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「僕はウクライナ戦争より日本の研究者たちがいかにクズか、ダメか、無能かということに興味があった」山崎行太郎氏による"ロシア専門家"批判がすごかった



哲学者の山崎行太郎氏、政治評論家の内山卓也氏によるYouTube動画#ウクライナ #プーチン 《ウクライナ戦争以後。何故、自称「ロシア専門家」たちは無能なのか。~中村逸郎や広瀬陽子から小泉悠まで~》の内容がすごかったので文字起こしをしました。
なるべくそのままを心がけていますが読みやすさを高めるために一部てにおはなどを修正しています。

概要
・信じられるロシア専門家は鈴木宗男と佐藤優
・戦争の行方には興味は無いが日本のロシア研究者のクズさには興味がある
・ロシアを信用しないのはロシア研究者じゃない
・日本のロシア研究者はCIAから情報工作を受けた工作員
・地域研究は植民地をどう支配するかの研究


佐藤優と鈴木宗男を信じる


内山「ウクライナの戦争以来先生が仰ってるのは、なんでテレビに出ている中村先生、広瀬先生(*)、小泉先生とかこういったロシア専門家たちが信用出来ないのか。先生はもっと強い言葉で仰っていたと思いますけど。先生は元々佐藤優さんや鈴木宗男さんのようなロシアの専門家、つまりロシアをずーっと専門的にやってきた人達の事を信じるというような見方で立場を取られていたと思うんですが、テレビに出られている方はどちらかというとそうではない。その人達について先生に話をしていただきたいと思うのですがいかがでしょうか」

(*編者注 広瀬先生は旧ソ連地域のコーカサスが専門なのでロシア単独の専門ではない)

日本の研究者たちがいかにクズかダメか無能かということに興味があった


山崎「僕は今回のロシアウクライナ戦争っていうのは結構面白かったんですよ。面白かったって言い方はおかしいけど。前のコロナ問題とかね、いろんな問題、社会問題に興味なかったんだけど。はっきりいってバカバカしかったから。ところが今回のウクライナ戦争の問題は結構テレビで報道をいっぱい見た。チェックしたんですよ。新聞も見たけどまぁ全部つまらなかった。何故つまらなかったっていうと専門家たちの議論っていうのはね、全く浅薄というか大衆以下だと。井戸端会議以下のレベルで議論やってると。だってロシアの味方をするとかウクライナの味方をするとか考え方はいいんだよ別に。それなりにウクライナの味方をするんだったらそれなりに深いウクライナ問題の追求をさ、教えてくれよって言いたいよ。全然教えてくれない。例えばさ、ドンバス地方とかアゾフ大隊、アゾフ連隊ってのが最近でてるでしょ。いまマリウポリとかに閉じ籠もってる連中っていうのは最後まで生き残ってるのはアゾフ連隊の連中でしょ。製鉄所の地下に潜り込んでるわけでしょ。構えて。ロシアはそこはいつでも攻撃できるんだけれどしないワケよ。ロシア軍に損害が出るっていうこともあるかもしれないけど、要するに市民がいっぱいるから、立て籠もってるから、市民と兵隊がごっちゃになってるから攻撃すると市民を虐殺することになる。ところがこのアゾフ連隊というのは市民を盾にとってさぁ立て籠もってるわけだからもうどうしようもないんですよ。このアゾフ連隊の実態っていうものについて、ウクライナの専門家とかは知っているのか知らないのか分からないけれど一言も喋らなかった1ヶ月か2ヶ月の間。最近やっと話すようになって話題になるようになってきた。マスコミのなかでもテレビでも新聞でも。何故そういう事を早く言わないのかという。それは僕が情報源にしている連中っているんだけど、信用しているジャーナリストとか国際政治学とかルートがあってそこから情報を得ているんだけど、そういう人達はテレビとか新聞になかなか出ない人達だから。そういう人達はアゾフ連隊とかネオナチとかそういう事を最初から言ってるわけ。あのバイデンの怪しさとかバイデンの息子がなんかしたとかさ。ところがロシアの専門家とかウクライナの専門家達ってのは全然言わないんだ。何故言わないのか。だから僕はこのウクライナ戦争の問題で一番興味があったのは何かって、ウクライナの戦争がどうなるこうなるってよりさ、日本の研究者たちがいかにクズかダメか無能かということに興味があった」

内山「ふふっ」(笑)

防衛省の連中は幼稚そのもの


山崎「これじゃあさぁ、もし日本が戦争に巻き込まれるとか日本が戦争に関わり合った時にさ、いわゆる情報ルート・情報源、情報分析とかそういうことが全然日本の専門家っていうのはダメだなぁって思って。例えば防衛省の研究者たちもすごい出てきたよね。」

内山「そうですね」

山崎「入れ代わり立ち代わり出てきたよ。今では元自衛隊の幹部連中が出てきてる。話聞いても全然くだらないんだよ。何故この自衛隊の連中、防衛省の連中は軍事分析の専門家のくせに全然良く分かってない。もう本当幼稚そのものっていうか。」

内山(笑)

山崎「これじゃ戦争できないじゃん。そう思うね。だからこれはウクライナ戦争っていうのはね、はっきり言って日本の思想家やジャーナリスト、こいつ達のリトマス試験紙になった。まぁ試金石だよ。だから実験場になったんでいかにダメだという事が試されたということが僕は重大な問題だったから。この問題はウクライナ戦争とは別の意味で追求していきたい今後とも。

「ネトウヨ連中に人気になった」と飯山陽氏を批判



たぶん日本の学問っていうかねジャーナリズムというのもたぶんこの程度だと思う。他のジャンルでもたぶんロシア問題とかウクライナ問題だけでは無くて。例えばイスラム問題でもそうだし、イスラム教の問題でもそうだし。
例えば飯山陽って人が前にいたよね。イスラムの専門家が。すぐイスラムの核、イランとかイラクとかそういうのをめちゃくちゃに批判してた。ところがネットでネトウヨ連中の間ですごい人気者になってたんだよ。これもうダメだなぁって思って。」

「話の中身が全然ない」と廣瀬陽子氏を批判


山崎「これと同じことがいまロシア問題のロシア専門家たちにも言える。例えばもうちょっと女性研究者を取り上げるとマズイんだけど慶応の総合政策の廣瀬陽子とかっていうのは頻繁に出たでしょ。毎日のようにでてテレビ出てきて喋りまくってた。くだらないことを。ペラペラ喋るんだけど中身が全然無いんだよ。『ロシアはもう追い詰められてる。ロシアはもう戦争に負けそう。もうプーチンは頭がおかしい』とかなんとかそういうレベルの話を延々と続けるわけで。『ロシアはもうウクライナのドンバスあたりでも戦争にも負けそう』とかさ。あのさなんだっけ・・・ジェノサイドをやったとかやらなかったとか、核を使うとかでしょうとか。もう全部憶測でものを言ってる。それはテレビ局が作ったストーリーなのか分からないけどそれに乗っかってるでしょ。専門家達がその程度でお茶を濁してんだよ。でも本屋さんに行けばそいつ、廣瀬陽子の本とかあったけどそれはバカバカしくて買う気にもなれないけどさ。」

内山「■■■(*)でしか言えないってうのはあるんですかね。それとも先生が仰ってるのはそもそも情報源が間違っているんじゃないか事ですか」
 (*編者注 聞き取れず )

鶴岡ロジン


山崎「そうそう。僕は最初から言ってきたのはあの廣瀬陽子とかさもう一人慶応のなんとかいう男の先生いたよね。なんて言ったっけ…鶴岡ロジン(*ママ)とかいうやつ。」

「ロシアを信用しないのはロシア専門家じゃない」と中村逸郎氏批判


山崎「それから一番ヒドイのは中村逸郎という筑波大学の教授。」

内山「昔から出てますよね、プーチンさんの事でね」

山崎「ロシアを信用するなとかっていうことが彼のテーマなんだ。ロシアを信用するなと言っておいてロシア研究家じゃないでしょそれは。」

内山「僕もそれは不思議だと思いますけどね(笑)」

山崎「ロシアを半分信用して、ロシアの研究やって、ロシア語で本を読んで、ロシア文学なんか勉強しろよって。全然してないぞ!全然してないじゃん。単なる噂話をやってるんだよ。毎日のようにテレビにでてきて噂話を撒き散らしてる訳でしょ。日本人がそういうの聞いてさ、真に受けてるのか受けてないのか分からないけども。日本人をバカにしてるのか、お前がバカなのか分からないけども、ホント日本の学問とかジャーナリズムとかさ、そういうレベルとかは地に落ちてるよ。」

内山「うーん」

ウクライナ戦争の結末がどうなろうとあんま興味ないんだよ

山崎「そうばかりは言ってられない。例えばネットの世界YouTubeとかねメールマガジンとかね、そういう所で新しい情報をどんどん送って発信している人達も中にはいる。そういう人達をマスコミとかは完全に排除してるでしょ。マスコミとかの表舞台、テレビとか新聞に出て来ない人達なんで、僕が見てる限り。だからこのウクライナ戦争が終わった後でもう一度検証するべきだと思う。ウクライナ戦争の結末がどうなろうと僕あんま興味ないんだよ。ロシアはそう簡単に潰れないしさ。ロシアは5月か6月ごろには無くなってるっとか言ってた奴いたね。」

内山「そうなんですか(苦笑)」

山崎「とんでもないこと言ってたよ」

内山「希望的観測でしかないでしょ」

山崎「それはさぁ、アメリカからの情報なんだよ。アメリカのCIAあたりが流している情報を真に受けてる連中。その時点でさ情報操作を自分で受けちゃってるじゃん。」

内山「それは先生前回の時もね、陰謀論の話にもなったと思うんですけど。意外に陰謀論だったものがそうじゃないっていう話なんですよね今回のウクライナ・ロシア戦争を見てると。」

駒木明義はソ連の事を何も分かってない

山崎「それからね、朝日新聞もダメだね。元モスクワ支局長って人がいるんだよ。テレビによく出るやつが。これは駒木明義って言うんだけどさ。そんな年上じゃなんだけど。もうこのひとの話もね一方的だよ」

内山「ふっふっふ(笑)」

山崎「モスクワ支局長でさ、モスクワの事を調べておいてさ、何も分かってない。ソ連のこと。プーチンは80%の支持率だよ、ロシア国内で。」

内山「そうですねー」

山崎「それは情報操作があったからなんとか。でも戦争が起こると80%ぐらい行くんだよみんなどの国だって。負けたくないから。」

内山「高揚するってことですね。国民感情」

バイデンはウクライナの国民が全滅するまで一人残らず死ぬまで戦わせてる

山崎「そうそう。だって総理大臣とかさ大統領を批判するっていうのは難しいじゃない戦争してる時に。逆にアメリカの方なんかはさ、バイデンなんかあまりにも滅茶苦茶デタラメを言いまくってるから国内から批判が起こってる訳でしょ。トップだと思う。例えば日本だってウクライナだってなかなか批判は起こりにくいと思う。戦争に入っちゃったら。アメリカは自分でやらないでやらせてるわけでしょ。ウクライナの国民が全滅するまで一人残らず死ぬまで戦わせてる。」

内山「かつての日本のね、太平洋戦争みたいな危険な思想ではありますよね」

山崎「そうそう。みんなさ1億総玉砕の発想だよね。日本人が全部一人残らず全滅するまで戦えとかってさ。」

内山「そういう為に政治ってあるはずなんですけどねぇ」

山崎「そういう考えを持ってる人がいてもいいけどさ、トップのリーダーになる人がさ、そういう考えを持ってちゃ大変でしょ。やっぱ和解、停戦合意っていうのがある程度の所まで来たらやらざるを得ないじゃない。お互いに。お互いに徹底的に全滅するまでやるかっていったらやらないでしょ。手打ちをやるでしょ。戦うものの仁義だよ。仁義なき戦いなんてありえないよ。人間だもの。お互い。人を全部全滅させる人っていないよあんまり。モンゴル軍はやったかもしれないけどさ(笑)」

内山「ふふっ(笑)」

中林美恵子はCIAの情報操作を受けた工作員

山崎「例えば僕、いつも信用しているジャーナリストがいるよ。中林美恵子っていう人がいるでしょ。早稲田大学の教授だっけ。アメリカ政府のなんかやってたなんていうね。結構アメリカルートの情報詳しいんで僕は聞いてるんだよ。テレビでよく。あ、面白いねと思って聞いてたんだけど今回はこの中林さんはデタラメばっか言ってたね」

内山「はっはっは(笑) そうですか」

山崎「アメリカルートっていう、CIAのルートだと思う。だからジャパンハンドラーズあたりから結構利用されてるような奴だからかな。あなたが本気でそう思ってるんだったら僕はいいよ別に。でもさ、最近じゃこの中林美恵子さんは話が変わって来てんだよ。最近ね、僕が見た時2~3日前にバイデンが人気が無くなったようなこと言ってんだよ。バイデン批判がアメリカではまきおこってる。さらにバイデンとウクライナの関係なんかをさ言ってたよ。そんなのは最初から分かってるじゃん。ネットでさ、YouTubeなんかみてるとさぁ、みんなそう言ってる。なんでさぁ今頃言うの。最初に言っておけば話が全然違うでしょ。だからこの人はね、情報操作を受けてるよ。情報工作を受けてるよ。工作員になっちゃってるよ。」

内山「知らず知らずのうちにってことですか」

山崎「そうそう。知らずしらずなのか、そういう事を受けることによって大学のポストを得られるのかもしれないし」

内山「なるほど」

「廣瀬陽子と鶴岡ロジンは工作員」

山崎「分からないけど。だから慶応の廣瀬陽子とか鶴岡ロジンなんかもさ、完全に利用されて工作員なっちゃってるね。」

内山「逆にそういう人達は先生の主張を知っているとロシアのスパイじゃないかっていうね」

山崎「そうそう。だから鈴木宗男とかは…。そういう言い方をするわけでしょ。それで陰謀論だと。陰謀論とかスパイとか工作員とか言ってる連中、お前が工作員だと」

内山「アメリカの工作員じゃないかって事を言いたいんですよね」

文学や芸術において世界レベルの人達はほとんど天皇制ファシズム

山崎「そうそう。だから戦後民主主義とかいってる連中の多くはさ、アメリカの工作員かもしれないじゃん。だから前回ぐらいに言ってたじゃん。僕が言ってたでしょ。慶応の法学部の・・・日本の右翼思想をやったひと・・・名前なんだっけ・・・」

内山「ごめんなさい、名前は失念しちゃった」

山崎「あの人だって戦前の日本の右翼思想をさ、全否定してるわけだよ。軽蔑的に書いてるんだよ。でも右翼思想っていうのは日本のナショナリスティックな思想でしょ。例えば本居宣長とか小林秀雄とかいうような人達をバカにしてる人がいるの?ところが戦後民主主義の戦後社会科学でモノを考えている人たちはどうも本居宣長とか水戸学とか小林秀雄あたりまでさ、戦後でいったら三島由紀夫とか江藤淳とかこの連中をみんな一絡げにして天皇制ファシズムだとかなんかでみたいに考えてんだよ。でも文学とか芸術作品とかの世界で一流と言われている人達ほとんど天皇制ファシズムだよ。彼らのいう天皇制ファシズム。保田與重郎とか。この人たちのほうがレベル高いんだもん。だからねおかしい。中林さん、話を変えてウクライナ批判が最近起こってるでしょ、テレビなんかでも新聞でも。ちょっとね、話を変えてきてるんだよ。アメリカではこういう新しい情報がありますみたいな事を言う。まぁこの人は信用できないよ。

岩間陽子氏のような学者よりネットのアマチュアの方が信用できる

山崎「もう一人女の人がいるんだよ。政策研究大学院大学の岩間陽子とかなんとか。名前間違ってるかも。岩間陽子って人が何を言ってたかっていうとね。ウクライナ戦争が始まってすぐの頃にね『ロシアの味方なんかする奴はね情報弱者であってね、テレビしか見てない連中だよ』ってね。『これからはそういう風にテレビの情報宣伝に負けるような人にならない為には文化系の学者・思想家たち学生たちも大学院ぐらいは出たほうがいいよ』みたいな事を言ってた。じゃあ大学院でたらロシアの宣伝工作に乗らないの?って思っちゃったよ。逆でしょ。大学院なんかでて東大のソビエト地域研究、ソ連地域研究なんかやってる連中の■■■(*)

(* 編者注 通信トラブルで10秒ほど音声途絶)

山崎「(音声戻る)・・・の地域研究で博士号持ってるんだよ。慶応の総合政策の教授になってるんだが、こういう連中が一番ウケる訳じゃん。だからインテリ専門家、ジャーナリスト、こういう連中がいかに信用できないかっていうこと。例えばほとんど僕の情報源もネットを通じてるけど、ネットの近いで素人とかアマチュアがどんどん出てるわけじゃん。情報発信。いわゆるアマチュアとみなされているプロフェッショナルもいるんだけど。いわゆる世間的にはあんまりテレビとか新聞の中にはあんまり出てこないような人達だよ。やっぱこいつらもプロフェッショナルだ。そういう人達の方が信用できるんだよ。っていうことを僕がこのウクライナ戦争で、もうはっきり証拠を掴んだって感じだな。今までは漠然とこいつらアホだなって思ってたけどさ。今回のウクライナ戦争は長いじゃないですか。もう2ヶ月くらい経ったでしょ。もうその間に言ってることがコロコロ変わるやつもいるし、いつも筑波大の中村逸郎みたいにさ、素人のロシア嫌いのおじさんがさ、露■(*)がどうのこうのとかって話をするようなレベルの話ばっかりしてんだよ。プーチン頭おかしいとかさ」

(*編者注 差別用語の為に伏せ字にしました)

内山「全然左脳的じゃないですね」

スターリンは嫌いじゃない

山崎「全然。揚げ足取りっていうの。お前プーチンの経歴なんか全部調べてさ、プーチンの大統領に登りつめて、しかもロシアをちゃんと今コントロールしてるわけでしょ。権力を握ってるわけだよ。何故握れたのか?あいつがたちの悪いから握れた訳じゃないでしょ。僕はスターリンだってあんまり嫌いじゃない。日本でもスターリンの批判をすればもう全部ロシアのことはわかったつもりの連中っていっぱいいたよね。でも第二次世界大戦でソ連が勝ち組になったのはスターリンでしょ。スターリン戦略でしょ。だからスターリンが政敵を全部虐殺していったとか悪いことはいっぱいあるだろうけどさ、織田信長だっていっぱい殺しまくってるじゃん。」


山崎「でもさぁ歴史を作ってる訳でしょ。スターリンだってプーチンだって悪いところいっぱいあるだろうけどさ。権力を握ってロシアというかソビエトという国を引っ張ってきてるわけだからその研究をやれよって言いたい。もっと。そんな薄っぺらな人間じゃないでしょ。スターリンでもプーチンでも。じゃあさ、その前のさぁロシアのブレジネフとか、エリツィンいたっけ?プーチンがでる前の人達のことだよ。あれはソビエトを解体してロシアにしちゃった訳でしょ。あの人達が何をやったかってことも研究してる訳でしょ。ロシアの専門家たちは分かってるわけ。エリツィンがやったことっていうのははっきり言ってロシアの財産を全部民間に売り渡したって事でね。民間に渡ったのがいわゆる財閥を形成したってことでしょ。資本主義になっちゃってる訳よ。ロシアは貧しくなってきたって訳でしょ。それを建て直すためにプーチンが出てきて民間に横流ししたロシアの財産をソビエトの財産を国有財産を取り戻してる訳でしょ。」

内山「今新興財閥がいるわけでしょ。オリガルヒみたいな」

山崎「新興財閥っていうのはプーチンの系列の財閥もできたかもしれないけど、一般的にはエリツィンあたりが作った財閥を全部ぶち壊してプーチンが国有化したという。だからロシアはある意味でプーチンで復活してんだよ。今回の戦争だってさ、プーチンがわざとと言うか意識的にやってるよ。プーチンじゃなきゃ戦争できないもん。」

内山「国内支持率が高いっていうのはそういう事が物語ってるって訳ですね。それを専門家の人達が国内の支持率が高いはもう洗脳されてるから、みたいな思考停止してるって事ですね。逆に言うとちゃんと見てないって事ですね。」

山崎「そうそう。それは我々が言うよりもロシア研究を2~30年やってた連中のほうが詳しく知ってるはずだよ。」

内山「なんで支持率が高いのかっていうのももっと説明して欲しいって事ですね。逆に言うと」

地域研究は植民地の研究

山崎「じゃあロシア国内の自分の問題として考えてみれば分かるでしょって。プーチンの支持っていうのはマスコミに洗脳されて支持に回ったっていう人もいくらかはいるだろうと思うよ。でも多くの国民はプーチンを支持してんだよ。僕はそうだと思う。だって日本の東條英機だって全面的に悪い奴ではないでしょ。あれは戦後に作ったイメージだから。東條英機の悪いイメージを。ロシアの研究家たちはロシア国内のことをもっと地道に研究してくれよと、ロシア文学もたまには読んでくれよと。何も分かってないじゃん。鈴木宗男の方がはるかに優秀だよ。ロシアに関しては佐藤優にしてもさ。だから例えば廣瀬陽子っていう慶応の総合政策の教授なんかさ、ソビエト地域研究っていうのが東京大学の大学院でソ連地域研究ってのが彼女の研究テーマだったらしいんだけど、ソビエトの地域研究って言い方がおかしいんだよ。これは植民地の研究をするときの名称、ネーミングだね。例えば植民地でさぁ、アフリカとかアジアとか植民地の研究する時にそういう人達はどうするかっていうと言葉を覚えてさペラペラ現地は喋れるようになるけど、目的は何かというとこの植民地をどうやって支配するかっていう為に研究してる。今の東大の地域研究っていうのはそうじゃないの。だからアメリカあたりから資金が出てるんじゃない。それでソビエトの研究やってる人達はさ、ソビエトの研究やればいいのにさ、ソビエトに関するアメリカの情報を鵜呑みにして研究してんだ。だから今テレビにでていたり新聞出てたりする人達の地域研究というのも多分デタラメだよ。いい加減。これはアメリカのCIAの受け売りをしてるだけだけど。それと反対のことをいうと陰謀論だとか工作員だとかさ。でも陰謀論とか工作員の方が正しいよ。もっとキャ感的だよ。」

内山「なるほど(笑) 今回に関しては陰謀論と工作員のほうが正しいというのが見方なんですね。」

山崎「このウクライナ戦争長くなってきたから、そういう学者とか研究者ジャーナリストっていう者の正体がだんだん分かってきた。日本のジャーナリスト、学者っていうのはいい加減なもんだということを。だからこういう時に文学とか芸術とかそういうものが必要になってくるよ。情報工作とか受けるの嫌じゃない。だからハグレ者の文学者、作家になってるわけだよ。サラリーマンだったら社長から言われた事は守らざるを得ないよ。だから日本の学者、思想家、研究者というのはほとんどは上からの命令で動いているということが分かってきたよ。上というのは誰かというとさ、多分アメリカでだよ。アメリカのCIAで金もそこから出てるんじゃないの。情報工作活動の資金が。だから東大なんて当てにならない。」

内山「かつて先生が小沢一郎さんを擁護していた時もねそういったような見方があったと思うんですけども」

山崎「そうそう。官僚、裁判官、こいつらでさえも全部情報工作を受けてその手先になってる。この人達こそ工作員だよ。ナショナリズムっていうのはこういう人達こそ追及していかなきゃいけない。僕はこれからやろうと思ってるんだけどさ。」


いやー、よく公開したなって思いました。

否定的に名前が出た方々のTwitterリンク(敬称略)

小泉悠
飯山陽
鶴岡ロジン
駒木明義
中林美恵子
岩間陽子

動画URL
https://youtu.be/M2dy3sR73Sg



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