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【重賞回顧】 第89回東京優駿(G1)+目黒記念(G2)+葵S(G3)

【重賞回顧】
第89回東京優駿(G1)+目黒記念(G2)+葵S(G3)


先週末も皆様お疲れ様でした。

先週は…
日本ダービー◎イクイノックス2着🎯
目黒記念◎ボッケリーニ1着🎯
葵S◎ブレスレスリー3着🎯
と本命3/3馬券内と良い調子でしたが、アスクビクターモアを軽視した日本ダービー『のみ』馬券は外してしまい残念でした。

目黒記念3連複14,640円
葵ステークス3連複11,620円はキッチリ的中🎯した事は喜ばしい事ですが、やはり日本ダービーは当てたかった😅😅

来週の安田記念はキッチリ当てたいなぁと思います。

それでは恒例のレース回顧をやっていきましょう。
レース回顧がなぜ必要か。
良く勝負事には『強い奴が勝つ』『勝った奴が強い』とか勝ちに関する考え方がありますよね。
競馬においては『力を出しきれた奴が勝つ』や『力を出し切った上で恩恵を手にした奴が勝つ』というのがしっくりくるのかもしれません。要は今日は今日。明日は明日。という事です。前走負けたエフフォーリアをもう二度と買わない。とはなりません。それこそ今日は今日。明日は明日。ではないでしょうか。それをどこまでの馬にその考えを適用し、その理由を探せるかというのが勝ちには必要不可欠だと思いませんか。それの重要な基礎がレース回顧です。

必要なところはメモして、JRA-VANにもMY注目馬とかでコメント入れれますからそういうのを活用していくのはアリだと思いますよ。実際にメモして次走出走の際に狙って当てて報告くれる猛者もたくさんいますからね。最終的に馬券を当てる為には、コツコツ努力する事。努力なく他力本願100%で幸せは手に入らない。幸せは自分で掴むものです。

回顧仕様変更しました。

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⚪️=日本ダービー(G1) 

終わってみれば前哨戦のレベル通り『皐月賞組』が上位独占の決着で、ダービーらしい捻らず力通りの決着。クラシックは特に捻らずシンプルに考える。というのを今年はひしひしと感じ、来年以降に繋がる収穫もあった。内容としては、デシエルトの飛ばすペースを上手く判断し自分の競馬に徹した組、上手く脚を溜めた組が軒並み好走。ダービーらしい内容。変化があるとすれば、完璧かつダービーらしい勝ちっぷりをしてきたと思ったイクイノックスの前にドウデュースがいた事。皐月賞組に割って入ったプラダリアというこの2点が先々で色々考えさせられるレースだたった。

1着=ドウデュース

ダービー馬にふさわしい正面突破の勝利。
陣営・騎手も当日とにかく調子が良かったと言うとおり、抜群すぎる手ごたえでやや早仕掛けになるほど。それでも押し切りイクイノックスの猛追を振り切る。馬自身の力、そして100点をここで叩き出した陣営一体の勝利。次走は凱旋門賞という事だが、もし本気で勝たせたいのであれば、早々にフランスへ飛び立つべき。日本馬の課題はやはり馬場。一日でも長く芝に触れ、フォームの変換を行い心身共にベストで挑んでほしい。日本馬の能力が足りないから負けている訳ではない。準備が足りないから負けているだけなので。
今回デシエルトが引っ張るペースと武豊騎手の技術で抑え込んだ印象で、2400mは少し長い印象。先々では1800〜2200mが良さそう。レースセンスや器用さ問われる舞台向きで、先々では大阪杯、宝塚記念辺りがベスト。


2着=イクイノックス

C・ルメール騎手曰く、デシエルトのペースで若干忙しく前半で想定より後ろからになったことで腹を括って溜める競馬に専念。3〜4コーナーに掛けて反応良く、徐々に脚を使い上げていき絶妙な持ち出しなどこれ以上無い完璧な捌きを見せた。溜めていた分爆発した末脚はダービー馬にふさわしい最高の形、100点満点だったが、ただ今年は101点を出してきた馬がいただけ。今後の伸びしろや体の強さなど色々考えると勝ち馬よりスケールを感じる。菊花賞でも問題なく最後の1冠は是非獲ってほしい。紛れもなく世代最強。


3着=アスクビクターモア

うまく2番手から先行し、田辺騎手らしくふわっと馬の気持ち優先した騎乗。ウィークポイントもうまくリカバリー、そして持ち味を充分に活かす先行早め抜けだしの好騎乗を見せた。田辺騎手ありきの3着。前半繊細にふわっと運べば、ラストでしぶとく脚を使えるし、並んでからがとにかくしぶといのでこれから先もこんな競馬が続きそう。いい意味です。


4着=ダノンベルーガ

現状のベストは出せたので上位とはシンプルな力負け。川田騎手らしく主要距離で勝ちきれない。特に今回の様に前半で脚を使わされるペースだとふわっと乗れない川田騎手だと想像以上に前半で体力を削られ終いの伸びがない。これはいつもの事だし、こういうシンプルな地力問われる決め手比べだと伸びが悪い。川田騎手も向き合うとはそういう事で、もう少しパワーで押し切るレースや混戦抜け出しの方が持ち味生きる。ここら辺で騎手を変えていかないとこの先の伸び代はどうだろう。乗り替わりで伸びてきそうなので長い目で見ていきたい。


5着=プラダリア

つい2走前まで未勝利の身だったが、皐月賞組に割って入る成長ぶりを見せた。枠にも恵まれたが、それ以上にこの馬のレースセンスや伸びしろを感じた。
伸びている所なのでまだまだ期待して見ていきたい。今後が楽しみな一頭。


6着=キラーアビリティ

レシステンシア、ナミュールに続きしっかりと修正してくる辺り流石の横山武史騎手と言った所。
課題のゲートや距離延長をうまくリカバリーしつつ運んだ。上位とは完全に力負けではあるが、距離短縮で見直したい。1800〜2000mがベスト、ゆくゆくはマイルでも。今回は力負けだがやれる事はやった。


7着=ジオグリフ

2400mというギリギリの距離をこなす為にはそれなりに恩恵が欲しい所。やや掛かりつつ宥めていた分が響いた印象だがこの着順でまとめて来たのはやはり力がある証拠。皐月賞は色々噛み合った恩恵だったので、これくらいかなぁという印象もあり。2000m以下で見直していきたい。


8着=オニャンコポン

いつでもやれる事はやれているので、常に相対的なタイプ。相手が手薄なら勝てるし、これくらいの相手だとこんなもん。中山中距離ベストなので、セントライト記念あたりで好走して、また穴人気くらいに人気を取り戻して、菊花賞でまたこれくらいの着順に収まるイメージ。スケールは潜在能力はないので、良くてアサマノイタズラくらいまで。ローカル重賞あたりでは活躍できそうだが、アサマノイタズラの様に主要レースを欲するとこの先も危ない。そこまで強くないので。


9着=ジャスティンパレス

あと伸びるだけ。という所から伸びず。力負けなのでここから成長に期待したい。伸びしろはありそうなので。


10着=ビーアストニッシド

逃げない時点でこの馬の持ち味は活かせない。毎回言ってるが逃げないとダメ。そのクセに陣営は『控えても競馬ができるので』というが的外れもいい所。まだ色気づく段階ではないのでは?陣営の意識が変わらない限りは。


11着=セイウンハーデス

最内枠から上手く流れに乗れるが現状は力負け。
レースセンスは高そうなので長い目で期待したい馬。


12着=アスクワイルドモア

力負け。だが先々の素質は1番ありそう。というより菊花賞が合いそう。キズナ×ゼンノロブロイといういかにもな血統なので、ジワジワ脚を使う長丁場向き。


13着=マテンロウレオ

力負け&距離長い。距離短縮で。


14着=ロードレゼル

力負け。ファルコニア的なイメージに近い。
強くも弱くも無いがオープンクラスで安定して走れるくらいの馬になりそう。

15着=デシエルト

力負け。元々強く無いので。

16着=ジャスティンロック

現時点で完成度の差。追走で遅れて終始追う形になり万事休す。もう少しスタミナ問われるレースの方が良さそう。東京微妙かも。

17着=マテンロウオリオン

力負け。距離延長がどの程度影響したかは分からないが距離というよりトータル的に負けた印象。

18着=ピースオブエイト

距離長く、短縮見直し。気性的な脆さがあり、いかにスムーズに運べるかが鍵。いかにも成長途上という感じなので長い目で。素質はあるはず。

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⚪️=目黒記念(G2)

メンバーレベルは例年に比べて手薄。1番人気が初オープンのパラダイスリーフという時点でレベルが知れている。勝ち馬の強さが際立った印象でその他は、こんなもんだろう…という内容か。
勝ち馬以外特にビックレースにつながる事は無さそう。

1着=ボッケリーニ

コーナー数と成績が比例する超器用型で、ポタジェ的怖さを持つ。一見能力的に足りなそうだが、ジャイアントキリングできる大物食いできる底力と器用さあり。ビックレースでも侮れない。


2着=マイネルウィルトス

前走川須騎手が全く持ち味いかせて無い、技術も無いので仕方ないが、主戦M・デムーロ騎手に戻った事が今回の好走理由。距離や諸々あるが、要因のほぼ全てがM・デムーロ騎手。今後もスタミナ問われるタフな馬場とM・デムーロ騎手が揃えば重賞でも戦える


3着=ウインキートス

行く馬がいないところを昨年覇者の本馬が外からスンナリ自分のリズムに持ち込み粘る、松岡騎手の好リードも光る。形は違えどクリノプレミアムやマイネルファンロン、そして本馬と全て大外枠から思い切る騎乗で好走し続ける松岡正海騎手の技術力、積極性は下半期も忘れないでおきたい。


4着=ディアマンミノル

あとわずか。ほんとにあとわずかだった。
萩野騎手がこの馬でやるべきことをわかっているのでこのコンビなら差しが届く中長距離ならいずれ馬券内に割ってこれる。もう少し荒れた馬場の方が良さそう。今回は落ち着いたペースや流れを考えたら地力強化を感じさせる1戦だった。

5着=ラストドラフト

昨年のアルゼンチン共和国杯で2着健闘と実績ある舞台。何も考えられない三浦騎手だからこそ東京で追うだけの舞台ならこれくらいはやれる。上がり掛かる舞台なら今年もどこかで見せ場ありそう。騎手替われば勝ち負けできる素質あり。

6着=パラダイスリーフ

もはや大外枠のルメールは買い!みたいな流れもあったか。3勝クラス勝ち上がりで即人気背負う過剰人気。とはいえ重賞の洗礼を受けた感じで、次走以降は順当に重賞でも力は足りる。母系が濃く出ている印象でパワー問われる急坂戦向き、そして明らかな長丁場タイプ。今のメンバー層の薄い長距離路線なら主役級になれる器なので早ければ今年の秋の有馬記念で好走してもいいくらいの素質は感じる。遅くとも来年の天皇賞春では有力にまで成長しているかも。いずれにせよ素質あり。


9着=フライライクバード

能力はないわけでは無いが重賞で好走する為にはそれなりの条件が必要。今回外枠はきつかったが東京タイプでは無いのである程度上がりの掛かるコースの内枠で見直したい。


10着=バジオウ

あとは突き抜けるだけだったが失速、こちらも少し過剰人気感があった。能力は高いので長い目で見ていきたい。

11着=アサマノイタズラ

田辺裕信騎手に戻る時に注意。


14着=マカオンドール

能力無いが、器用さでカバーするタイプ。内枠獲得が必須条件になりそう。

16着=モズナガレボシ

能力高いのでサマーシリーズのどこかで恐らく穴を開けるはず。荒れ馬場巧者なので、荒れ馬場の2000m付近の付近重賞に出てきたら注意。どこかで忘れた頃に一発あるので。


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⚪️=葵S(G3)


1着=ウインマーベル

楽に見える程の勢いで差し切り完勝。今の中京で差し切るパワー、千二の流れでも怯まず、苦にする事なくパワフルに走る。振り返ってみれば芝レースはこれまで千四以下では(4.1.3.1)と超堅実派。血統的にも体も強そうなのでしっかり成長する事ができればビックレースにも手が届きそうな期待感あり。今年の成長次第で。


2着=コムストックロード

内枠×混戦×下手騎手からの鞍上強化というこれ以上ない条件替わりで本来の力を発揮できた。黛⇨柴田大知⇨という馬にまたがってるだけの騎手2人からの和田竜二騎手乗り替わりという鞍上強化が特に影響した。それにしてもこのパターンは今後もあるので注意する。


3着=ブレスレスリー

アメリカンペイトリオット×デインヒルというDanzigの3×4を持つ立ち回りパワー系でジワジワ脚を使える馬とデムーロ騎手との相性も良かった。やや不利もあったがジワジワ力つけている印象。軽い決め手問われる馬場では微妙だが、荒れ馬場・立ち回り問われる舞台向き。スプリンターズSより高松宮記念向き。


4着=ウインモナーク

外枠が響いたか。前走は距離短縮がうまくハマった感もあったので上積みや前走維持ができなかった印象。内枠で立ち回り問われる舞台向きなので、内枠替わりで見直し可 。父ビックアーサーらしいスピードとパワーあり。


5着=カイカノキセキ

うまく流れに乗れなかったが、もう少し前から運ぶ方が良いかもしれない。スピード型の短距離馬でタフな中京も、微妙だったか。


6着=シゲルファンノユメ

藤岡佑介騎手が乗ると極端な競馬になるのでこういう結果も想定内か。末脚は鋭いが少し脚の使い所が難しい。ディーマジェスティ産駒らしく中山以外ではパフォーマンスが落ちたか。


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⚪️=その他素質馬・次走買い時馬

5/28(土)

東京11Rレモンポップ(重賞獲れる)
このメンバー相手に過剰人気気味の1.6倍を背負いながらの楽々抜け出し完勝は評価すべき内容。東京以外では怪しさ残るので、今年しっかり順調に使われていければ来年のフェブラリーSでは好勝負になる。

5/29(日)

東京3R ナムラタタ(東京2100m◎)
伸びないがバテない強みとスタミナ活かして東京2100mという舞台がハマった。今後も東京2100mや地方の長丁場などに向けて育てていくと良さそう。

東京9R ディアセオリー(中距離◎オープン特別◎)
ダート替わりで連戦連勝。まだまだ伸び代がありそう。ダート育成得意な高木厩舎らしい転向がいい方向に向いている。本質的に東京マイルは合わない気がするのでパワー問われる中距離の方が良いはず。

東京10R ククナ(現級いつでも◎)
現級の東京中距離ならいつでも上位。いつも微妙に噛み合わないレースが続くが、そろそろ。現級ならいつでも堅軸。差し届く東京なら勝負の軸にできる。

タガノパッション(そろそろ噛み合う)
元々はオークス4着の実力馬、ゆったり構えて消極的に走る方が持ち味生きる。近走合わない舞台続きで今回は久々に見応えある内容。東京1800mベストで、人気にもならなそうなのでそろそろ狙い目。噛み合う。

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