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◆→23.02./11.12重賞回顧+次走注目馬発掘京都記念&共同通信杯&クイーンC

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◆→23.02./11.12重賞回顧+次走注目馬発掘
京都記念&共同通信杯&クイーンC
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皆さんこんばんわ。
先週もお疲れ様でした。爆発配当にはならずもクイーンカップは◎モリアーナで的中。そして日曜日ら得意の小倉1200mでキッチリ当てられたものの、京都記念◎エフフォーリアは心房細動で競争中止。大事に至らなくて何よりですが、馬券はもちろんハズレ。共同通信杯はレイべリングとファントムシーム、ダノンザタイガーで本命を悩んで悩んで、色々ありながら最終的に悩み切って◎レイべリングにしたところが3択で外したお恥ずかしい結果。記事にも書いたように『馬券内が1番高いのはダノンザタイガーだが、一発秘めるならレイべリング』。もはや見方によってはこの発言は的中していたとも言えますね(笑)一発狙った結果ですから後悔はありません。さていよいよ今週は2023年初G1フェブラリーS。しっかり回顧して今週の大一番へ繋げていきたいなと思います。

本日も先週のおさらいをしっかり行い、来週以降に『馬券』に繋げて行けるようにしていきたいと思います。予習としてレース2〜3日前、早い形で週初めにはすでに調べたり、狙い方を決めたりとしている方は多くいらっしゃるかもしれません。ですが案外軽視されてしまうのがこの『復習』という作業。終わった事をちまちま振り返るのは大変な事かもしれませんが、今の馬場状態の把握を初め、正しい馬の能力把握、次走への狙い方を決められる重要な作業です。

それでは重賞回顧&次走期待馬へ参りましょう‼︎

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◆◆==京都記念・芝2200m
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レース概要
アフリカンゴールドが出負けする中、絶好のスタートを決めたユニコーンライオンがすんなりハナヘ。淀みなく流れ内回りらしいコンパクトな立ち回り戦。インで溜めた組、インで好位追走した組が優勢の馬場傾向通りの決着。そんな馬場、隊列傾向を無視して外から地力で伸びてきたのが昨年のダービー馬ドウデュース。2着を大きく突き放し地力の違いが際立った一戦となった。

1着=ドウデュース
外枠から外を回して完膚なきまでに2着以下をねじ伏せた。馬場傾向、隊列、流れをおおよそ無視して地力だけで勝ち切る横綱相撲。年明け古馬初戦を最高のスタートで迎えた。血統的にも今年本格化の予感。全てが杞憂に終わる完勝。相変わらず器用で、武豊騎手が手の内に入れている点も合わせて今年の活躍も期待。課題の内回りをこなしたことも収穫。インパクトに欠けて強くなさそうで人気になりづらいがキッチリ結果を出すので馬券的には嬉しい馬。とにかく力が違った。こんな強かったっけ?

2着=マテンロウレオ
横山典さんに手が戻ったのが何よりのプラス。最内枠も良かった。あまり惜しくない2着なので勝ち馬との差は際立ってしまったが、むしろ現状の力を知る上ではG1だとやや足りないことも知れたのは良かった。あと少しの成長でG1も見えた。横山典さん継続ありき。スタミナ豊富で距離はまだ伸びても問題ないが内枠馬群で溜めることは必須。

3着=プラダリア
まだまだ成長途上のこれからの馬。順調に成長しており、基本的に切れる脚がないが中距離ならばバテない強みでゴールまで伸び続けられる長所。立ち回りも上手いタイプで、叩き合いより持久戦。決め手比べより立ち回り戦。自在性の高さが特徴。内枠向きの馬で外枠で最低限まとめられたので、内枠で再度。

4着=キングオブドラゴン
相変わらず2200mでは崩れない。徐々に力つけてきた。

5着=キラーアビリティ
2走前に最高の条件で上手く乗られすぎたツケ。基本的に距離は短い方がいいので短縮で見直し。

6着=ウインマイティー
最後まで良く伸びてるが、道中の収め位置で後手を踏んだ分の敗戦。ノーカンでいい。内枠を活かせずロスのある窮屈な競馬。内枠、馬群で運べれば違った。

競争中止=エフフォーリア
引退となってしまいました。まずは感動をありがとう。そしてお疲れ様でした。僕は実は長い事競馬をやっていますが、いわゆる『ファン』と言える馬は3頭しかいません。好きな馬はたくさんいますが、馬券抜きにして好きと言える馬はディープインパクト・オルフェーヴル・エフフォーリアの3頭だけです。引退レースを見られないのは残念ですし、誰よりも復活を願っていたので、寂しい思いが今はまだ強いですし、なんかすごく悔しいです。でもまた子供達で応援できる日が来ることを楽しみにしています。お疲れ様でした。

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◆◆==共同通信杯・芝1800m
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レース概要
主張する馬が不在で前半から牽制し合うゆったりとした流れ。ファントムシーフがマイペースでハナヘ行くも隊列は変わり混戦模様に。馬場はまだ良好な状態でイン優勢、先行優勢で外差しは効きづらい流れとなった。前半からマイペース脚を溜めて好位から抜け出したファントムシーフが正攻法で駆け抜けた。

上位4頭の着順は現段階のもので簡単に入れ替わる。特に2着タッチウッドのスケールが素晴らしい。ダノンザタイガーは上積みあればダービー最有力。上位4頭が力違った。

1着=ファントムシーフ(完成度際立つ)
ホープフルSでは差し遅れた様に東京コース替わりで躍進。ルメール騎手の神騎乗も冴え渡った。スタミナ、長く使える末脚、どれも水準以上で距離は伸びても問題ない。大きなストライドから推進力ある走りでダービー向き。ただ立ち回りも上手いのでスタートさえ上手く行けば皐月賞も侮れない。完成度系の馬なので、本番で勝ち切るかは微妙だか好勝負に持ち込める。まぁ完成度で勝ち切ってしまうのが主流になり始めた昨今のクラシック事情なので…。

2着=タッチウッド(まだまだ伸びる)
致命的な出遅れも、スローの流れに救われた。一戦一勝の身ながら地力見せた。ドゥラメンテ産駒なので使いこんで良くなるはずで、本番に向けてあと一戦どこかで経験させられれば…。超大型馬なのでマイペースの維持さえしてしまえばしぶとい。ダービーよりも皐月賞向き。スケールある走りで秘める素質はナンバーワン。

3着=ダノンザタイガー(ダービー有力)
出せる場所がなくカニ歩き。勝負どころで2〜3度足踏み。本番で怖いのはこの馬。明らかに使うごとに身になっており、ダービーでは有力。この勝ち馬との差は簡単に埋まるはず。今回は展開、隊列等色々な部分でロス大の内容。差しが決まりやすい馬場になる本番のことを考えれば内容は悪くない。脚を余した。ただ川田騎手が手綱を取り続けている分の上積みが鍵になりそう…。

4着=タスティエーラ(巻き返せる)
やれることはやったが現状の力負け。気を抜かせない騎乗の方が合っているので福永騎手はイマイチだった…次走乗り替わり確実でタイプ的には日本人なら岩田康誠騎手辺りと良く手が合いそう。基本的には外国人向き。本番短期免許あればそれがベスト。巻き返せる。

5着=ウインオーディン(再現性低い)
内枠活かしてやれることはやった。健闘の部類もギャンブルハマった。

9着=レイべリング(マイル路線で)
距離は持つと思ったが前半からガツンと引っかかる。やはりマイルがベストなのかも…タイミングが悪かった。

現状はこのレースが明らかなハイレベル戦。本番もここからというのが今の見立て。

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◆◆==クイーンC・芝1600m
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レース概要
来たる本番は向けた最高のメンバー!という訳ではないが、本番でダークホースになり得る馬の選抜会の様な印象。弱いわけではなく、クラシック正攻法の素質馬というより、曲者系の馬が揃った。

馬場はフラット、ニシノカシミヤが平均ペースで逃げて直線は魂削る叩き合い。ジョッキーの差が出た一戦。

1着=ハーパー(桜花賞〜オークス)
距離短縮がどうかと思われたが、むしろ底力問われる展開で距離の融通が生きた。そんな特性に呼応するかの様に追われてしぶとく伸びた。川田将雅◎本番でもダークホースになり得る存在。秋華賞ほどの器用さはなさそうなので桜花賞〜オークス路線で。

2着=ドゥアイズ(秋華賞と内枠のオークス)
スターズオンアースから決め手を引いた様な馬で完成度高く自在性あり。鞍上の積極的な判断も良かった。こちらはむしろ桜花賞の叩き合いよりも秋華賞でしぶとさ問われる方が良い。とはいえクラシックどれに出てもそれなりに格好つける着順にまとめられるはず。騎手に応えられるタイプは崩れない。

3着=モリアーナ
馬はいいが…。前走の敗戦の記憶がそうさせた。と言わんばかりの安全騎乗がむしろ決め手を甘くさせた。勝ち切るにはチャレンジングさも必要でもっと溜めが効けば伸びは違ったはず。騎手が現状申し訳ないが脚を引っ張ってしまっている状況。溜めれば世代でもトップクラスの末脚秘める。溜め方と使い方次第で本番でも。

4着=イングランドアイズ
やれることはやったが現状だと完成度の差。経験を積んでいけば来年は活躍できる。秋華賞に間に合えばという内容。

5着=グランベルナデッド
マイルはやや短い。桜花賞出れればだがそこで大敗、フローラSで好走、オークス〜秋華賞路線で活躍というのが今の最大の青写真。

6着=ウンブライル
「道中、忙しかったです。ズブいです。ブリンカーが必要です」とC・ルメール騎手は言うが、その発言には違和感も。ステルヴィオの全妹、そして木村哲也厩舎の成長力の無さリーチある馬なのでそもそも…距離長くしていいタイプではないはず。

10着=ヴィヴァロバイト
接触でリズム崩しノーカン。巻き返せる。

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◆◆=新馬評価と次走期待馬
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【新馬評価について】
S…クラシック狙える・怪物級‼︎
A…重賞見込める・将来に期待大
B…成長次第で楽しみ。素質アリ。
C…素質はアリそうだが長い目で
D…可もなく不可もなく
E…水準以下・条件ハマった恩恵勝ち
F…馬場・展開・相手関係超どハマり再現望めず

◆新馬戦◆

🔵2/11(土)
東京2R・ジェムステート(D)
スタート地点が水の浮くぐちゃぐちゃの泥だらけで、スタート時点で既に数頭が致命的な出遅れと行き脚つかずに戦線離脱。道中も不良馬場の影響で新馬戦という経験の無さによる、レースをまともにできた馬の方がほとんどいなかった。好枠から好スタート、不良馬場でも怯まない持ち味と初戦から走れる完成度の差。普通の馬場で見てみないことには。

阪神4R・カレンハサウェイ(C+)
大外15番枠からスタートも決して速くなかったので難しい競馬になるであろう所を、岩田望騎手が流れを見てハナを奪い切る神判断。結局これができるできないが勝てるかどうかの差なんだろうなあと。前半脚を使ったがその差は縮まる事なく開くばかりの逃げで快勝。追ってから脚を使えるので逃げにこだわらない点も。血統的にもまだまだ大きくなると思いますし、水準以上の素質、センスはありそう。

🔴2/12(日)

東京4R・グローフォース(D)
先団スムーズに追走し、追われてジワジワ伸びた。差し返す根性あり、相手なりのしぶといタイプで12番人気ではあったが、今後もこういうレースはありそう。先行してしぶとさ活かせるのは強み。

阪神4R・セラフィックコール(C)
次走えげつない人気になりそうなタイプですね。キャロット馬でムルザバエフ騎手の手で圧勝。コメントでも60%くらいしか力を使っていない。もう次走の単勝1倍代は確実でしょう。とはいえダート戦における先行馬の着差など基本的には意味をなさず。追われて脚を使えていたのは良いし、能力ももちろんあると思うが、他の馬が案外だった点も大きいので。過度な人気にはご注意。

◆次走期待馬◆

🔵2/11(土)

東京9R箱根特別・芝2400m
→バラジ(長距離路線の新星)
1800m以下(0.0.1.4)2000m以上(2.3.2.0)の完全なるステイヤータイプ。両親共に短距離馬ながら、長丁場で覚醒。今の長丁場路線はやや手薄でうまくいけばそこに割って入れるかも。G3くらいなら即通用。距離は伸びても問題ない。

→2着馬キングズパレス(次走特注)
現級上位、順番待ち。叩き良化型で次走特注。

阪神9R須磨特別・芝1800m
→2着ジュンブロッサム(現級上位)
開幕馬場で最後方からよく差し込んだ。馬場のアヤ。普通の馬場なら即巻き返す。

→5着ロン(見限らず長い目で)
本来秘める素質は重賞級。即勝ち上がっても良いが復帰後なかなか力出せず。まだまだキャリアも全5戦と馬は若いので長い目で。立ち直れば。

阪神10R但馬S・芝2000m
→リューベック(立ち回り戦内枠◎・重賞は…)
3歳時の頃から『素質は相当高いが開花するのは来年以降。』と言っていた様に、ここにきて良くなってきた。立ち回り上手く好位抜け出しで速い脚を使えるので立ち回り戦なら崩れにくい。開幕馬場も合った。う内枠だと信頼アップ。まだ成長する。重賞はまだ流石に上のクラスでは難しいが、立ち回り問われるローカルG3くらいならやれても。

→ゼッフィーロ(勝ち上がり順番待ち)
もはやいつでも現級抜け出せる。控える競馬でも結果が出たのは収穫。デビューから7戦いまだに馬券外無し。センス高くコース問わない。岩田望来◎

→ノースザワールド(ノーカン)
ちょっと悠長に構えすぎた。坂井瑠星騎手乗り替わりの弊害か。立ち回り戦に持ち込めなかった時点で厳しかったが今回は色々重なっての敗戦。ノーカンでいい。

阪神11R洛陽S(L)・芝1600m
→ジャスティンスカイ(重賞通用)
元々キタサンブラック産駒らしい操縦性の高さはあったが末脚に固執する騎乗のあまり忘れていた事を福永祐一騎手が取り戻した。先団馬群の中でじっと溜めて抜け出す競馬。もうワンランク上へ行けそう。安田記念目標という事だが、流石にそれはまだ微妙かも。タイプ的にもマイルCS向きだと思うのでそこまでに順調に使われれば楽しみ。

→ココロノトウダイ(重賞通用)
大事な時期を丸山元気で台無しにしてしまっただけで、元々は中山金杯2着馬。上位騎手固定で育てれば重賞戦線に戻れる。東京は合わないので急坂コースで。ダービーCTあたりが良い。

ピースオブエイト…使うごとに悪くなってるのはなぜ。

小倉は特殊な荒れ馬場で基本的にはその恩恵による決着で、特に次走狙い馬はいませんでした。

🔴2/12(日)

東京8R・エターナルタイム(昇級通用)
大外枠からスッと3番手。逃げる馬の後ろでじっと脚を溜めて馬なりで先頭へ、ワンステッキで楽々圧勝。スタートが速く二の脚が速い。位置取り苦労せず好位から速い脚を使える。ロードカナロア産駒らしいセンスのある馬で東京ベスト。昇級即通用。

東京9R・初音S※断然イン有利の立ち回り戦
→コスタボニータ(昇級微妙)
流れ、隊列全て向く。距離延長1戦目の恩恵。

インで溜めるorインで先行する。しか好走の道はなく、敗戦差し馬はノーカンでいい。極端なスローイン有利の立ち回り戦になってしまった。

東京10R・バレンタイン※差し有利
→ハセドン(次走試金石)
距離縮めて結果出たのは収穫も、差し有利、インが止まる展開で恩恵あった。次走試金石。

→ルフトシュトローム(もう一度ダートで)
この2着に感動したの僕だけ?キンシャサノキセキ産駒らしい超早熟馬で、馬券に絡んだのは3歳のNZT以来3年ぶり。2年半ぶりに二桁着順からの脱出。失礼ながら完全に終わった馬。という認識もこのダート転向で復活の兆し。少し注意してみていたい。

阪神5R
→マンデヴィラ(昇級通用)
距離延長で追走楽になり順当に勝ち上がり。兄弟にヴェルトライゼンデ、ワールドプレミアのいる良血で父リアルスティールではなく母系が色濃く出ている印象。距離はまだまだ伸びて良いタイプ。更なる延長で見てみたい。

→ソーダズリング(現級即通用)
こちらも兄弟にソーヴァリアント、マジックキャッスル、ソーグリッダリングのいる量血。今回初戦分敗戦で一度使った効果は大きい。パワフルに伸びてきており素質的には上へ行ける馬。次走狙い目。

阪神9R・ディオ(昇級通用)
元々スプリングS(G2)5着、アーリントン(G3)5着と能力は高い馬。リオンディーズ産駒らしい遅咲きで完成まで時間要する。岩田望来騎手専属で徐々に良くなってきた。ここからさらに上昇していくはず。ソウルラッシュの半弟、リオンディーズ産駒にはテーオーロイヤル。二頭とも前半はからっきしも、スイッチ入って4連勝で重賞制覇した様な力の付け方をした様に、リオンディーズ産駒はスイッチ入る瞬間を見逃さないように。

阪神10R・茨木S
→ペルアア(昇級通用)
デビューから重賞使わず7戦でオープン入りと超エリート。唯一の馬券外は芝レースでそれを除くダート戦は(4.2.0.0.)と底を見せない。左回りの方が走りが良く昇級しても即通用。

小倉10R太宰府特別
→ヒヅルジョウ(昇級通用)
久々にベスト条件の右回り、小回り、内回りの上がりかかる馬場に当たった。パワーあり坂は苦にしない。今年は夏に一気に上のクラスはトントン上がりそう。上手く行けばサマー2000でおもしろい。

小倉11R北九州短距離S
→ヴァトレニ(重賞通用)
荒れ馬場×平坦なら重賞即通用。元々重賞3着とやれていた馬で自分の持ち場なら崩れない。今年も開催後半のサマースプリントで買える。

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⬛️発行者:ファンファーレ・パパ→うまパパ

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