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めぞん一刻がだいすきなんだ

みんな好きですよね?
めぞん一刻。
高橋留美子の名作。

夫が読んだことがないと言うので「絶対に一度は読んだ方がいいよ、多分Rentaにあるから」と答え、Rentaを探すわたし。

Rentaで全巻買うわたし。

夫に貸さず全部独り占めで読むわたし。

いやお前が買って読むんかい。

でも永久保存版なので実質タダじゃん?という気持ちです。全然もったいなくなかった。
そもそも漫画、母の持っていた古い単行本がおばあちゃんの家にあったのを読んだきりで、おばあちゃん捨てちゃったかもしれないし。

全部いいんですけど、わたしはとにかく登場人物がすきです。
なんかみんなかわいいし、根っからの悪人が1人も出てこないですよね。

みんないい人で、みんなどこか不完全なのがいい。
響子さん、最初は綺麗でおしとやかなみんなの憧れみたいなポジションだったのに、最終的にはそうじゃないところも含めて全部愛されてるっていう、物語としての温かさがいいです。

わたし、響子さんの全てを受け入れて、全部愛してるよっていう五代くんがだいすきなんです。
かっこつけだし抜けてるけど、みんなに愛されて、決めるところは決める五代くんが、わたしにとって永遠のタイプなのかもしれない。
あとおばあちゃんっ子ていうのがなんかいい。

子どもの頃読んだ時は五代くん、うんと年上だったのに、この前読んだらまあまあ年下になってたけどさ。

わたし色々な漫画読むけど、やっぱりめぞん一刻がいちばんときめくんだよなあ。

ただ、最後結婚した時五代くんが響子さんのことを「響子さん...いや、響子と」って呼び捨てにしたとこだけはいまいちハマらなかった。
呼び捨て=愛ではないからなあ、と。
そこだけは時代とともに変わる価値観の部分なのか、解釈の問題なのか分からないけれど。

でもほんとにいいんだよ、めぞん一刻。
夫にも読んでほしい、自分で買ってさ。

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