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【BPLS2】リーグ戦第1試合 APINA VRAMeS vs. GiGO 振り返り

この記事は7分くらいで読めます。多分。

はじめに

 選手、プレーヤー、BPLS2 SDVXを楽しんでいただいている皆さまこんにちは、狙うはS-PUC PAPER. です。



 BPLS2 SDVX レギュラーステージの全試合が放送され、いよいよクオーターファイナルというタイミングであまりにも今更な振り返り、大変すみません。

 試合に出るにあたって自分がどういった作戦で望むのか、どういう気持ちだったかを何かの形で残しておきたいという思いがずっとあったので、今更ですがこうして振り返り記事を書こうと思い立ちました。試合全体を振り返るにしては時間が経ってしまったのもあり、自分の出場したポジションに絞った短めの記事にしようと思うので、(試合放送前などの)空き時間にサクッと読んでもらえたら嬉しいです!

 あと、APINA VRAMeSの次の試合(3/1)まで毎週、試合放送前にこうして今まで出場した4試合を振り返る記事を出す予定ですのでそちらもよろしくお願いします🫡

vs GiGO
出場ポジション:先鋒 MEGAMIX BATTLE
対戦相手: --H.R.--

 当時APINAは、自分とよばて選手が先鋒と中堅で入れ替わる世界線は多少あったものの、テーマの噛み合いや、(少なくとも自分は)先鋒3ptを最重要視していた訳ではなかったこともあり、初戦は順当に(?)先鋒に自分が出ることになりました。

対戦相手が発表されたとき、頭を抱えました。

 GPも先鋒に一巡目のかねこ選手を置いているのをみて、ようやく先鋒の重要性に気付かされることに…

作戦・選曲

 しかし、他チームが軒並み一巡目選手を先鋒においているわけでは当然ありません(各チーム初戦の割合としては一、二、三巡目の順に2:2:4)。メガミックスバトルをやってみたことのある方でしたら実感されていると思いますが、ある程度の実力差なら作戦と時の運や上ブレで覆せるのがこのモード。しかもAPINA vs GiGOはシーズン開幕戦だったので、地力的には不利でもそれを生かした選曲にしようと、オーダー発表時から決めていました。

 よばて選手とマッチングしながら対象曲を一通りプレーし、降ってくる箇所を動画に収めたり、やべー(箇所が降ってくる/配置の)譜面にチェックをつけたりしていくうちに、自選曲の方向性は固まっていました。

作戦:やべー譜面を投げて試合をひっくり返すぞ!(要約)

自選曲リスト
・Another Chapter MXM17
・濁色踊るオートマタ MXM17
・Hoshizora Illumination HVN17
・ねこみみ(=ФωФ=)ぱんでみみっく GRV18
・Believe In Yourself GRV18

試合当日

人生で一番緊張してました。24人の中にはKAC出場経験者など、大きな舞台でのプレー経験がある選手が多数いるのですが、自分はそういった経験がほとんどなかったため、それはもうありえないほど緊張していました。顔色が悪いと言われ、アップでは全然いつものスコアが出せなくて、本番で倒れたらどうしよう…などと余計なことを考えていました。

 しかし、ついに試合開始、というタイミングからのスピード感は凄まじく、あれよあれよという間に先鋒戦がスタートしました。

他選曲リスト
・Aerial Fortress MXM18
・HAELE III ~Angel Worlds~ GRV18
・Φnd:you MXM18
・極圏 EXH18
・Divine's or Deal MXM18

 ですよね~~。当然というべきか他選曲は予想通りで、地力差を生かした高難度かつ蓬莱選手の得意な箇所で勝負できる曲でした。覚悟はできていたし、各曲のどこが流れるかはほぼほぼ把握できていたので後は全力を出すだけ。

 試合中に考えていたことやメンタルを配信を見返しながら思い出して、ピックアップすると…

TURN 1:Another Chapter
 「うわ、後攻引いた…」いきなりちょっと落ち込んでます。先攻はギアがほぼ100%発動の最終ターンで自選が流れ、その分有利というのが学説でも有力なので、先攻を引くのが理想でした。しかしここは運なのでしょうがない。

TURN 2:Aerial Fortress
 サビの前半で終わりだと思っていたら、サビ全体でした。
>各曲のどこが流れるかはほぼほぼ把握できていた
嘘でした。

TURN 4:HAELE III ~Angel Worlds~
 お互いP通過。うまいです。
 例の箇所は全S-CRITICALから大量失点までありえる不安定地帯なのですが、この緊張の中一発で光らせた自分を褒めたいですね。

例の地帯

TURN 5:ねこみみ(=ФωФ=)ぱんでみみっく
 ようやくギア(LV2)発動!つまみがちょっと難しいかつ鍵盤要素もあり、それでいて対策していれば理論値近くが安定するこの曲で最初の勝負を仕掛けました。…が、つまみを外してしまい、そのダメージで後半もボロボロでした。プレー中は心頭滅却を意識しているのですが見返すとここに限らず結構顔に出てます(当社比)。

TURN 9:Hoshizora Illumination
 三度目のギア(LV3)発動。この曲は当初ギアなしのターンで投げる予定だったと記憶しているのですが、試合が始まってからかなりテンパっていて、それに加え点差が開き始めた焦りでその辺の作戦が予定通りに進んでいません。
 終わってみればなんと想定外のS-PUC通過、、、蓬莱さんも????

 逆転に成功したのに相手の点にばかり目がいって全然喜べてませんでした。いや、喜べよ。

TURN 11:Another Chapter
 最後の自選曲。勝つためには絶対に点を取らなければならないターンでしたが、全体を通して黄クリ(通常のCRITICAL)が目立ち、負けてしまいました。この時点で敗北が確定しているので、内心ガッツリ落ち込んでいます。

 自選のギアをしっかり通すなど、勝ったシーンもありましたが、負けたターンやS-PUCでの同点ばかりに気を取られていたため、試合直後の自分視点だと、「先鋒戦、ボロ負けだ…」くらいの気持ちでした。今思い返すと相当メンタルやられてましたね。

放送(12/7)を見て

 多少期間が開き、改めて自分のプレーを画面越しに見て率直に感じたのは、「オレ、結構やれてんじゃん」でした。

TURN 6:Φnd:you
 配信を見るまで全然気付きませんでした。負けてはしまったものの、このターンの後半の自分めっちゃくちゃ上手くて、黄クリ1~2個差まで追い上げていたんですよね。

 多分BPLにはこういう得点に繋がらなかったけど光るプレーがたくさんあるんだろうなあ(MEGAMIXは特に)、と思ってしまうのは自分が試合をする側だからかもしれませんが…

 試合を見た知人や他選手からも、いい試合だった、接戦だった、紙のHoshizora理論値通過で(次の試合に望む)勇気をもらった、等言っていただけたのはすごく嬉しかったですし、そもそも多くの人に自分のSDVX、自分の本気を観ていただくことが初めてだったので不思議な気持ちでした。フワフワしてました。

さいごに

反省点

 この試合で自分に足りなかったもの、それは一言で言うなら「攻め気」。実力差のあるカードで、やべー譜面を投げて試合をひっくり返す作戦を立てたはいいものの、振り返ると自選曲はどこか遠慮がちで、自信のなさが表れていました。試合後蓬莱選手と話したときには、「投げられた曲は全部要注意としてメモしてたね」と言われたので、作戦の方針はともかく刺さりきらなかったな、という印象です。

 僕の投げた曲はレギュラーステージ終了時点で他の誰も選曲していません。それは誰も選ばないニッチな曲で勝負したとも言えますが、対策した上で候補に入らなかった曲とも言えます。もっと癖のある曲や、もっと自信のある武器曲を投げてよかったし、そうじゃないと勝てないと痛感しました。

まとめ

 (出場ポジションの)負け試合をどうにか昇華してる感はありますし、反省点も残る試合にはなりましたが、なんだかんだでBPLS2 SDVXの"いい"初戦になったんじゃないかな、と今は思っています。

 この試合はよばて選手、ゆーいち選手の中堅戦、大将戦での奮闘にも本当に助けられました。次は自分も勝ちに貢献するぞ! そんな気持ちで初戦を終え、Tradz戦へ意識を切り替えたのを覚えています。

 そんなTradz戦の振り返り(出場ポジション:中堅)は、来週公開予定です。是非当ノートをフォローしてお待ちください。BPL以外の記事も色々書きたいなー。

ではまた!

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