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ぱっぷこーんと作品が映画祭に行きます!

ぱっぷこーんとで作った短編映画『白滝』が、札幌国際短編映画祭のコンペ部門にノミネートされました!遂にぱっぷこーんとはここまでやって来たのです!我々ぱっぷこーんとはやってのけたのです!超えたのです!経たのです!これから経るのです!

申し遅れました。この記事を書いているのは平林です。

コンペ部門というのは映画祭の花形です。一番上のステージなのです。我々ぱっぷこーんとはやったのけたのです!

『白滝』がノミネートされたのは「ナショナルプログラム」と言って、日本の作品の部門になります。でもナショナルプログラムと言っても、海外の作品の部門であるインターナショナル部門と対等に審査はされるのです。そのナショナルプログラムに選ばれた本数は15本!札幌国際短編映画祭に応募した日本作品の上位15本に入ったのです!我々ぱっぷこーんとはやってのけたのです!(しつこい)

私はノミネートされた事をTwitterで知りましたが目を疑いました。いやいや!いやいや!いやいやいやいや!なんかの特別部門と言いますか、ミッドナイト部門とか、たまたまお笑い短編映画特集があったならまだしも、コンペ部門に選んで頂いていたんですから。

申し訳ないと言いますか、大丈夫ですか?と心配になりました。私(平林)はよく分からない作品を作る傾向にあるのですが、『白滝』は「実験映画」というカテゴリーにした程に分かりづらい映画なんです。見終わった後に「ん?」と思う映画なんです。

実は『白滝』はベルリン国際映画祭に合わせて作った作品なんです。いまのベルリン国際映画祭の短編部門はものすごく実験的なんです。基本的にはベルリンの短編部門はずっと実験的なんですが、ディレクターが変わってからより実験色が強くなった気がしています。

だから、ベルリンに合わせて作ると、実は他の映画祭に合わないんです。ベルリンだけが突出してアヴァンギャルドで、カンヌ、ベネチア、ロカルノなんかはそこまで実験的ではないので、ベルリンで落とされたら他の映画祭での敗者復活が限りなく無くなるのです。ベルリンの短編を狙うのは一発勝負なんです。

そして、ベルリンに落ちて、想定通りにそれ以外の映画祭に選ばれることはありませんでした。FilmFreewayを使って、いろんな実験映画祭にエントリーもしているんですが、毎週のように落選のメールが来てるんです。それも想定の範囲内なので感情が動くことすらありません。

そんな矢先!札幌国際短編映画祭でのノミネートですよ!目を疑いましたよ!我々ぱっぷこーんとはやってのけたのです!(しつこい)

札幌国際短編映画祭は、私が本当に信頼している短編映画祭のひとつなんです。私が日本で信頼している短編映画祭は札幌国際短編映画祭とショートショートフィルムフェスティバル&アジアの2つだけです。海外作品のセレクションを見れば、その映画祭のリテラシーが分かります。

いや〜しかし!今年の夏、一番嬉しいお知らせですね!

10月頭にリアル開催されるんですが、札幌に行こうと思います。もう絶対に行きます。1人でも行きます。


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