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第2回書き出しコロシアムFINAL set 投票について書いてみました。

★★書き出しコロシアム作品未読の方へ★★
★★なるべく避けた書き方ですが、ネタバレ回避し切れてないです★★


書き出しコロシアムFinal set 会場はこちらです。

https://ncode.syosetu.com/n7482in/

※『小説家になろう』の作品ページに移動します。

2023/12/16 18:16。もはや投票締め切り後です。

でも、20:00の結果発表までに、投票について記事に仕上げてみます。
昨日までエディタで書いてた下書きはあるので、コピペして編集すれば
間に合うかどうか?

※間に合いませんでした。無念。


投票先


 決勝は『異世界転移デザイナーの魔法陣』

 下剋上マッチは
『誰が召喚獣じゃボケ ~一文無しの魔女見習いは、目が離せなくて手がかかる~』
『魔王の娘と旅をした。』

に投票しました。

決勝

迷ったのは二作品です。
ライトノベルと古代幻想エンターテイメント、タイプは違っても、どっちも面白いし、どっちも読むのに選べというのですか!

『異世界転移デザイナーの魔法陣』は、
 三話そろって読み直してみると、安定した面白さ、期待感に常に答え続けるなど、改めて良質のライトノベルだと思いました。
 常に必要なことが簡潔に示されて、次を期待させて、毎話新しい要素が追加される。連載として一話一話読んでいくのも、本でまとめて読んでいく場合でも、わかりやすく、興味を惹きつける内容でした。
 エンタメ・ライトノベルの職人的な仕上がりを感じます。

投票先として迷ったのは『偽りのアマテラス』です。

『アマテラスときたら、お前も来たかーーーーッ!』
 すみません。第三話は、読んでいてそんな感じでした。
 強力な敵を相手に、幻想的な派手バトル。さすがは神だと思えるアクションでした。

 改めて三話通して読んでみると、舞台となる世界、人びとのようす、神々とその超常的な戦い、風景やアクションのイメージが、丁寧で厚みのある描写で伝わってきます。
 かっこいいハードカバーでずんと置いてありそうな、古代幻想エンターテイメント小説でした。
 一度も投票はしていないのですが、スケール感や重厚さ、壮大な幻想的世界と丁寧な描写は、ずっと魅力的でした。しかも、ここにきてさらにスケールアップ、3話を通して『第一章、完』という感じで、いかにも長編らしい語り口やまとまりがすごかったです。


下克上マッチ

『誰が召喚獣じゃボケ ~一文無しの魔女見習いは、目が離せなくて手がかかる~』
 最初の町で地道に錬金するところから始まる異世界の旅路! 
 この先も、RPGの最初の町よりもスケールが小さく地味な工夫が面白く展開しそうです。何より、二人の関係性が好きです。
 カトレアことミルクセーキちゃんも、ポンコツすぎてずれてるけど、頑張ってて可愛い。
 1st setから変わりなく、イチ押しです。

 もうひとつはどうしようかと迷いました。
 下克上のシステム的には、イチ押しだけに票を入れた方が、他が増えないわけですから、支援にはなります。
 でも、せっかく票があるなら、もう一作応援したくなります。
 1st Setも、2nd Setも、票は入れて無くても、楽しみに読んできた、読んで面白かった作品はまだまだあるのです。

 巧みなギミックと心理戦が展開する『悪魔で拒絶し、夢を視る』。常に課題が示され、謎解きやサスペンスが起こる。静かな心理戦が魅力的です。
 1話のラストをどう受けるのか、偽物や、何か入れてたとかじゃだめだろうし、と思っていたら、対応すべき障害ではなく、ギミックのヒントであったと判明。ここで痺れました。

 回を追うごとに、じわじわと迫力を増していく不気味さが魅力の『さざなみが呼んでいる』。口にできない存在の描写が怖すぎます! 怪異感が溢れています。夜中に読むとぞわぞわします。

 主人公がとにかく面白可愛く、理屈抜きの謎パワーで押しまくる『三つ手の彼!』2話からはもう『細かいことはいいじゃん、主人公ちゃん可愛い!』ですべてになりました。恋心の可愛さがさく裂した作品です。

notformeなのに、毎回楽しく読ませていただいた『催眠アプリを手に入れた! これでエロライフをぐへへへ「今からお前達には殺し合いをしてもらう」…ぐへっ?』
 こういう、異なるものを混ぜて、しかもアイデアだけに終わらない面白さがある話は大好きなんです。もし主人公がエロくても倫理的だったら、ドストライクでした。

『どろだんごの神さま』は可愛いです! 2nd set記事では書きそびれましたが、2話冒頭! どろだんごの神さまが、超可愛いかったです! 可愛いいぃ、踊ってるう! ちょっと共食いのような気もしつつ、可愛かったです。 当然、3話は『ぎゃあああ!』です。やめて泥なのに!

どれに入れようか、悩みに悩んで、やべ、あとちょっとで18時になっちまう、オーバーしたら笑えない! というところで『魔王の娘と旅をした。』に決めました。
 1話の丁寧な構築、2話の感情の盛り上がり、3話でのさらなる高まり、ほのかな哀しみを感じる余韻。
3話分での威力、各話の威力、もし読めるのであれば今後への期待感の度合いなどから、『悪魔で拒絶し~』『さざなみが~』とぐるぐる迷いましたが、ヒューマンドラマ的な要素が多い、つまり最後は個人的好みで決めました。すみません。

というか! 選んで投票するんでなければ、ここまで細かく比べて判断したくないです! 票を入れる=読みたい、面白いですが、票を入れない=読みたくないでも、面白くないでもないです! 面白いし読みます! 


作者様予想について、少し

 作者様あて、無理やりはめこんだマスもありますが、やりました。
 まず作品のタイプを分類しました。

 作品の属性 光/中立光寄り/中立/中立闇寄り/闇
 光は、明るい、理想的、ソフト、心弾む、楽しい笑い、温まる、優しい、人道、倫理的、友愛、慈愛といった要素。
 闇は、暗い、現実・悲観、鬱、皮肉、冷酷、情念、恐怖、バイオレンス、辛辣、非倫理的、歪みや狂気など。
 中立は、ドライ、シンプル、中庸、ライト、クール、論理的、バランス、冷静など。

 スタイルは、文章の『攻撃スタイル』とでもいった感じの物です。
 感情描写で共鳴させるか、語り口や文章技術で読ませるか、シンプルな作品力ともいうべきパンチ力、スケールやパワーで引きこむか。

 さらに追加属性として。
 発想。目立つ、個性的な、変わった、凝ったなど、他と違う感じのアイデアが出てくるか。
 策士。企画性、読者を意識してアイデアを選んだり、ネタを仕掛けたりする技を備えているか。

 だいたいこんな感じのステータスを、各作品と、参加者の皆様の作風とに当てはめていきました。

 作品を参考に、どのようなジャンルやネタがお好きかもチェックしました。男性女性キャラそれぞれの描き方や特徴、傾向も見ました。
 また、複数の文体を巧みに操る書き手の方が多かったため、文章の細かな物理的特徴ではなく、感覚の方を優先しました。

『違うかな』と思っても、そこを動かすと他も組み直さねばならなくなる。
作者様あてビンゴ、思った以上に手強いパズルでした。


無念。20:00には間に合いませんでした。

結果発表はこちらです。←運営様のXポストにリンクしてます。
なんかnoteのリンクが変ですが、張っておきます。

というか、こんな記事書いてないで、リアルタイムで発表を追いかけるべきでした! 無念!

最後に

 第2回書き出しコロシアム。存在すらよく知らなかった企画でした。
 書き出し祭り関連のTLに流れてきて、興味を抱いて追いかけたら、そのすごみにどっぷりはまってしまいました。

 1st setを、興奮のままに勢いで全感想。我ながらありえないパワーでした。ものすごくライフは削れてしまいましたが、後悔はしていません。

 その後、参加者の皆様の既存作品をチェックしての作者予想。
 歯磨き、ご飯など、隙あらばスマホを出してました。
(Jint様のかっこいい予告動画を一時停止して、お名前と過去の書き出し祭り参加作品をメモするのが一番大変でした(笑)。スローを使ったり、スクショ撮ったり。反射能力が鈍いのです)。

 自分から気力を使い果たしてしまい、PC不調等のリアル事情もあって、後ろに行くほど記事が貧弱になってしまったのは反省点です。
 とりあえず、並べたときに全揃いになるようにはしました。

 感想はあまり書けませんでしたが、2nd setもFinal setも、全作品読ませていただきましたし、1~3話の連続読みもさせていただきました。
 ただ読んでいるだけの側でも、3セットの戦いを本気で追い続けることで、とても勉強になりました。

 参加者の皆様、3セットに渡るハードな戦い、お疲れさまでした。
 主催者様、すばらしい企画を開催してくださり、ありがとうございました。


もし何かありましたら、マシュマロやX (Twitter)でご連絡下さい。


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