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ALL TOGETHERってパケ写詐欺みたいなもんじゃね?

ALL TOGETHERきたえーる大会の全カードが発表されて数日たちますが、正直「う~ん…」って感じですが、どうでしょうか?

新日とノアの選手が大半で、大日&DDT&スターダムが2選手ずつと、5月の同大会よりも参加団体が減る始末。

前回不参加の全日は今回は出るような発表をしていたはずが結局不参加になりました。

この日は、東京女子・スターダム・ドラゲーの3団体は興行があるのでしょうがないとは思いますが、だったら無理して「ALL TOGETHER」を使わなければ良かったのにと思います。

今大会のカード発表に対し引っかかってしまうのは、「日本プロレスリング連盟発足記念でALL TOGETHERを行う」ということでしょう。

あの発表の仕方だと9団体が一堂に介するもんだと思うし、ALL TOGETHERだったらオールスター興行だと考える訳で、だからこそ、集客の悪さに対しタイチ選手が厳しい言葉を投げかけたのだと思います。

あの時のタイチ選手の発言に対して否定的でしたが、きたえーる大会のカードを見てしまうとタイチ選手の発言は正しかったんだなと思います。

「なんでもかんでも否定から入るなよ!」という人もいますが、ALL TOGETHERに対して思い入れがあるからこそ、あれこれ言いたくなるのです。

ジェイク・リー選手のポストでもあるようにALL TOGETHERで「人々に元気を届ける」ことは大切です。

ですが、同時に「プロレスで一つに」も目的だったはずで、その原則が崩れている気がします。

なんというか、「プロレスで元気になろうぜ!」というより、新日とノアが「利害関係を一致させようぜ!」と躍起になっているように見えるからしらけてしまうのです。

ALL TOGETHERだと思っていたら、新日とノアの合同興行だったらガッカリしてしまいます。

まるでAVのパッケージを見て可愛いと思って購入したら、再生してみたら別人だった感じです。いわゆるパケ写詐欺です。

プロレス団体はファンがチケットを買うのは当たり前とか、ファンは酷いことをしても付いてきてくれると勘違いしているのでしょうか。

コロナ禍のせいなのか、物価が上がったからなのかは分かりませんが、コロナ前よりチケット代は上がったので、その時以上の満足度を求めてしまうのは当たり前です。

ちなみに、きたえーるでALL TOGETHERを行うこと自体は賛成です。

プロ野球のオールスターが色んな球場でやるように、プロレスのオールスター興行もいろんな場所で行えば良いと思います。

ALL TOGETHER2大会が否定的にとらえられる理由は、日本プロレスリング連盟の発足に絡めてしまったことと、急きょ行ったことで団体の足並みをそろえられず観る側を混乱させたことでしょう。

日本プロレスリング連盟は、いわゆる背広組が同じテーブルに立つ状況を作り様々な議論を重ねることがメインで、ALL TOGETHERを行うのは本筋ではないはずです。

ですが、発足記念の興行で足並みが揃わないのであれば、GPWAと同じような感じになるんじゃないかって気がします。

連盟設立の周知よりもやっぱり無理じゃない?って印象のほうが強く残るのであれば、先行きを不安視する意見になってもしょうがないなと思います。

最後に、ALL TOGETHERきたえーる大会の観衆予想は4,500人にしましたが、もっと少ないような気がします。

土日のきたえーる2連戦の土曜日の入りが基本よろしくないし、ワクワク感が低くピンと来ないです。

ヘタしたら、2023年2月19日に行われた、新日きたえーる大会(SANADA対棚橋のIWGP・US戦がメイン)みたいに2,068人くらいかもしれませんね…

きたえーるのキャパは6,000~6,500人だと思うので、どれくらい入るか楽しみにしておきます。


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