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22.1.5中山金杯・京都金杯【重賞回顧】


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先週末も皆様お疲れ様でした。

ファンファーレのレース回顧は【レースを振り返る】解説の様なものではなく、次走狙うタイミングや狙えない条件の把握、各馬の評価の修正を行う事を目的にしているので非常に単純明快です。

【この馬は◯◯の条件に出てきたら狙いたい】
というメモをしておく。

逆もまた然りである。

【馬名・今回展開がハマっただけ次走注意。】
などメモをしておく。

これは1年もそのメモが溜まれば自分だけの
【㊙️情報】になる。これは競馬新聞には載らない情報の為、オッズには反映されていない。
それが【穴を狙う】という事。

今週もキッチリ回顧して次週に繋げていこう。

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⚪️=中山11R第71回中山金杯(GⅢ)
(4歳上オープン・発走15:35〜・芝2000m)
※馬名下の短評は有料記事・全頭個別考察コメント


想定⇨内有利の立ち回り戦
結果⇨内不利の持久戦

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3コーナーあたりで動いたジェットモーション・田辺裕信騎手の影響で流れが大きく変わり、一転して内枠は不利に働き、外を回し流れに乗った差し馬が台頭した。


1着・🔵4枠⑧レッドガラン

【好材料】特になし 
【不安材料】好材料が特に無いという訳ではなく常にパンチに欠けるがそこそこいつも走るタイプという弱好材料程度で、オープン特別ならそれでも通用するが重賞だと力不足。そしてベストは1800mで適正範囲は1600m〜1800mで2000mだと1F長い。もっと言えばコーナー4つの2000mは微妙でワンターンの1800mがベスト。

⇨過小評価しすぎたのかも知れませんが、ワンターンの1800mがベストという見解は今も変わらないので、その点はしっかり今後も認識しておいてください。馬場自体は内有利には間違いありませんでしたが、ジェットモーション・田辺裕信がマクリ気味に動いた事で、立ち回り戦⇨持久戦へ移行し、内が不利になり外からの流れが有利になったという恩恵もありきで一概に地力で勝ち切ったというには少し恵まれた印象。次走ワンターンの1800m以外で、人気になる様なら軽視してみても良いかもしれない。

2着・🟣8枠⑯スカーフェイス

【好材料】
阪神コースでの適性が異常に高く。内回りをこなせるので恐らく初中山といえどここは合うはずで前走上位勢に食い込む走りは好内容。ジワジワ力つけてきた。器用に馬群を捌くタイプではないので外枠はあまり苦にならないのでは?
【不安材料】
これまでの好走は11.11.7頭立てと少頭数。対する14.16頭立てでは惨敗。過去振り返ってみても少頭数だから伸びてきたと言わざるを得ない内容が多いのが気掛かり。今の中山で後方追い込み大外一気は通用しづらいのも痛い。ジワジワ力つけてきたが今の馬場に合わないかもしれない…溜めれば脚は伸びるしもう少し上がり掛かるタフな馬場向きかもしれない。

⇨ここは良くも悪くも考察通りでした。
内有利想定で臨んだ以上、外差し馬を軽視した。
考察通り外枠を苦にする事なく、今の充実ぶりを示す内容で、不安材料だった上がりかかるタフな展開向きが今回問われた1戦だった。引き続き狙い方としては①差しが決まる馬場や展開②持久戦で狙っていく。スケール的にはG3〜オープン特別レベルだが、今の充実ぶりが続く様なら恩恵次第でG2クラスでも。ただG1でどうこうというレベルではない。


3着・⚫️2枠④ヒートオンビート

【好材料】
使われて徐々に地力強化は感じる。追われれば追われただけ伸びてくるタイプ。
【不安材料】
今回結構不安材料の方が多くてまずは、流石に横山武といえど、この馬に関しては川田騎手の方が確実に合っていて、元々デビューからズブいというか反応の悪さを見せていて、川田騎手の当たりの強さは合うし、テン乗りタイプではない。そして持ち味は長く脚を使える所で、直線の長いコース向き。距離も長ければ長い方が合うはずなので、横山武史騎手なら2400m
以上は欲しいところ。川田騎手だから2000mで伸びてくると感じる。前半もう少しゆったり入れるコースの方が合いそう。能力は高いが…クリンチャー×武豊みたいな事になりそうなイメージ。直線向くまでほ運び方はさすが横山武史騎手、完璧だ!と思った所からそれほど伸びてこなかった…みたいな。追えば伸びてくるだろうが、不発の恐れもあるし、他に買いたい馬がいるならそちらを優先したいと思う様な感じ。

⇨終始内で立ち回った時点で流れは向かず、大敗しててもおかしくない様な展開だったにも関わらず、横山武史騎手の危機回避能力というか野生の勘で直線向いた時には馬場の外へ持ち出して脚を伸ばした。流石と言える騎乗だった。とはいえ川田騎手に比べてやはり伸びは鈍いかった。追って伸びるタイプながらあまり伸びなかった。今後の狙い方としては川田騎手なら2000m前後で狙えるし、他の騎手なら2400mくらいないといつものパフォーマンスは発揮できないかもしれない。やはりベストは川田騎手。

4着・⚪️1枠②タガノディアマンテ

【好材料】
ここの所順調に使えていないが、元々休み明けは苦にするタイプではなく、大舞台でもそれなりに走れていた馬。皐月賞、菊花賞でも見せ場があったし、長くいい脚が使えるのが強み、使われてない分まだ成長余地は残していそうで、皐月賞、セントライト記念とまずまずの走りをした舞台。津村騎手とも悪くないコンビなのでポテンシャルを考えれば通用しても良さそう。
【不安材料】
前走ガッツリ掛かってるのでやはり折り合い面が課題。そしていい脚を使えるが切れないので、あまりにも後方からになると結構キツイ。上手く持ち味引き出した2走前。後方からだとしんどいので上手く折り合い付き、積極的に運べれば見せ場はありそうだが。

⇨考察通り地力はあるし、前が止まった恩恵もあった。やや距離不足の分、上がりかかる持久戦になった時点で恩恵頼み。だが唯一内の馬群を抜け出してきたあたり次走期待が持てる。叩き2戦目の次走は狙い目。次走狙い方は①距離延長②津村騎手なら楽しみがある。ダイアモンドSに出てくればそれなりに有力。

5着・🔵4枠⑦トーセンスーリヤ

【好材料】
GⅢのココは持ち場のクラス。充分地力も通用するクラスだし、合わなかった東京を考えると中山コースは問題ない。とにかく器用に走れるタイプなのでコース問わず、展開もリカバリーできる能力あり。元々小回りコースで器用さ活きる舞台向なので、手の内に入れている横山和騎手継続ならばそれなりに走れるはずだが。6走前の中山記念では一度は先頭に立つなど見せ場はあったが、半年の休み明けがたたっただけで好立ち回りを見せた。中山コースは過去にも好走実績がある様に不得意という事はない。
【不安材料】
好材料にこう、ガツンとくるものがないというか。
悪くないんだけど…って言う。消す材料も特にないが上位で買いたいかと言われれば、それをするための裏付け理由が取る事も出来ず…。
中山コースも合うがやはりベストは平坦ローカルで器用さをトコトン問われる舞台なんだろうなぁ…。主要コースで…というタイプでは無い。ガツンとくるものがないので。


⇨やはり持ち前の器用さでこなしてきましたね。
流石の器用さです。基本的にはどこに出てきてもG3の中距離なら主役。次走中山記念で同じく惜敗をして、新潟大賞典で最有力が濃厚。


その他で気になる馬

オウケンムーン
オウケンブルースリ産駒らしく急坂はテンでダメ。
ただ東京・新潟の左回りに入れば伸びが違うのでこの先オープン特別〜G2まででその舞台ならばどこかで巻き返しがあるので軽視しないほうがいい。
恐らく人気はとことんないはずなので狙い目。
東京2000〜2400mで内枠に入ったら必ず買う様に。


ロザムール
このタイプは大敗と好走を繰り返すので悲観する事はない。条件合えば走るので、単騎逃げで走れる1800〜2000mなら狙えるので評価を落とさない様に。


◎本命ヴィクティファルス
もう少し強気に乗って良いはずだが…もしかしたら中山で重賞勝ってるが、東京の方が合うのかもしれない。ただ地力はあるし、晩成型なのでまだまだ成長余地あり軽視せずに上手く付き合っていく。

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⚪️=🟢中京11R第60回京都金杯( GⅢ)
(4歳上オープン・発走15:45〜・芝1600m)
※馬名下の短評は有料記事・全頭個別考察コメント


想定⇨タフなマイル戦のイメージ。1600〜1800mを守備範囲とするタイプではなく1200〜1600m適正のタフ〜平均型タイプから狙っていきたい。

結果⇨真逆の結果。中距離勢独占のスタミナ問われるマイル戦になった。いきなりサトノフェイバー・古川吉洋がバスラットレオンに突っ掛かって行った事が全ての要因。バスラットレオンの単騎逃げならば後続はスローで流れた可能性高い。昨年のヴィクトリアマイルでも、グランアレグリア・ランブリングアレー、マジックキャッスル・ディアンドル・シゲルピンクダイヤの中距離方が1〜5着独占し1200〜1400mを主戦とするレシステンシア・ダノンファンタジー・サウンドキアラ・テルツェットらが大敗した様にマイル戦は1200〜1400組orザ・マイラーor1800〜2000組の誰かに集中する事が多いので予想の際にはそれらを理解しておく事。


1着・🔵4枠⑦ザダル


前走回顧⇨マイルは厳しい。
【好材料】なし
【不安材料】
最低でも1800m。ベストは2000m。マイル戦では流石に厳しい。上がり掛かればいいが開幕したての馬場だと更に。重賞勝ちできる実力はあるので、ここで負けて距離延長の時に是非狙いたい。

⇨考察通り【重賞勝ちできる実力はある】は正しかった。そしてベストは1800〜2000mである評価も変わらない。これでマイル戦で走れる!という認識をすると痛い目に合うのであくまで持久力問われるマイル戦でという事。前半やはり追走苦労したので1800mが良さそう。次走マイル戦なら少し疑問を持って向き合う。距離延長ならG2〜G3なら今後も有力。


2着・🟢6枠⑪ダイワキャグニー

【好材料】
前走は度外視、2走前はややペースは乱されたが能力健在をアピール。安田記念では内不利でノーカン、
マイラーズCはしぶとさ見せるなど、まだまだ年齢よりも動けてきて能力は健在。
【不安材料】
今回は同型が多く斤量も、背負う。少なからず東京巧者でここがベストという事はない。すんなり先行できなそうな枠も含めて今回は色々と厳しい。
・まだまだ能力あり、ここでも通用するとは思うが。
ワンパンチ欠ける印象


⇨ここは少し盲点というか、私の未熟であった所。
幸騎手が騎乗する場合のマイル戦は非常に合う。
年齢感じさせずまだまだ健在。金鯱賞あたりが合いそうだがここで危ないのは幸騎手が乗るなら東京新聞杯で他の騎手が乗るなら金鯱賞2000mと言った所狙い目。

3着・🟡5枠⑩カイザーミノル

【好材料】
前走2000mは流石に長かった。マイルへの距離短縮は大歓迎。毎日王冠でもG1馬達にヒケを取らない最高の騎乗を見せるなど横山典弘騎手は最高に合う。
ここにきて確実に力をつけてきていて、馬群問題ないセンスあるロードカナロア産駒。順当なら。
【不安材料】無し
・明らかにここ舞台ベスト。重賞戦線では既に勝ち負けの実績も含めて巻き返しがある。


⇨横山典弘騎手曰く、返し馬〜実践全てで今までもデキが違う。良くなかったとの事。いきなりの距離短縮や休み明けなど色々理由があるとは思うが、その中で3着にまとめてきたのはやはり地力の高さあってこそ。次走評価をさらに上げてマイル戦で狙う。
東京新聞杯に出てきてくれれば最有力。
基本的に典さんの進言やコメントは信頼して良い。(できない騎手も多い)

4着・⚫️2枠④ダイアトニック

【好材料】
ここ数戦の敗戦を、紐解くとまずは前走は骨折休み明けでノーカン、2走前は完全に脚を余しノーカン、3走前は1〜5着までが14.12.15.13.16番と完全なる外枠展開。そのレースの最内枠になりここもノーカン。そうなれば4走前の函館SSの圧勝、そして3着入線の高松宮記念。降着にはなったが阪急杯。そして昨年の2020年京都金杯2着の実績。コースは違うが中京コースはG1で走った舞台。平坦コース向きだがラスト200mの平坦分があり中京コースは向く。
斤量は背負うが内枠で持ち味生きる岩田康誠騎手は昨年の勝利ジョッキー。本来の地力は上。この人気なら狙う価値あるだろう。
【不安材料】
2年前は1400〜1600mをそもそも使ってきたが、ここ一年は1200mしか使われていない事がどう出るか。昨年はほとんどノーカンレース。そして骨折と色々あったが久々にまともに走れそうなここは狙う価値あり。


⇨惜しかった!あと少しで的中🎯でしたね!
内枠でロスなく走り、コーナーも◎最小限のロスで完璧に立ち回ったが伸びきれなかったのはやはり距離。東京や小回りコースならマイルも持つし、1200〜1400mなら今後も狙える。岩田騎手は…微妙?かもしれない。もう少しあたりの柔らかいソフトな騎手の方が伸びるかもしれない。次走阪急杯〜高松宮記念のラインでそれなりに有力だろう。

5着・🟡5枠⑨クリノプレミアム

前走回顧⇨展開も合わなかったがシンプルに力負け。
【好材料】なし
【不安材料】
広いワンターンコースより小回りコースでこその馬で、そもそも地力が足りない。軽ハンデしか良き点がない。まだまだ地力足りず

⇨軽ハンデ生かす。控える事で良さが出た。
この先どうのこうこっていう次元ではない。良くて牝馬限定G3で条件ハマって勝負圏内がいい所。


その他で気になる馬

エアロロノア
やや早仕掛け。脚は長く使えないのでグッと溜められる騎手か小回りコース向き。能力はそれなりにあるが今回は過剰人気でもあった。重賞でも通用するレベルにはあるのは間違いない。岩田望来騎手も勝ちに行きすぎた騎乗だった。


バスラットレオン
地力あるし復調気配はある。今回はサトノフェイバーに絡まれたのもあったので評価を落とさずに付き合って行くべき。

◎ヴィジュネル
持久力問われるマイル戦では厳しかったが、引き続き1400〜1600mなら狙える。重賞でも通用する器なので、戸崎騎手乗り替わりが来たらチャンス到来。
買い時である事はメモしておく。

ルークズネスト
気性難を抱える本馬にとってマイル戦は厳しく、それを制御できるレベルにない泉谷楓真騎手。
この馬の力はG1も取れる。阪急杯でそれなりに走り、高松宮記念での距離短縮で爆発。一気にスターダムへ駆け上がってもおかしくない。高松宮記念に出てきたら是非とも買いたいと思う。


⚪️=平場レースの次走狙い馬

中山10RジュニアC(L)
インダストリア…距離は2000mくらいまで走れそうなタイプで坂を登り切ってからの脚も含めて平坦向き。東京コース◎ NHKマイルカップでという事だが現時点ではまだ微妙な気はするが、まだまだ余力あり伸びしろ、改善すべき点もあり今後に期待。
戸崎騎手&東京コースの中〜外枠ならそれなりに有力か。


中京10R万葉S
レクセランス…重賞にきてもやれる器まで成長。気性面からも小頭数より多頭数馬群で活きるタイプ。
ジワジワ長く脚を使えるので安定して今後も結果を出せそう。上手くいけば天皇賞・春でダークホースになり得る。

マンオブスピリット…去勢後の成長が目まぐるしく、近いうちに長丁場で一発ある。武豊騎手◎


マカオンドール…追われてからの反応が違った。
中京コースが合うせいもあり、今後人気を集めると思うが過剰人気になるほどの信頼はないのでは。
最内を突けたのも少頭数あってこそ。あまり深追いしたくはないタイプ。

本日はここまで。
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◼️発行者 ファンファーレ向井パパ
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