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ペーパードリップのコーヒーは中挽きで!【基本のコーヒーの淹れ方】

自分で豆を挽きドリッパーにお湯を注ぐ、コーヒーの香りが部屋いっぱいに広がりお気に入りのカップでゆっくりとした時間を過ごす……。

そんなコーヒーライフにあこがれながらインスタントコーヒーやコンビニのコーヒーを飲んでませんか?

そんなあなたはコーヒーのハンドドリップはむずかしいと思ってるのではないでしょうか。

たしかにわたしも新しくオープンした喫茶店(大手チェーン)にしばらく通っていたのですが、ある日を境に急激に味が落ちました。

おそらくオープン間もないときは各店舗のエースや店長が手伝いに来ていたためにコーヒー抽出がうまかったんだと思います。

店が落ち着き新人のスタッフが淹れ出したために落差を感じたわけです。

このように淹れる人次第で味が大きく変わるのがハンドドリップの魅力ではありますがむずかしく感じて挑戦しにくい面もあります。

結論からいってしまえばハンドドリップは奥は深いですがだれでもできる抽出方法です。

「失敗したら嫌だな……」「買った豆や器具が無駄になるのでは?」
そんなふうに感じるあなたにこそ読んでいただきたい記事にしました!

ハンドドリップにおいてはじめの流れを知るお手伝いができれば嬉しいです。 


筆者(とうさぎ)について

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ペーパードリップのコーヒー、
ポイントは中挽きと事前の準備

この項ではハンドドリップでもかんたんなペーパードリップの流れを写真付きで紹介します。

はじめはむずかしく感じるコーヒーの抽出ですが心配ありません。

  • 豆とお湯の重さをはかる

  • タイマーを使って同じタイミングでお湯を入れる

これだけで毎回のコーヒーがだいぶ安定します。

味が安定してはじめて

  • もっと濃いほうが好きだから豆の量を増やそう

  • ちょっとお湯っぽいから抽出のタイミングを変えよう

などといった1ランク上のことに目を向けることができるようになるんです。

今までなんとなくコーヒーを淹れていた方も一度自分がどのようにコーヒーを淹れているかを振り返ってはいかがでしょうか?

器具を用意する

慌てないようにまずはすべての器具をチェック

まずはじめに使う器具をすべて出します。

あとででいいやと思っているとあわててしまいちゃんとした抽出ができません。

見える場所に器具をすべて置くことでスムーズに抽出できて結果的においしいコーヒーを淹れられるんです。

今回わたしが用意したのは……

ペーパーフィルター抽出で必要な器具の写真
ペーパードリップの場合です
  • ドリッパー

  • ペーパーフィルター

  • コーヒー豆(今回は1人分12g)

  • ミル(電動)

  • コーヒーサーバー

  • ドリップケトル

  • スケール

  • タイマー(スマホで大丈夫)

これだけあれば快適にコーヒーの抽出に専念できます。

それぞれの器具の説明や購入のときの優先順位などは別記事にて説明しています⇓

コーヒー豆とお湯を【1:15】の割合で用意する

豆の量×15=注ぐお湯の量

豆は1人分10~12gを目安に用意します。

注ぐお湯は豆に対して15倍とします。
+少し多めに準備すれば完璧です。

今回は豆を12g用意したので12×15=180mlのお湯を最終的に注ぐのですが180mlピッタリだとお湯を注ぐのに手間取ってしまう可能性があるので多めの300mlほど準備しました。

この1:15の割合はコーヒー業界全体でも一般的な比率(レシオといいます)で豆の量が変わってもお湯の量を同じように変えることで同じ濃度のコーヒーができるのです。

  • 豆が10g→10×15=150ml

  • 豆が20g→20×15=300ml

  • 豆の量でお湯を合わせよう!

ペーパーフィルターをドリッパーにセットして粉を入れる

粉は中挽き、スケールを下にセット

ペーパーフィルターは折り目があるので製品の説明通りにおります。
※写真は円錐形ですが台形も同じです。
※ペーパーレスモデルはフィルター不要です。

ドリッパーにフィルターをセットする様子
こんなふうにピッチリとセットします
スケールではかったら0に戻しましょう
スケールを下におけば抽出しながらはかれます

主にペーパーフィルター用の粉は中挽きといってザラメ糖とグラニュー糖のあいだくらいが目安です。
※すべて均一の大きさになっている必要はありません

はじめのうちはわかりにくいので店で挽いてもらうのもおすすめ。

コーヒーの粉の様子
こんなふうに粗いのもあれば細かいものもあります

粉を入れたらドリッパーの側面をたたいて粉を平にならすようにしておきましょう。

沸騰したお湯をドリップケトルに入れ替えて抽出開始

お湯の温度は95℃ほど、3回で注ぎきる3投式で

さあいよいよ抽出です。

やり方は人によりさまざまで正直正解はありません。

今回はわりと一般的なコーヒーセミナーでも教える3投式を紹介します。

3投式とは名前のとおりお湯を3回にわけて抽出する方法です。

3投式のやり方【コーヒー豆12g お湯180mlの場合】

  1. タイマーをセット、お湯の20%(36ml)を粉全体にかけて1分蒸す
    ※3回ゆする

  2. 1分たったらまた20%(36ml)のお湯を注ぐこちらも1分

  3. 2分たったら残り60%(108ml)を注ぐ※3回ゆする

  4. 3分~4分を目安にドリッパーを外す

  5. 完成!味の具合を見て次回に活かす

以上が主な流れとなります。

お湯の温度は85℃から95℃ほどが抽出に適した温度(豆の焙煎具合で変化)だといわれていますが温度計まで使わなくてもかまいません。

ケトルで沸かしたお湯を1分ほどおいておけばだいたい95℃くらいになるのでそのまま抽出をはじめればちょうどいい温度での抽出ができるんです。

はじめはもたついてうまく入れられないと思いますが(わたしがそうでした)何度も試せば自分のペースができてきます!

抽出のポイントについて

1つ目のポイントは最初と最後に3回ゆするというところです。

これをしないと粉がドリッパーの底で目詰まりしてお湯がうまく流れにくくなります。

ドリッパーをもち大きく円を描くように3回ほど回してあげてください。

2つ目のポイントは4分たった時点でドリッパーにお湯が残っていても抽出を終わることです。

はじめはもったいないからと落ちきるまでおいてしまいますがコーヒーの成分は後になるほどエグみや雑味が出てきておいしくありません。

また味に深みもなくただの茶色いお湯です。

試しに4分以上たってから抽出したコーヒーだけで飲んでみてください。

コーヒーが嫌いになるかもしれません(笑)

3つ目のポイントは今回の抽出を覚えておき次に活かすことです。

めんどう?確かにめんどうですがこれをすればドンドン自分好みのコーヒーになっていきます。

  • コーヒーが薄かった→豆を増やす・お湯を減らす

  • コーヒーが濃かった→豆を減らす・お湯を増やす

上記のようにレシオ(比率)を変えるだけでコーヒーの味は変わります。

味の変化は他にもお湯の投入の仕方や豆の挽き方など無数にありますがまずはこのレシオを変えるやり方を覚えておいてください。

お湯の注ぎ方は慣れるまでグルグルで!

慣れたら動画などで動きの研究をすれば上達も早い!

喫茶店のマスターがドリッパーにお湯を注ぐ姿を見たことがあると思います。

あれはボーッと注いでるわけではなく一定のスピードで狙ったところに注いでいるのです。

お湯の注ぎ方にも個性があり全体にまんべんなく注ぐ方もいますし一点集中で淹れる方もいます。

どちらが優れているなどはないのですがはじめての方にはグルグルと渦を巻くように注ぐのがおすすめです。

ドリッパーにお湯を注ぐやり方で渦を巻くように描いている様子
全体にまんべんなく

あくまで一例なので慣れてきたら動画サイトなどでも調べてあなたのやり方を見つけるのも楽しいですよ!

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