結果できた上段の左半分の空間はお姉ちゃんの小部屋へと変身
(おねちゃんは5歳 重量的にもまだ大丈夫!)

早速製作中のブロックを非難させ、折り紙と大事なアクセサリーボックスも2階へあげ(この際もう2階と呼ぼう)
完全に襖を閉めちゃ怖いから扉は外して、可愛い布をつっぱり棒で下げよう!
なんて ご依頼くださったお母さん 始めは『お任せするわ』って仰っていたのに
だんだん楽しくなっているご様子 こうしてみよう、ああしてみようのお声がポンポンと。
実はこんな瞬間、その人の創作意欲が湧いてくる瞬間、一緒に創っていく瞬間がとても嬉しい
試してみれること、探ってみれること
私は これが自分の暮らしを心地良くする一番の方法だと思っています
これを繰り返す程 日々 変化するお子さんとの暮らしに対応する力も湧いてくると思っています

作業を終えて帰宅すると写メと共にメッセージが届きました


2階ですっかり夢中になって遊ぶ娘さん
1階の畳部分でゴソゴソ遊ぶ弟くんの写真
お姉ちゃんは2階への踏み台も念の為外して、よじ登るスタイルで徹底!(さすが)
自分の部屋が気に入ったようで ブロック制作に夢中な後ろ姿が可愛かったです
(後日訪問したら 表札とホワイトボードが設置されていました)

小さい空間だからこそできること
どんな風に空間を区切るかによって家族の動線が変わり
それによって遊び自体もワクワクするものになったり
決して狭いだけがネックにならない
そんな発想で暮らしはもっと楽しいものになると思います

お家の中の 「困った」は工夫のチャンス
家族のいろんなアイデアを形にできるチャンスでもあります

□暮らすこと整理することを主軸に 誰かのやりたいことをサポート
住まう人と今あるものが更に良くなるように
暮らしの中で見つけたアイデアと生活で身についた知恵袋を持って活動中

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