重賞回顧 神戸新聞杯+オールカマー(GⅡ)&新馬評価&次走狙い馬&先週の結果〜デアリングタクトとヴェルトライゼンデはなぜ負けた…?〜
重賞回顧 神戸新聞杯+オールカマー(GⅡ)&新馬評価&次走狙い馬&先週の結果〜デアリングタクトとヴェルトライゼンデはなぜ負けた…?〜
皆さんこんばんわ。
先週はというと荒れそうだなと思った神戸新聞杯を中穴で組み立て◎○▲★のワイドBOX本線にしたのは大きな勝ちこそなかったが正解だったと言える狙い方。
逆にオールカマーは地力が違うと踏んで狙った◎ヴェルトライゼンデとデアリングタクトが撃沈。
なぜデアリングタクトが大敗したのか。ヴェルトライゼンデが伸びなかったのか…気になるところですね。
2レースとも本番ありのトライアル(ステップレース)ですからしっかりと原因究明して敗因を理解した上で次に進みましょう。これをやらないと同じような事が一生起き続けるでしょう。
それでは恒例のレース回顧をやっていきましょう。
レース回顧がなぜ必要か。
良く勝負事には『強い奴が勝つ』『勝った奴が強い』とか勝ちに関する考え方がありますよね。
競馬においては『力を出しきれた奴が勝つ』や『力を出し切った上で恩恵を手にした奴が勝つ』というのがしっくりくるのかもしれません。要は今日は今日。明日は明日。という事です。前走負けたエフフォーリアをもう二度と買わない。とはなりません。それこそ今日は今日。明日は明日。ではないでしょうか。それをどこまでの馬にその考えを適用し、その理由を探せるかというのが勝ちには必要不可欠だと思いませんか。それの重要な基礎がレース回顧です。
必要なところはメモして、JRA-VANにもMY注目馬とかでコメント入れれますからそういうのを活用していくのはアリだと思いますよ。実際にメモして次走出走の際に狙って当てて報告くれる猛者もたくさんいますからね。最終的に馬券を当てる為には、コツコツ努力する事。努力なく他力本願100%で幸せは手に入らない。幸せは自分で掴むものです。
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⚪️=オールカマー(G2)
レースは思うようにペースが上がらず、逃げたバビットの1000m通過タイムですら1:01:1と明らかスローペース。Cコース替わりでイン復活していた事や有力各馬休み明けでパッとしない状況なども重なり、『インを通ってインから差してきた』馬による極端な立ち回り戦となった。外を回した組は軒並み不発。
1着=ジェラルディーナ
予想記事でも触れたがここまで福永祐一騎手と、とても手が合っているとは思えない状況で、勝利要因は横山武史騎手替わりというのが半分。もう半分は2番枠。枠と騎手がバチンとハマった1戦で、逆にこれ以上があるかというと半信半疑ではあるが、気性的にも良い時に手がつけられない系な気もするので一応G1の舞台でも条件次第で侮る事は無い様にしたい。
2着=ロバートソンキー
スタート後に躓いたが、今回のスローの流れと最内枠ではむしろそれがプラスに働いた。慌てずジワジワ押し上げ、構えてラストは内を突いて伸びてきた。鞍上が勝負に勝った1戦。完璧なリカバリーと完璧な騎乗で鞍上の勝ち。差し馬ながら不発少ない器用系。
3着=ウインキートス
内枠からスローの立ち回り戦をしぶとく伸び粘る。こんな競馬は最上級に得意展開なのでやれることはやった。休み明け、展開向いたとはいえ、まだまだ能力落ちは感じず、引き続き重賞でもやれる。ただG1となると力不足なので持ち場はG2まで。
4着=バビット
スンナリ先手からスローに落としてやれることはやった。休み明け、この相手に4着というと復活した感があるがそんな事はないので次走以降人気していくなら注意。
5着=テーオーロイヤル
休み明け・距離不足分の敗戦もなんやかんや5着にまとめてきたので良いステップレースだったという印象。ここ叩いて次走距離延長ならかなり盤石気味。能力は足りるので秋G1の舞台でも基本的にはどこでもそれなりにやれる。
6着=デアリングタクト
外を回すしか無いいつもの競馬。人気してしまうのでどうしてもそういう安全策をとりがちになるのも人気馬の宿命ではあるが……結論いうと全く問題なく、気にすることは何もない。スローイン先行有利の極端な立ち回り戦を外から差してきたのは仕方ない事。あっさりしてると思われるでしょうが、競馬の着順ってそれくらい簡単な要因で名馬も負けるもの。それは何度も何度も言ってきたが、今回がまさにそれ。
7着=ヴェルトライゼンデ
休み明け、後方追走から外回すという内枠をまるで生かせない競馬で撃沈。比較的デアリングタクトに近い評価だが、こちらの馬の方が多少ストライクゾーンは狭い。有馬記念がベスト舞台で、長距離路線中心に使っていくのがベスト。能力はG1級でまだまだ伸び代もあるので。ただへこたれないパワーがあるので戸崎騎手だと少しソフトすぎる。外国人ジョッキー向きだが、日本人ジョッキーなら川田将雅、横山武史騎手あたりとよく合いそう。
〜まとめ〜
今回は馬場状態と枠で決まった極端な例で着順通りの力関係では無く、敗戦馬の評価を落とす必要は全くない。むしろこれで次走以降人気が無くなるのなら好都合と言ったところ。
大事なので改めて。
デアリングタクトとヴェルトライゼンデの敗因は外から差そうとしたが馬場が向かなかったからです。
あっさりしすぎて信じられないでしょうが、それが競馬です。そんな馬場が合わないくらいで簡単に名馬が負けてしまうのが競馬です。
極端な例とは言え、コース替わりやトラックバイアスが顕著に出ている中山はこういう事は起きがちなのでこのパターンがある。というのはしっかり各自引き出しにしまっておいてほしい。
なので馬場×展開が現代競馬の最重要ファクターである。ということです。(当てて言いたかった…)
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⚪️=菊花賞トライアル神戸新聞杯(G2)
17頭も揃う1戦ではあったが、メンバーレベルは数段セントライト記念の方が上だったかな。
1番人気パラレルヴィジョンの時点でこのレースのレベルが知れたとも言える。
最内枠リカンカブールのスムーズな逃げで刻まれた淡々と流れるペース。結果6着に粘った様にスムーズな先行隊列による内枠優勢の展開。
1着=ジャスティンパレス(菊花賞好走級)
鮫島騎手乗り替わり効果絶大の好騎乗。立ち回り上手く馬群も苦にしないのでこういう日本的な騎乗と位置取りで戦略的に競馬するのが良く合う。直線楽に抜け出し圧勝の内容で、今回は上手く行きすぎた感もあったとはいえ、距離延長も問題無さそうで本番でも怖いと思えた。このコンビが継続ならの話で、M・デムーロ騎手とは合わない。
2着=ヤマニンゼスト(菊花賞厳しい)
武豊騎手がイン、ラチにこだわりインから抜けてきた。枠と位置取りが完璧にハマった一撃。
3着=ボルドグフーシュ(菊花賞掲示板級)
どうしても器用さに欠ける分現状だと外を回して終いに欠けるしか無くなるので他力本願流れ待ちの状況、今回は最内枠で上手く追走できた分の馬場恩恵で食い込んだ。距離延長は問題ないので流れが向けばという所。
4着=ジュンブロッサム
距離不安を払拭。若干距離が長いが2000mまでは充分戦えると分かったのは収穫。ベストは1800mか。
5着=ヴェローナシチー(菊花賞好走級)
良く伸び捌いてきたが届かず。毎度毎度堅実に走れるし距離延長は歓迎なので完成度の高さを活かして本番となればかなり怖い存在に。
6着=リカンカブール
やれることはやった。立ち回り◎
7着=パラレルヴィジョン
C・ルメール×無敗×ノーザン馬の時点で過剰も過剰人気。この馬が1番人気になった時点でこのレースのレベルが知れてしまった。無敗の2戦も内容は無く、外差し有利を外から差した2戦で完全なる過剰人気。
センス、器用さにも欠ける。
8着=プラダリア
外枠が厳しかったにしろ内容がお粗末すぎた。ここまで内枠で上手く運べていた証拠で完全な立ち回り型。
10着=アスクワイルドモア
内容微妙も明らかな菊花賞向きの馬。叩いた本番行ければ一応侮れない。
〜まとめ〜
ジャスティンパレス
ヴェローナシチーの二頭が本番好走級。
ボルドグフーシュ・アスクワイルドモアは抑えるには値する馬。
その他は厳しい印象。セントライト記念組の方が現状有力。
菊花賞9/25(日)現在の番付表
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⚪️=その他素質馬・次走買い時馬
【新馬評価】
S…クラシック狙える・怪物級‼︎
A…重賞通用・将来に期待
B…水準以上は見込める。成長次第で楽しみ
C…今後それなりに走りそう
D…可もなく不可もなく
E…水準以下・条件ハマった恩恵勝ち
F…馬場・展開・相手関係超どハマり再現望めず
【次走狙い馬・昇級通用馬について】
A…昇級しても主役級・勝ち負け・即勝ち上がり
B…昇級しても馬券内〜掲示板なら狙える
C…昇級したら条件が色々ハマればそこそこ
D…昇級は厳しいがクラス慣れしてければ
E…昇級しても当分は厳しい・力足りず
【A〜B・次走狙い馬・昇級通用馬】
【D〜E・次走軽視・様子見・昇級微妙馬】
中山芝→◎イン×外差し
中山ダート⇨◎スピード×スタミナ
中京芝⇨◎内枠 ◎好位差し
×外枠 ×外差し ×イン逃げ
中京ダート⇨◎外枠 ◎外先行
×内枠 ×イン逃げ
🔵=土曜日・中山競馬
1Rスズカコーズ(C)
2Rディナトセレーネ(C+)
新馬3Rトレド(D)
ヘニーヒューズ産駒らしく時計勝負の湿った馬場で逃げ切る。楽な競馬だった。
4Rミッキーハーモニー(B)
久々の分、力んだが好立ち回りからしっかり追われて伸びて完勝。枠は向いたがそれ以上に強い内容で昇級した方が走りやすくなるはず。荒れ馬場に強いというよりパワーあり急坂や上がりかかる舞台なら昇級しても通用する。
新馬5Rコウセイマリア(D)
他馬も伸びあぐねる厳しい馬場を苦にせず伸びてきた事は評価だが、上積み鍵。色々上手く行きすぎた。
6Rヒットザシーン(D)
7Rプリチートヤーン(D)
8Rジェミニキング(B)
使いながら徐々に成長。ブリンカー着用で安定。スタミナ型で中山障害合う。機動力、スピード問われると微妙だが、豊富なスタミナあり。上でも戦える。
9Rウメムスビ(D)好位立ち回り・馬場恩恵大
10Rウォルフズハウル(C)条件ややあるが
急坂・上がりの掛かる持久力戦なら2200mでも走れるが本質は更に伸びた方がいい距離歓迎の無尽蔵のスタミナ型。次走以降荒れ馬場や開催後半の2200m以上の急坂戦、田辺騎手なら次走も即通用。
11Rハコダテブショウ(C〜B)
全5勝のうち4勝を中山1200mで挙げていずれも逃げる形。これで逃げた中山1200m戦は(4.0.0.0)積極策ある石川騎手◎ この形なら上でもやれる。があくまでこの形のみ。中山1200m以外や逃げれない競馬、番手であろうがその場合は簡単に負ける。
12Rタヒチアンダンス(C)
🔵=土曜日・中京競馬
1Rフルヴェンテ(D)
2Rロードフォンス(D)
3Rエゾダイモン(D)武豊騎手が完璧に乗った
新馬4Rセラドナイト(C)
メンデルスゾーン産駒…全く分からないが、かなり器用な印象で地味だがレースセンス高く安定が望めそう。外からジワジワ進出してスッと抜け出す。スキル系の騎手と合いそう。C・ルメール、武豊、福永祐一騎手など。
新馬5Rオオバンブルマイ(D)
イン追走〜イン突いたように今の馬場だからこそ勝てた1戦。狭いところ走れるのは強みだが…。
6Rプリモスペランツァ(B)
角田騎手が手の内に入れており、脚の使い所を把握しているからこそ得た勝利。このコンビならまだまだ戦える。差しが届くダート限定だが。
7Rルージュスティリア(A)
完璧に運んだピンクマクフィー坂井瑠星をわずか差し切る。着差こそないが、休み明け、前半ガツンと掛かるなど考えると良く伸びた。引き続きマイル路線なら昇級しても即通用する。そして坂は無い方が良く、東京向きの馬。東京マイル〜1400mなら即通用。
8Rサンライズアムール(A)
ダート替わりで連戦連勝。流れ向かない中で差し込んできた様に着差以上の快勝でまだまだ上でもやれる。馬群OKで内枠向き。昇級即通用。
テイエムフェロー(A)
鮫島良太⇨和田竜二でもはや現級順番待ち。1000mも走れるがやはり1200mの内枠ベストで、次走同条件なら期待大。
9Rファントムシーフ(A)
新馬戦のマイルでは可もなく不可もなくだったが、距離伸ばしてかなり良さが出た。今後も中長距離路線で問題ない。好スタートからイン追走、4角からアウトで脚伸ばす綺麗な競馬。余力あり上目指せる。次走ホープフルSだが、内枠なら有力レベル。
10Rタガノフィナーレ(D)
行く馬が他にいないので楽に先手からスローに持ち込んで楽々逃げ切り。馬場、先行隊列etc…全てがハマった。再現性低い。
11Rショウナンバニラ(C)内枠から立ち回り戦制す
12Rキュールエフウジン(B)
距離延長・外枠と揃い快勝。外からジワジワ脚を使うのが合っているので今後も外枠・1800m以上ならば昇級しても好勝負に持ち込める。
🔴=日曜日・中山競馬
1Rピッチパーフェクト(C)出遅れ・鞍上マクリ
2Rクリノゴッホ(D)鞍上得意パターン
3Rマイネルカンパーナ(C)丹内騎手3連勝
新馬4Rトモジャシーマ(C+)
先行抜け出し、長くいい脚使う。外からジワっと先行してポジション確保した横山典騎手の好騎乗。センス高そうでもう少し上でもやれるかも。
新馬5Rスマラグドス(B)
外先行から楽に抜け出し。ラストもしっかり伸びる。まだまだ使っていっての血統ですし長い目で。順調に成長すればそこそこやれそうだが。
6Rパウオレ(B)
1200mに変わって追走楽に。楽々逃げ切り勝利。今後もこの形なら上でも通用する。現状立ち回り活かせる1200mがベスト。スピードある。逃げなくてもいい分自在性もあり崩れにくい。
7Rディープリッチ(C)道悪最強
8Rスピードソルジャー(D)
9Rトーセンヴァンノ(D)
10Rキタノリューオー(D)
11Rテーオーロイヤル(距離延長で鉄板馬)
12Rヤマトコウセイ(C)
🔴=日曜日・中京競馬
1Rロードアクア(D)
2Rメイクザビート(B)
更なる距離延長で良くなりそう。パワーあり長く良い脚使う。和田竜二騎手◎1800m以上の広いコースなら上でも通用可能。
3Rモズライフセーバー(D)
新馬4Rルクルス(B)
まだまだ幼いがスピード値高い。反応鋭く決め手問われる舞台向き。まだまだ余力あり好位抜け出し完勝。緩急つけられるレースセンスあり。武豊◎
新馬5Rバロッサヴァレー(C)
色々気性的な課題がつきまといそうなタイプ。今回スローで徐々に好位から脚を広々使える展開向いた。潜在能力はそれなりにはありそうだが…
6Rワンダーキサラ(D
7Rクロニクル(S)💮💮
持ったまま楽々加速し余力たっぷりの勝ちっぷり。まだまだダートでは底見せない。昇級しても即通用。まだ上目指せる。
8Rヴェールランス(C)
9Rマッドクール(A)💮💮
デビューから一度も崩れていない様な安定感もさることながら1200m短縮で良さ出た。まだまだ伸び代ありまだまだ上目指せる器。立ち回り・パワーもあるようなレースセンスの塊。
10Rファシネートゼット(D)
11Rリカンカブール(自己条件の内枠◎)
12Rフルム(C)
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最後に先週の結果。
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⬛️発行者:ファンファーレ・パパ
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